せろふえ

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肩が上がっている

2022年11月21日 | チェロ
 通奏低音弾きの言葉では、 鈴木秀美 に印象的なことが書いてある。
 師匠の井上頼豊先生に
「 あるとき「肘は1センチたりとも高すぎてはいけない」と言われて内心驚いた。
「 たしかに「過ぎては」いけないにきまっているが、おそらく私も含めて殆どの弟子たちは「肘を高く!」と言われて育ってきたのである。」
 とある。
 もちろん僕も肘を高く!と言われ続けた。
 チェロを始めたとき買ったのはたしか1万円(!)の弓で、楽器本体は12万円だった。弓を数倍の値段のものに変えたとき、弓を変えたらいい音になるかと思ったらそうではなかった。その弓は肘が低いととんでもない音を出すのだ。先生に言われ続けたように肘を上げるとちゃんとした音が出る。(別にそんなに「良い音」ではなかったけれど。)弓のおかげでうまくなった。

 昨日のこと、肩が上がっているのに気づいた。肩が不必要に高いのはいまだに悪いくせで、だから肩がこる。きっと肩が上がっているから腕の重さがかけられず、むだに力任せに引いているのに違いない。肩が上がっているのを指摘してくれる弓はいまだに持ってない。残念だ。