
後半は週刊朝日のルワンダへの旅。結局医療ボランティアへの漠然とした疑問が書かれているのだが、内容はない。エイズのアフリカ起源説は西洋人の傲慢さの表れではないかというのはとてもおもしろかった。
「エイズ=中央アフリカ起源」説は、西欧の権威ある医学者たちによるかなり恣意的な情報操作によって「定説化」されたと言うことだ。「具合の悪いこと、わけのわからないことは未開発地域に押しつけてしまえ」そうした意識が働いた結果と考えざるを得ないのである。
というのだ。すごい話だ。「仕組まれた恐怖」講談社 と読んでみようと思う。