映画「日々是好日」を観た。大森立嗣監督 樹木希林、黒木華、多部未華子
観ている間、たのしかったのだが、どう考えるか、考え込んでいる。いや、映画を観ると言うことは評論することではないので、ただ楽しく観れば良いのだけれど。
ネットでいろいろな人のレビューを読んだりして、賛否どちらもどれもすべてほとんどまったく共感しないのだけれど、だから、レビューなんか読む必要ないのだ。
原作がお茶を習っている人のエッセイだというだ、なるほど。
茶道というものがそもそも「茶」ではなくその周辺のことなのだ。違います!茶道とはむしろ(人生の)すべてなのです!と言われるかも知れないけれど、いや、やっぱり周辺でしょう?
映像が美しい。出演者が良くって観ているだけで良い。「形が先」というのはいかにも日本的だなあ。習い事じゃないけれど、楽器を演奏して楽しみ、少しはうまくなる努力をしている身としては部分部分で共感したり、違うと思ったり。そう、チェロがきれいだった。茶道の形の美というものを否定はしないけれど、いっぽう、僕はけっしてお茶は習わない。それから、お茶をやっている人に言われた「ただかき回して飲めば良いのよ」という言葉も信じていて、たまにはお茶を楽しんでいる。日々是好日。
写真は昔ろくろ体験?みたいなことで作った茶碗。抹茶茶碗のつもりだったが(当然)縮み、飯茶碗として使っているもの。