Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

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ダンジーブログ

桂枝湯 (ごろ漢㉒)

2020-03-27 | ごろ寝漢方

 ちょっと風邪気味だなぁ、と思ったとき風にあたるとなんだか気持ちが悪いと感じたことはありませんか。そういう症状を漢方では悪風(おふう)と呼びます。体力がそれほどない方で、風邪のひきはじめのせいか、発熱、頭痛、鼻閉などがあり、汗のために少し皮膚がジトっとしているといったときには桂枝湯をつかうとされています。桂皮で体を温め、芍薬で痛みを和らげ、大棗や生姜、甘草で胃腸を整える働きがあります。傷寒論という漢方のバイブルとされる書物があります。その中で最初に出てくる処方がこの桂枝湯であるため、様々な処方の原点(衆方の祖)と言われたりします。実際桂枝湯に生薬を加えたり、含まれる生薬を別のものに替えたりしてできた処方がたくさんあります。私は桂枝湯自体より桂枝湯をベースに出来上がった処方を使用することが多いです。

 保険適応病名は、体力が衰えたときの風邪の初期、というなんとも漠然としたものになっています。

《処方語呂合わせ》桂皮(けいひ)芍薬(芍薬)大棗(たいそう)甘草(かんぞう)生姜(しょうきょう)

私自身は語呂合わせではなくこのまんま覚えていますが、一例として考えてみると

◎継嗣、借景に大層感興

 世継ぎ(継嗣:桂皮)が受継ぐ別荘を見に行くと、借景(芍薬)の具合がなんとも見事。大層(大棗)面白がり興味津々(感(甘草)興(生姜))となったそうな。

 


検査の感度

2020-03-27 | 想い・雑感

検査には感度がある

 

悪い部分があるときに

100%指摘できるような検査は感度100%という

 

しかし感度100%の検査などほとんど存在しないと思われる

 

covid19に対するPCR検査でもそうである

一説では感度70%程度とも聞く

だとすると3割の人は感染していながら検査陰性となる

 

一旦陰性になった人が再検査で陽性となった

といわれる中には感染は継続しているのだけれど単に検査上で陰性になっただけの人

つまり偽陰性だった人が含まれていると考えるのが自然

 

検査結果を聞くときは

そのあたりも含めて聞く必要がある


森友

2020-03-27 | 想い・雑感

森友学園問題にかかわる文書改竄にかかわってしまい

自殺に至ったとされる官僚の手記が話題に

 

文芸春秋に掲載されたというその内容が

オンラインで全文無料閲覧できる聞き読んでみた

 

このまま事実であるならば

手記に上がった官僚全員と

安倍総理 その妻 麻生氏などは

きちっと説明をするべきであろうと思う

 

またその内容に関して

手記の通りに当時の検察が承知していたとしたら

大問題である

 

相手の上げ足は取るのに

自身の不都合には

力尽くで蓋をしようとする政権の性格を

正すことのできぬ検察の給料はどこから出ているのか

 

コロナ騒ぎでうんざりしているところに

現政権の闇を見せられるようで全く嫌になる

 

この時期に夫人は花見をしていたって

本当ですか?

本当ならその感覚は私には理解できない