Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

ホメオスターシス

2012-07-12 | 想い・雑感

私たちは日々体に必要なものを摂取し
不要なものを排泄して生きています
体内の物質を入れ替えながら
恒常性を維持しています

この体の恒常性をホメオスターシスといいます
ホメオ(homeo:同一の)スタシス(stasis:状態)です

医療行為というのはこの恒常性をかき乱す方向に向かうものが多いので
なるべく無理がかからないように注意して治療を進めます

これから夏本番を迎えると
脱水のことが気になります

ひとの体の6割は水分
その水分が奪われているのに
補給されないでいると
ホメオスターシスの維持が難しくなり
ひどいときには命に関わります

こまめな
水分補給が必要です

胃壁深達度

2012-07-12 | 想い・雑感

胃の壁は層構造になっている。胃癌はその一番内側の粘膜(粘膜固有層)からが発生し、次第に深くに向かっていく。胃癌が胃の壁のどの深さまで達しているか、というのが胃壁深達度。当然深くまで癌が入り込むほど、進行度は上がり、転移の可能性も高くなる。☒一番内側の粘膜固有層というところにとどまっている癌ならば、転移の可能性が極めて低い。癌の部分を取り去ればまず治ると思われるので、内視鏡下の切除で充分。☒少し深くの粘膜下層まで進展すると、特にその層に0.5mm以上入り込むと、転移を起こしている可能性が出てくる。ただその転移は胃周囲のリンパ節にとどまっている可能性が高いので、手術できちっと切除すれば根治可能。☒さらに深くに入っていくほど、肝臓その他の臓器に転移を起こしている可能性が高くなる。手術の際にわからないような小さな転移巣が、後になって再発として現れてくる可能性が出てくる。☒癌が胃の壁の外にまで顔を出せば、腹膜播種といってお腹の中にがん細胞がばら撒かれた状態になる可能性が出てくる。さらに周囲臓器にまで癌が直接食い込めば、その臓器まで一緒に切除する必要性が出てくるが、切除自体を諦めることもありうる。☒胃癌が胃壁の浅いところにとどまっているうちに、見つけてもらうのが大切。特に粘膜固有層にとどまっているような癌を見つけてもらうには、専門家に定期的に内視鏡検査をしてもらうほうが良い。

糸トンボ

2012-07-12 | 想い・雑感

トンボの名前は
オニヤンマ
シオカラトンボ
赤トンボ
しか知らず
細身のトンボは糸トンボとしか認識できない

最近黒い羽をもった糸トンボを
庭先などでよく見かける
ひらひらと飛ぶイメージで
飛行速度は遅いだろうと思っていた

ところが自転車を漕いでいるとき
その糸トンボが少しの間並んで飛んだ
おそらく時速15~20Kmは出ていた
と思うのだが
同じ速度で並んでいた

トンボにとってそれが最速なのかどうかわからないが
予想以上の速さに驚いた