Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

延命治療です

2012-07-26 | 想い・雑感
手術不能の進行がんや
再発癌に対して
抗癌剤治療を行う場合
癌を治すことを目標とできるわけではない
あくまで延命である

延命とは言え
何もしなければ数ヶ月と思われる命が
1年以上に伸びる可能性があるならば
それは意味のある延命と思う人も少なくないだろう

やっておきたいことをリストアップし
そのうちのいくつかをやり遂げるだけの時間を確保できるかもしれないのだから

逆に
もし抗癌剤治療をしないとしても
症状がつよくなるまでの少しの時間
抗がん剤の副作用に悩むことない生活をおくることができるだろう
そのほうが望ましいと思う人もいるだろう

考え方である
自分で決めるしかないのである

自分の決断

2012-07-26 | 想い・雑感
先人の言葉
というのはなかなか重みのあるものが多いし
聞くと耳に痛いようなことも一文もある

そういう言葉に沿って生きていれば
よりよい今があったのではないかと
思うようなこともしばしば
でも決断したときは
自分で決断したわけで
自分の人生 自分で責任を持つしかない

意味合いは少しずれるが
医学には膨大な積み重ねがある
そういう中から
この方にはこの方法が望ましいのではないか
ということで治療方法をお示しする

医学的に第一選択でないものをご本人が選ぶことだって当然有る
本当にそれでいいのかを再度確認した上でだが
当然その意思を尊重することになる

ただ
あとで選択を誤ったと思っても
もう振り出しに戻れないのは
普段の生活と同じ

後悔先に立たず

まあ
言われた通りの治療を選択して
思い通りの結果が得られるとも限らないので
やはり選択はむつかしいのですが

伝える?

2012-07-26 | 想い・雑感
高校生の息子さんには
きっと良くなると伝えているという

お母さんが癌であることを伝えたとき
息子さんが号泣し始めたので
末期の状態であることを
とても言うことができなかった
とお父さん

限られた命であることを
伝えるにしても 伝えないにしても
近い将来その日はやってくる

息子にとって
母親は命の根っこ
事実を前もって知っておきたいかどうか
難しいところだが

あとで
あの時知っていたら・・・
との思いが出てこないかと心配