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ファインマンさんベストエッセイ

2018年10月25日 | 

「ご冗談でしょう、ファインマンさん」とかすでに出ている方を先に読んだ方が良いが、いやーおもしろい。我が意を得たりということばかりだ。人文科学に対する攻撃がおかしい。いやおかしいなんてことをいうのではなく、彼が言うように、具体的例証と共に攻撃すべきなのかもしれない。
 日本では血液型と性格なんて言う非科学ではない、はっきり反科学が蔓延している。日頃できるだけ攻撃しているのだが、どうも西欧では占星術が蔓延しているらしいのだ。それを声高に攻撃していておかしいというか、痛快だ。
「底のほうにはまだ十二分の余地がある」はまあはっきり言って与太話だ。だがなにしろノーベル賞科学者なもので、真に受けてマイクロ装置を作る者などが現れていたりするようで、すごいことだ。ここに書いてあることとは若干違うような話だがまあ似たような与太話を学生時代によくしたものだ。懐かしく思いだした。
 高名な人たちはその影響力が不当に大きい。それを自覚して、彼のように、時に政治的と思えるようなことも発言してほしいものだ。日本でも何人かは今の研究環境というか政治に文句を言っている人もいるし、はっきりこの腐った阿部自公政権に反対表明をしているノーベル賞受賞者もいるが。