せろふえ

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電気チェロを弾いてきた

2022年11月26日 | チェロ
 気になっていた電気チェロを試奏させてもらった。今となってはあまり買う気がなくなってただ弾いただけ、ひやかしそのもので、申し訳ない。

 ヤマハで出ているのは「サイレントチェロ」で、夜中でも練習できるためのものなのだろう。さすがのヤマハでチェロ弾きとして違和感がない弾きごごちですばらしい。ちゃんと外部出力はあるし、今回は在庫がなかった?のか試せなかったが、折りたたんで細くなるやつもあるらしい。ちなみに一番の安物はそれだって20万近くもするのだが、折りたためるように見えて折りたためない。そのかわり一体化していて頑丈そうだ。安物のペグはギターのような機構で、初心者にはかえって扱いやすいのではないか。

 NS Design というところのはなんとフレームがないのだ。頑丈な三脚に固定して、だから地面?に固定されている。だから固定されていなくて宙に浮いているのだ。体との接点がないと言うべきか。どうやってポジションを取るのだ?これを弾くには別な技術が必要だ。
 だから、だからばっかり書いているが、なんなら立っても弾けるだろうし、お座りでも、もしかしたら体育座りでも弾けるんじゃないか。行進はできない。
 普通のチェロ弾きは第4ポジションは楽器本体に左手がぶつかるところで取っているのではないか。この電子チェロはなにもないのだ。どうやら第4ポジションの所の親指のガイドのために突起をつけられる(ついている?店員はつけられる、と言っていた)らしく、やっぱり弾くには特別な技術が必要だ。高いところはなんの障害もないので、楽ちんでいくらでも高いところが弾けるように思うが、いや、どうなのだろう?楽器本体が胸にあたって、腕というか体全体でその高いポジションをとっているのではないか?やはり特別な技術を必要とすると思う。
 NS Design では4弦だけでなく、5弦、6弦のものまであるらしい。びっくりした。5弦は下にF線がついているのは普通で、F線をなくして、上にe線をつけることもできる、とのこと。F線やe線(スティール)が売られていると言うことにもびっくりした。
 でも結局僕にとって電気チェロはあまり役に立ちそうもない。買おうかなあとちょっと思っていたのだが、気持ちが萎えてしまった。まあいいか。