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臨終図巻4

2018年03月30日 | 

  臨終図巻4は77歳以上で死んだ人たちなのだが、もちろんこの本自体がだいたいは名の知れた人たちなのだが、有名人でこの年になるまで生きても晩年は孤独だった、とか、往生際(ってまさに文字通り!)がみっともないとか、少なくとも今は忘れ去られているこの大悪人が長生きして大往生しやがって、絶対許せん、みたいなことがほんの一言ににじみ出ていて、読んでいておかしくてしょうがない。
 4の解説は筒井康隆なのだが、これもおかしい。まるで高校生くらいが書いた読書感想文だ。
 解説に「この図巻の続編を書いてやろうという者が出現するかもしれないな。」と書いてあるが、増補版ね。それはちゃんとその人の年齢のところに入れてくれないとなあ。それはそれでおもしろいかもしれない。少なくとも山田風太郎のことは79歳のところに入れておいてくれないかなあ。