Happy-sanになろう!

Happy-sanな日々をご紹介するブログ。旅のお話もいっぱい♪

ガラスの仮面 第43巻発売!

2009年01月30日 | 映画・コンサート・演劇
ガラスの仮面 第43巻発売!




・・・やっと発売になりました
ガラスの仮面 第43巻。

うぅぅぅ何年待っただろう。。。

いつもまだかまだか、と
こっそり本屋のコミック売り場でチェックしていた。

こういう”ガラスの仮面ファン”は少なくないだろう。

ガラスの仮面のコミックを最初に手にしたのは
私が小学生の頃だから・・・

いったい、何年続いているのだろう・・・。


1巻から読みたい方はどうぞ。
ちゃんと本棚に全て揃っていますから。ふふふ。








何をかくそう、

私も姉も、演劇大好き少女だった。

姉にいたっては、日本で超難関といわれる
某演劇集団の女優さんまでやっていたことが、ある。


私は、どちらかというと
脚本を書いたり、演出をしたり。

演劇部だったので、もちろん舞台にも立っていた。

・・・男役が多かったけどね。


私の演劇人生は幼稚園から始まっていた。

休み時間になると、
クラスのお友達を全員集めて、
ダンスやお遊戯を指導、定期的に”公演”していた。

小学生になると
原稿用紙が私の宝物になり、

暇さえあると、オリジナルの脚本を書いていた。

それをもとに、また休み時間に友達を集めては
廊下で演出をし、定期的に”公演”していた。


これは、なんと高校2年生の文化祭まで続く。

中学・高校時代は
東大卒のかなり本格的に演劇をやっていた先生が顧問の演劇部。

つかこうへいや
阿部公房などの作品や

シェイクスピアのマクベス、間違いの喜劇、
そして、真夏の夜の夢などなど・・・


一番の思い出は、

高校1年の夏、文字通り
シェイクスピアの<真夏の夜の夢>を

イギリスのクライストホスピタルという有名進学校の
講堂で、一般のイギリス人を観客にして、上演したこと。

もちろん、英語で。


外人が歌舞伎をやるようなもので、
ほんまもんのイギリス人相手にシェイクスピアをやるなんて
私たちも大した度胸があったものだ。

ちなみにその時、私の役柄はおちゃらけの
<ピーター・クインス>。
姉は
主役の<妖精 パック>だった。

これは、ガラスの仮面で北島マヤも演じていた役柄。


最後の作品は
アガサクリスティーの”ナイル殺人事件”。

を、英語で公演。

日本語と英語の原作を照らし合わせて
脚本の原案を作り、
ダンスの演出、そして、主演の”犯人”までやった。

それで、引退。

(シナガワさん、笑っているでしょ。でも本当です。)







ガラスの仮面、に話を戻そう。

この43巻は<紅天女>の練習と
速水真澄との、
結ばれない魂が約束した相手への気持ちが中心のストーリーで、

数年経ってやっと発売になったにも関わらず
内容は殆ど進展は無い。


しかし、かなりスピリチュアル度が濃くなっている。


作者の美内すずえさんはかなり、
というか、すごいスピリチュアルな方で

美内さんが神社のご神木のそばに立たれた時には
この世のものとは思えないような
不思議な光の渦が登場したり、

私のオーブ撮影などをはるかに超えた
幾何学模様のオーブなどが出現したり・・・

と、すごい”光”の写真集を出版されていらっしゃる。


なので、
第43巻は、かなりスピリチュアルなメッセージが
てんこ盛りの内容となっている。



久しぶりに子供みたいに
コミックを購入して、

ドキドキしながら、近くのスターバックスで一気に読んでしまった。








ガラスの仮面は
演劇部だった私にとって、
大切な指南書でもあった。


大学に入ってからの友人たちは、
私が演劇大好き少女だったことを知る人は少ない。


しかし・・・

息子が幼稚園の時、
<クリスマスこども会>なるものがあり、

保護者が子供たちに
歌のプレゼントをすることになった。


”ただ、歌うのつまんないぢゃん。”

と数人で盛り上がり、自腹でサンタやトナカイの衣装を購入。


振り付けと衣装つきで、クリスマスソングを歌った。


”マサト君(息子の名前)のお母様が一番、楽しそうだったねえ・・・。”

と校長先生からコメント。


・・・本性、ばれた。


ガラスの仮面、第43巻
書店では、売り切れのところも。

急げ












サムライ高峰譲吉、観て来ました

2008年11月01日 | 映画・コンサート・演劇
サムライ高峰譲吉、観て来ました





東京ギンガ堂さんの新作

”サムライ高峰譲吉”を観て来た。


東京ギンガ堂さんとのお付合いは

丁度1年前の今頃、

”孫文と梅屋庄吉”公演以来続いている。


母が亡くなり、
梅屋庄吉に関する色々なことを引き継いだことを
しっかり認識させてくれたのが
その演劇に携わることだった。


天命なのか
使命なのか

とにかく以来、梅屋に携わることは
飛躍的に多くなり
また、信じられないような出会いがたくさん用意されていて

今やこれが、私の本業となりつつ、ある。



そういった意味でも、
東京ギンガ堂の
品川さんをはじめ、皆様には大変感謝をしている。


今回は

江戸末期から明治にかけて生きた

タカヂアスターゼとアドレナリンで
世に知られた高峰譲吉の生涯が描かれた演劇。


キャストは殆ど
昨年の”孫文と梅屋庄吉”に出演していたメンバー。

私はもう、彼ら一人一人の大ファンなのだ


今回、主役の高峰譲吉を演じるのは
串間 保さん

私のブログでも時々

”クシマさん”

として登場する。

もちろん、TVや他の演劇にもひっぱりだこの人気俳優さんだ。




左から
演出家の品川さん、女優の瑚蘭ちゃん、私、ナガノ先生、主役のクシマさん
(・・またまた、オーブが出現しちゃってますよ♪)



東京公演は

新宿紀伊国屋サザンシアター (TEL)03-5361-3321
11月5日まで。


とても綺麗な劇場で、

芸術の秋
舞台を楽しまれてはいかがでしょう。


高峰譲吉そのものに興味が無くても
個性的な俳優さんたちの演技と
品川さんこだわりの演出や音楽、照明などなど

じっくりと楽しむことが出来マス







私達は、舞台終了後
新宿の雑踏の中にあるビルの飲み屋さんに行くことに・・・


ここのオーナーさんは
演劇人を応援している方らしく、

店内は今、上演中の演劇のポスターや
チラシが所狭しと飾られている。


私達が行くと、

早速、”サムライ高峰譲吉”のポスターが貼られた。



主役のクシマさんと私は実は同じ年。


主役は舞台で出ずっぱりだし、
踊ったり、
木刀振り回したり、
叫んだり、笑って、泣いて・・・・

いったい、1ステージでどれくらいカロリーを
消費するのだろうか・・・


クシマさんはちょっと痩せちゃっている。


最近、ちょっと太り気味の私。

1ステージくらい、
代われるものなら、代わりにやったら

 -   = スリムになるかしら???


そんなことを思いながら

グラスを空っぽにしていた・・・私




品川さん、クシマさんはじめ

東京ギンガ堂の皆さん、千秋楽まで

頑張ってください









SEX AND THE CITY 観ました

2008年10月07日 | 映画・コンサート・演劇
SEX AND THE CITY 観ました




観たいなぁ・・・でも
DVD発売されるまで、待つか・・・と思っていたら

ヨウコさんから一緒に観に行かない?とお誘いが。



WAO素敵。



NYで、4人の女性が繰り広げられる
愛や友情のにぎやかで華やかなお話・・・というのは
映画化される前から知っていたけれど
本格的に観るのは、今回がはじめて。


とにかく、ファッションの華やかなことに

”ああ・・、お洒落するって大切だなぁ・・・

って、

女性なら誰もがこの映画を観てそう感じるハズ。



実は主人公の女性が

丁度私と同じ年の設定、ということで

何だか他人事とは思えず・・・

また

なんだかんだといって、女友達たちのおかげで

今日まで生き延びている感のある私は

この映画、予想していたよりも楽しめた











4人揃うと、にぎやかで華やかでグループから
誰も外れないのだが、

それぞれが選ぶ、パートナーのタイプが

本当にバラバラなのが、非常に興味深かった。


つまり、自分に本当に必要な人、というのは

自分の本質で選ばれるのだなぁ・・・。



他人から見て、

ちょっとゴメンなタイプとか、
剥げてるとか、
国籍が違うとか、
何回も結婚してるとか・・・


そんなことは”どーでも良いこと”なのだと。


私はあまりアメリカは好きではないのだけれど
今日の映画を観て


世間体や、両親やまわりの目を気にする
私達日本人よりも

はるかに自由に、自分のパートナー選びを

楽しんでいる。


ひとつも<世間体>で縛られていないところが
とっても気に入った。



・・・そうでなきゃ、自分に本当に必要な人なんか
なかなか見つからないのかも・・・









キャリアもあり、

お金もあり、

磨かれたセンスもあり・・・


それでも、本当の<愛>を感じるところは

そういう外観の部分では無く

ふとした会話の中であったり、
ふとした小さな思い出であったり、

とてもシンプルなところに見つけていったところも、


映画の登場人物たちと同世代、
東京では、バブルでGO!の時代に育った私に

しっとりくる場面でもあった。




そして、

どんなに傷つけあったとしても

自分に必要な人、パートナーというのは

そう次から次へと現れるものではない・・・というのも

この映画から、学んだような気がする。


つまり、出会って、惹かれあった意味・・・
相手と自分がどうして、傷ついても関わりあっていくのか・・・


人間の<愛>の課題の深さをも、感じてしまうのである。










・・・・ってことは・・・・


わりとばっさり人間関係・・というか
男女関係を断ち切る傾向のある私には

妙な覚悟さえ、頭をよぎってしまう。





主人公達が同年代である、ということで

思ったより奥深く鑑賞することの出来た、


SEX AND THE CITY 










ねこになった漱石

2008年06月09日 | 映画・コンサート・演劇
ねこになった漱石





新宿のど真ん中
歌舞伎町 大久保公園内に
大きなテント劇場が登場。


<ねこになった漱石>が上演されている。






これは東京ギンガ堂の公演で

新宿に生まれ、新宿に没した明治の文豪
夏目漱石の生涯が
ミュージカル仕立ての楽しい歌とダンスで綴られる。


<我輩は猫である>で有名な漱石。
舞台は日本版キャッツのように

舞台のあちらでもこちらでも

ベテラン猫から子猫まで
にゃあ~にゃあ~とにぎやかである。


東京ギンガ堂は

昨年<孫文と梅屋庄吉>の劇を
新宿 紀伊国屋ホールを皮切りに
北京、上海、南京、そして
福岡、山口、長崎・・・・と10都市公演を行った劇団。

私も特別協力として
練習を観に行ったり
東京公演中は毎日行ったり
北京や長崎までご一緒したので

すっかり、出演者やスタッフの方と身内気分。


その東京ギンガ堂さんの、今年の新作公演である。





テント内のステージ


昨日の初日は、400席以上もある会場、満席の
大賑わい。

歌あり、ダンスあり、笑いあり、
ほろっと泣けるシーンがあり・・・と

舞台の中にひきこまれていく。


漱石の小説は

<心><それから><坊ちゃん><我輩は猫である>・・・

読んだことがあるけれど

漱石自身がロンドンでうつ病っぽくなったことは
知っていたけれど

その生い立ちなどは良く知らなかっただけに
ストーリーもとても興味深く、また
奥深いものだった。







初日の舞台が無事、大歓声の拍手をうけて終了。

そして、高揚感あふれる
舞台終了後の、<初日乾杯





今回は新宿区が後援しているので
区長さまもいらっしゃってご挨拶。

そして、

役者さんひとりひとりの紹介と一言コメント。

みんな、初日が無事終了した
満足感で、素敵な笑顔


舞台<孫文と梅屋庄吉>に出ていた役者さんが
今回もみんな登場している。
今回、出ていない役者さんも昨日の初日には観に来ていて
半年ぶりの再会に盛り上がる。



半年前までは<孫文と梅屋庄吉>といっても
多くの方がよくわからない・・と
いう感じだったのが

1ヶ月前の胡国家主席と福田首相が
この歴史資料をご覧になったニュースが全国で流されたものだから

このお芝居に出ていた役者さんたちも
大満足で、嬉しそうだった





孫文と梅屋庄吉に出演していたメンバーで



今週は偶然にも
この東京ギンガ堂さんの<ねこになった漱石>の初日と

<孫文と梅屋庄吉>で主役の梅屋庄吉役をやった
太川陽介さんの舞台<細雪>(帝国劇場)の初日も木曜日にあり

2つの舞台がはじまった。


細雪も4人の女優さん、特に賀来千賀子さんが良かったように
私は思ったのだけれど、

お着物も美しいし、うっとりするような4姉妹のお話で
見ごたえのある舞台だった。


舞台終了後、私は裏を抜けて
太川さんの楽屋にご挨拶


すっかり、舞台後の役者さんたちと
お話するのが楽しみとなった、最近の私。



細雪は、東京の帝国劇場で

ねこになった漱石は、新宿の大久保公園内テントにて。


是非、素敵なひと時が過ごせますので
おでかけください



雨の多いこの季節

しっとりと

または愉快に、舞台を楽しむのもオススメです







ミラクルな夜~その1 音帰しコンサート

2008年03月20日 | 映画・コンサート・演劇
ミラクルな夜~その1 音帰しコンサート



今年に入っての特徴は、
ある日、

”どかっ”と幸運が舞い降りること、だ。

そう、屋根に積もった雪が
なにかの拍子で、<どさっ>と落ちていくような。


じつはこの、ミラクルな夜も、そう。
あまりにミラクルで、ハッピーなので
2回にわけて、ご報告を。

まずは、谷村新司さんの<音帰しコンサート>。






NHKホール





谷村新司さんは、長い歳月、ご自分の楽曲を
愛し続けてくださっている多くの方に
<恩返し>をしたい・・・。という動機で
今回のアルバムを企画された。

リクエスト曲は4600通、
楽曲数は266曲。

谷村さんは3日間、そのお葉書を
涙しながら読み続けられ、
その中から今回の13曲を選ばれた。

100人のファンの目の前で
ライブでレコーディング。
アリス時代の<明日への賛歌>では
堀内さん、矢沢さんも友情出演された。


その<音帰し>コンサートは
渋谷のNHKホールで開かれた。

コンサートの来場者全員に
<音帰し>のCDがプレゼントされる。

谷村さんとダオのみなさんの、
あふれるような、温かい愛情を感じる。










まずは、<チャンピオン>から。


あの頃、まだ私は小学生だった。

さだまさしさんや松山千春さん、
岸田智史さんなどのフォークを聴く中で、

<アリス>はぐっとオトナっぽい感じがしていた。

谷村さんは、テレビやラジオやウォークマン(懐かしいです・・・)
の中の存在で、
しかも、わたしにとって、<BIG>な存在だった。



今回のコンサートにお誘いしたのは
ブログにも度々登場の、
私の大好きなバー・フレンド
ガーデンデザイナーのカヨコさん。

いきなり、<チャンピオン>で登場した
谷村さんに、<アリス>ファンだった
カヨコさんも、




ファンからのリクエストの葉書を
1枚1枚丁寧に読み上げながら、1曲1曲を歌われる。

軽快で、ユーモアあふれる
トークで、会場内が笑いの渦になったり、

反対に

谷村さんの語りかけで

それぞれが自分のココロに向き合い
自分の歩いてきた道の途中に聴こえていた
谷村さんの歌を思い出し

涙が自然とこぼれたり・・・。


まさに、このコンサートは
<音帰し>そのもの、であった。








<いい日 旅立ち>
<遠くで汽笛を聞きながら>


谷村さんの<旅>の歌。

私のベスト1と2、でもある。

この旅の歌を歌われる時に

~旅に出る時、一番最初にむかうところが、
駅の<ホーム>。

これから、出発するというのに、
<ホーム>というのが面白いですね。~

というコメント。


・・・確かに。

普段、何気なく使っている言葉の
ひとつひとつを拾い上げて

気づいたり、感じたりするココロが

あの谷村さんの素晴らしい歌詞を作り出すのだなぁ・・・





アルバム<音帰し>ジャケット



このコンサートの最後に
谷村さんが、皆様へ~と一つの詞を読み上げられた。


神様と砂浜を歩くお話なのだけれど、

読み上げられた瞬間、私はビックリ


なんと、その日の朝

車の中で、佳川奈未さんの新しいCDを聴いていて
佳川さんがそのCDの中で
同じ話をされていたのを、聴いたばかりだったからだ



コンサート終了後、

谷村さんにお会いして、ご挨拶。

その時に、谷村さんに

”コンサートで谷村さんが読み上げれた詞、
実は、今朝、耳にしたものと同じだったのですよ”と

話した。

すると、谷村さんが
にこっと笑いながら

”僕もね、この話をここのところ、
色んなところで、耳にするのよ。不思議だね。”

そこで、谷村さんと私は

同時に、<うん>とうなづきながら

<今の私たちに、大切なメッセージ、ということですね。>

<そう、そういうこと>

そんな、会話をした。



子供の頃、私にとって<神様>のような
存在だった谷村さんは

引き続き、私にとって<神様>のように
素敵な、そして意味のある出会いを
つないでくださる。








実は、私のコンサートの席の隣は
安倍昭恵さまだった。
そう、安倍前首相の奥様。

昭恵様は以前、福田首相の奥様が
私のところでパーティーを開いてくださった折に
出席してくださっていたので、

<その折は、ありがとうございました>
と、ご挨拶を兼ねてお話させていただいた。

昭恵様はご本人のブログでも紹介されていらっしゃるけれど
子供たちへの活動や
平和への活動を日本のみならず
世界各地をまわり、なさっていらっしゃる。


会話がすすんでいると、
昭恵様のお友達が、いらっしゃる。

日本テレビのチーフプロデューサーで
大平元首相のお孫さんにあたられる方

実はこの方、日中関係の
番組などを手がけていらっしゃる。

なので、当然、私の今取り組んでいる
日中の話に興味を示してくださる。

何かが、つながった・・・という感じがする。


・・・とそのうちに
私のお友達、カヨコさんが到着。

”とっても、素敵なガーデンデザイナーで
いらっしゃるのですよ。”

とご紹介させていただく。

同年代、ということもあり、
コンサートが始まる前と
コンサートが終わった後も
お話をさせていただくことが出来て

素晴らしい出会いに感謝


<タニムラ・マジック>にかかった
素晴らしい出会いと

谷村さん、とダオの皆さんの
温かい気持ちを沢山いただいた、

最高にミラクルな夜、となった。


でも、そのミラクルはまだ、続いた・・・







張 春祥さんの、創作京劇

2008年02月17日 | 映画・コンサート・演劇
張 春祥さんの、創作京劇




張 春祥さん、率いる<新潮劇院>の
第20回公演が、
15日、世田谷区の千歳烏山で行われた。


張 春祥さんは
私が昨年、特別協力で携わっていた

<孫文と梅屋庄吉>~東京ギンガ堂~

のお芝居の主役、孫文役を演じた俳優さん。





右端、茶色の中山服が孫文役の張さん~楽屋にて





私は、北京公演に行く時も成田から
ご一緒させて頂き、
誠実で、正直で、ハンサムな張さんの大ファン





張さんは、おじいさまの代からの京劇ファミリーに生まれ
お父様は国宝級の張 宝華という方。

1989年に来日してからは
テレビや舞台に数多く出演、
そのほかにも
市川猿之助のスーパー歌舞伎や
タッキーの滝沢演舞場で京劇や殺陣の指導をする傍ら、

自身で<新潮劇院>を率いて
京劇の指導と公演を行っていらっしゃる。






黄色の衣装が、張 春祥さん





今回の公演は<邯鄲(かんたん)の夢>という演目で

ストーリーは、張さんの創作京劇。

中に2つ劇中劇として
・戦馬超
・九竜杯
という京劇が織り込まれる。



退場の仕方とか、
目を大きく見開いて、ポーズをとる様などは
歌舞伎に似ているけれど

アクロバットがところどころに出てきて
スピーディーなところが
面白い。

表情や動きもコミカルだったり

はじめて京劇を見た私は、
拍手と笑いの連続。





メイクがまたすごくて
さぞかし、お肌に負担をかけているだろうなぁ・・と
妙な心配もしてしまう








青い顔はやくざの役。すごいメイクでしょう!



日本在住の中国の方で結成されているこの劇院。

皆さん、一生懸命演じていらっしゃいました



中国といえば、今は<ギョーザ問題>。
他にも色々と政治的にも難しい問題は諸々あるのですが

なんといっても、お隣の国。

お互いに伝統的な文化に触れたり
1対1で向き合っていくことが
<友好>のはじまり。


そんなことを、ひしひしと感じた
張 春祥さんの、京劇の舞台だった。










”お寿司食べにいきましょうか?


京劇が終わった後、

ご一緒したナガノ先生が
自由が丘にある

読売ジャイアンツの選手御用達のお寿司屋さんに
連れて行ってくださった。



”わぁい


母が亡くなってから
カウンターでお寿司を頂く機会が無かった私は

久々に白木の清潔なカウンターの前に
ずらりと並ぶ旬のネタに、ココロを躍らせる。


ハンサムで素敵なご主人に
おまかせで握っていただく。


うすいうすい小さなビールグラスに
エビスビールを注ぐ。


至福




この赤貝のつやのよさ。最高に幸せ。



お寿司をほおばりながら

ナガノ先生とお寿司屋さんのご主人と私は

<畑談義>。

というのも、詳しくはまたお話しますが

今年の私のテーマは<畑>。

ココロの中でそういうテーマを持っていたら

誰からとも無く、<畑>の話で盛り上がる。






大好物のうに。ふふふ。





張 春祥さんの、創作京劇。


自由が丘の、お寿司。


そして、

美味しいビールと楽しい会話。



ここのところ、

テンションも体調も気味だった私は

カラダもココロも満タンにエネルギー補給。



そんな夜の、お話。












大相撲一月場所、千秋楽

2008年01月28日 | 映画・コンサート・演劇
大相撲一月場所、千秋楽









大いに盛り上がった今回の大相撲一月場所。

5年半ぶりの横綱相星決戦、その千秋楽のその場所に

何ともラッキーなことに居合わせることが、出来た。













国技館は久しぶり。

息子が低学年の頃は、<相撲マニア>だったので
両国で場所がある時には良く相撲観戦にきた。


息子が相撲好きだということが知れると
何とも珍しい子供、ということで
色々な方から桝席にお誘いいただいたりも、した。


昨日も、息子をとても可愛がってくださっている
某高校の漢文の先生、ハシモト先生が
ご自身の生徒さんだったサメジマさんと
私と息子を

千秋楽、しかも正面桝席に招待してくださった





にぎやかな御茶屋さんを通り抜けて・・・



とにかく昨日の千秋楽はスペシャルだった。


まず、幕下の取り組みの最後のあたりで
席につく。

息子はまるでおじさんのように
慣れた感じで、

あぐらを組み、焼き鳥に手を伸ばす。


私は審判席にまず、貴乃花親方を見つける。




若いのに、渋いです・・・。



大相撲を見ながら
大量のお土産とお食事の袋をがさがさ・・・
今回、新発見のもの・・・



国技館ワイン



笹巻き寿司



先日、奈良へ旅行した時に
柿の葉寿司を食べ損ねたなあ・・・と悔やんでいたが
ここで、似たような<笹巻き寿司>が出てきて
私は大喜び






さあ、いよいよ、中入り後
力士たちが勢ぞろい。


そして、今日の主役の2人も
堂々と土俵入り。


朝青龍


白鵬


当然、本日は<満員御礼>






私は3つ、楽しみにしていたことが、ある。


勝ち越しがかかった<高見盛>の取り組み。

もちろん、横綱相星決戦。

そして・・・

審判席に<松ケ根親方>を探すこと







高見盛は相変わらず大人気で
その姿が現れると

他の取り組みをしていても
大歓声がわきおこる。

昨日は露鵬との<勝ち越し>をかけた一戦。

情けなさそうな顔をしたり
一人で懸命に気合をいれたり

何年たっても変わらないので
彼は<天然>なのだなぁ・・・

くるりと一回転して危ない序盤だったが
最終的に高見盛の粘り勝ち。

場内がぐんっと、盛り上がる







大相撲観戦は、日本のあらゆる文化が
大胆に息づいている。

庶民的なところでいえば、

食べたり、飲んだり、大声を出したりしながら
観戦していいこと。

写真をとったり、座布団をなげたり(これは本当は禁止しているらしい)。

<お行儀良く>していないところが
場を盛り上げるのに、一役買っている。


途中で、審判がかわり・・・


あっ・・・
松ケ根親方が、正面に・・・。



羽織を着た方が松ケ根親方



”happy-sanって、どうゆう人がタイプなんですか?”


聞かれると、私はすかさず

”松ケ根親方。”

と答える。


”・・・マツガネ マツガネって誰ですか?”

と首を傾げられることが多いのだが、

<元若嶋津、高田みづえの旦那>

というと、 ”ああ、あのハンサムだった・・・”

と、思い出す方もいる。


私は現役同時は全然興味は無かったけれど

それこそ、息子が<相撲マニア>だった時に

<相撲部屋を見たい>というので

色々な方にその話をしたところ

松ケ根部屋の練習を見る機会を得たのだった。


朝早くから、太った力士が汗だらだらで
がぶがぶ組んだり、転がったりしているのを観に行くなんて・・・


しばらくすると、

真ん中にどかっと腰をおろした
すんごいかっこいい人が現れた

それが、<松ケ根親方>


現役時代のように、オデブではなく
しかし、筋肉だけはちゃんと残っていて
浅黒く日焼けして、背は高くて・・・

きゃぁ~かっこいい


女将さんとなった高田みずえさんは
相変わらず小さくて可愛かった

私も松ケ根親方のためだったら、
朝早く起きて、割烹着着て、ちゃんこつくりますっ






いよいよ、三役が土俵に登場です








朝青龍も、緊張した面持ちで
自分の番まで待っています・・・







いよいよ、横綱の出番となると

場内の波動が最高潮まで上がっていくのを、感じる

歓声のせいではなくて
そのエネルギーが一気に上昇したせいで

耳のまわりに圧がかかったような状態になる。


朝青龍も、白鵬も、なんどもにらみ合う。
そして、動かない。





懸賞金の垂れ幕が土俵にのりきらないほど。

”はくほぉ~””はくほぉ~”

白鵬コールが圧倒的だ。

私もモチロン、白鵬コール。

なんとなく、純朴な感じの白鵬は
モンゴル出身だけど可愛い。
ここで、朝青龍を負かしたら、かっこいい。







がっぷりと組んで、両者どちらもひかない。

白鵬が持ち上げられた瞬間、
場内には悲鳴が・・・

しかし、落ち着いて白鵬
体制をとりなおし、

一気に朝青龍を、投げ飛ばす。


テレビでは写っていなかったけれど

ここで、場内、総立ち、となる。




内閣総理大臣杯


NHKの、インタビュー


おめでとう!白鵬!!


ひさしぶりにがっぷりと、

力強い横綱対決を見た私達、観客は大満足。

いささか興奮状態で、

大きなお土産袋片手に、国技館を出る。


”この、大きなお土産も日本文化ですね。”


と私が言うと、ハシモト先生、真面目なお顔で


”そういうことですね。”



チームマイナス6%の私としては
これは、無駄なんではないだろうか、と

ココロの中で思いながらも

ずっしりと日本文化をぶる下げて家路につく。



松ケ根親方にもお会いできたし。
高見盛も勝ったし。
白鵬も勝ったし。


最高な気分での、


大相撲一月場所、千秋楽の夜。












DANDYISM~スバルからオリオンへ~

2007年12月28日 | 映画・コンサート・演劇
DANDYISM~スバルからオリオンへ~




今年のキセキの一つが
谷村新司さんと奥様との出会い。


谷村新司さんといえば
小学6年の時、
当時はラジオを録音して
歌を覚えたものだった。

谷村さん(当時はアリス)のファン、というと
ちょっと大人びた感じもして
まわりの子たちよりも
少し進んでいるような、そんな感じもあった。

いずれにしても、

”神様”のような、
それこそ
”遠いお星様(スター)
であったことには、間違いない。



中国の上海や南京で大学の教授を
勤めていらしたり、
アジア全体での音楽を通しての
活動をしていらっしゃる谷村さんとは

今年私が携わった演劇の
中国公演で色々とお世話になったことが
きっかけ。

今年最後の”歌い収め”となる
DANDYISMのショーに、伺った。








美しい言葉たちが
ピアノの旋律にのって歌われる。

時には楽しいトークもあり、
会場が笑いで包まれる。


そして、会場には400人以上いたと
思われるが、なんと谷村さんはステージから降りて

”これから、会場の一番奥まで
旅にでます”と言いながら


<三都物語>や<いい日旅立ち>

を歌いながら、

一人ひとりと握手してくださったのだ


<いい日旅立ち>を会場全員で歌う。


私も小学生の記憶力は本当にすごいと
思ったのだが
ワンフレーズも間違えることなく
”いい日旅立ち”を歌うことが、出来た。


BIG STARである谷村さんが

ひとりひとり、会場に足を運んだ人を
大切にする姿に

とても大事なことを教わったように、感じた。







そして、谷村さんは
静かに話し始める。


今回のショーのタイトル

スバルからオリオンへ

には、


目に見えるもの、形あるものの時代から
目に見えないものを大切にする時代に
むかっているの・・

というメッセージがこめられている。



<あたりまえ>のものは何もない。

朝、起きて窓を開けたらそこにある太陽も
顔を洗おうとして蛇口から流れてくる水も

すべてそこにあってくれることに
そこにあるのが<あたりまえ>なことこそに

<感謝>しなければいけない・・・と。




私達は大きな宇宙のほんのひとしずくにしかすぎない。

それでも誰かを愛したり、何かを想ったりする
ひとしずく。


この日、この時に生きるということの
大切さを

静かに静かに、語ってくださる。


モノをつくり続けてきたモノの時代から
目に見えないものを大事にする時代にむかう。

形あるものにさらば、と言う勇気をもてるかどうか・・・








もし、<引き寄せの法則>があるのだとしたら

私がまさしく感じているところの

太陽がそこにあってくれることに感謝する気持ち、

そして、これから

私達がむかっている方向・・・

つまり、スバルからオリオンへという流れの中を

感じている、

ということで

私は谷村さんご夫妻と出会えたのかも、しれない。





”太陽や水””大地や空”に感謝する気持ち、

それこそが、幸せになる

Happy-sanになる、第一歩だということを

ココロの中でかみしめながら、


谷村新司さんの、


宇宙にまでひろがっていくような


歌声に、聞き入った、夜。
















I need you to Survive

2007年12月22日 | 映画・コンサート・演劇
I need you to Survive




横浜 山下公園にほど近い
神奈川県民ホールにて行われた

神奈川フィル・ポップスオーケストラによる

”The Best Xmas Music"コンサートに出かけた。



カリフォルニア出身のブレンダ・ヴォーンを
メインヴォーカリストに迎え

他に3人のゴスペル・シンガーも加わり

オーケストラとゴスペルのコラボレーションが
楽しめるコンサートの構成になっていた。









ブレンダのヴォーカルによる
Amazing Graceにはじまり、


Sleigh Ride,
Saw Mommy Kissing Santa Claus,
Silent Night,
Winter Wonderlandなど

おなじみの
クリスマスソングの数々が
時には愉快に
時にはしっとりと、オーケストラによって
奏でられる。


私は神奈川フィルのご招待だったので
招待席に座っていた
ブレンダのお母様とお隣あわせになった。

ブレンダが舞台に登場すると
もうそれはそれは

”KONISHIKI"サイズのカラダを揺らして
大興奮

ワンフレーズごとに

”今のはよかった
”なんて、素晴らしいの

と独り言をいいながら。














ブレンダがこのコンサートの最後に
選んだ曲は

I need you to Survive

という曲だった。





私達がこの地球上でこうして
めぐりあうのは

戦うためでもなく

憎しみあうためでもない。

肌の色や
宗教が違ったとしても

互いを必要とし
互いの最善を生きていくために

愛しあうために生まれてきた。


だから


あなたのためにいのりましょう。

わたしのためにいのってください。


I need you to Survive









カラダ全体を使っての表現と

魂の叫びのような声は


オーケストラは必要ないのでは、
と感じさせるくらいの
迫力があった。



そしてこの、

魂が震えるような
熱い涙がこみあげてくるような

こういう感動こそ

肌の色や国や地域の違い、
宗教の違いを超えたところの

共通の”何か”であることを
ハートが感じ取る。















ブレンダたちの歌声の余韻を
もう少し楽しんでおきたかった私は

コンサートに誘った友人と
山下公園のはずれのほうにある、カフェに立ち寄った。



”ミナトマチ”横浜らしく

ハイネケンビール(オランダ)あり、
焼酎あり、

メニューには
アメリカンはハンバーガーあり、
ロールキャベツみたいな家庭料理もあり、
パスタもあり、
日本の”いわしの生姜煮”みたいなのもあり、


異国情緒漂う()、メニュー。













ハイネケンを飲みながら
友人としばし
ゴスペルの真髄や
子供の頃のクリスマスの思い出を語り合う。



枯葉が舞う
静かな港沿いの道には
時折車やバスが通りすぎる。


すると、コマーシャルに出てくるような
イルミネーションに覆われた
コカコーラのサンタ・トラックが
2台連続で行き過ぎる。


クリスマスって
こういうファンタジーが素敵だし

静かに音楽を聴いて
キリスト様の誕生をお祝いしたり

”愛”をプレゼントという
形にしておくりあったり・・・


世界の人々を愛と希望と夢で
包む<時>なのだとしみじみ感じた。















今日、12月22日 午後2時22分にあわせて
多くの人々が
地球のために。 世界の人々のために
平和と愛の祈りを捧げた。



あなたのためにいのりましょう。

わたしのためにいのってください。


I need you to Survive・・・。











長安大劇院

2007年11月13日 | 映画・コンサート・演劇
長安大劇院








今回の北京行きの目的は

<孫文と梅屋庄吉>という演劇の
中国公演の実行委員を引き受けたからだった。

中国公演は
北京・上海・南京の3都市で行われる。

当然、各地に赴くべきなのだが
何しろ私には 息子がいるので
そんなに長く家を空けることは、出来ない。

よって、北京の初日に
日中両国の大使館はじめ、文化関係の要人に
ご挨拶をしに行ったのだった。










北京では、この”長安大劇院”で
行われた。
京劇の舞台が多いこの劇場。

東京公演が行われた
紀伊国屋ホールよりも大きな立派なホール。


宿泊先のグランド・ハイアットからも
大通りを20分ほど歩いた距離にある。


中国で演劇を公演するにあたっては、
台本のチェックなどがあり
監督官庁から許可が下りないと
公演のチケットすら印刷が出来ない。

今回は、中国の”国父 孫文”を
日本人が描き、演劇に仕上げたものを
本国で上演、ということなので

かなり慎重に審査が行われたのか

許可がなかなか下りなかった。

なんと、北京公演の最終許可が下りたのが
初日の1週間前 








でも、”やるんだ”という
脚本・演出・劇団代表のシナガワさんの
強い思いと

中国で舞台を踏もうとする俳優さんたちの
熱い思いが

大きな劇場まで、届いたのだ





まだ、静まりかえっている、客席




客席の、前の部分の机付きの席、
気になりませんか?

なんと、ここはいわゆる”S席”なのだけれど
着席すると・・・








テーブルの上に、月餅などの
中国菓子がたっぷり盛られたお皿と
温かい中国茶がサービスされるのだ


これは、なんと優雅な



舞台の袖には、早代わりの衣装が
用意されていて・・・






すっかり舞台関係者の皆と仲良くなった私は
舞台裏や楽屋をうろうろして
役者さんとお話したり、お茶を飲んだり。


北京公演の初日だというのに

とってもリラックスして普段とかわらない
おしゃべりをする役者さんもいれば、

舞台で一人で、練習をする役者さん、

誰もいない客席をランニングしながら
台詞を復唱する役者さん、

舞台の袖で、”大”の字で寝ている役者さん・・・


みんな、それぞれの想いを高める時間が
過ぎると、いよいよ・・・。








この演劇は辛亥革命を起こした
孫文を物心両面で支え続けた
日本ではじめて映画興行をした日活の創業者の一人、
梅屋庄吉と孫文の友情の物語。


歴史的な固いテーマなので
東京公演では殆ど、年配の観客が多かった。

・・・が、北京はというと・・・

驚いたことに 

学生やら、若い20代~くらいの観客が
どどっと客席に並ぶ。

これは、とっても興味深いことだったし

ある意味、私の目的に叶うものであった。








日本と中国の長い長い歴史の中で

とにかく”不幸な時代”ばかりが
話題となるけれど

志を同じくして、海を越え
長年続いた王朝をも覆すほどの
友情をわかちあっていたという歴史の
事実もまた、両国にはある。

そのことを、私は

日本人であるみんなにも、
そして
中国の人々にも知ってもらい、

歴史を語る時に

一方向からではなく
他方向からも見てほしいと思っているので、ある。


特に、中国の
若い世代の人たちが興味を抱いてくれたことに、

胸が熱くなるのだった






中国人の役者さんのやりとりは
中国語で。

日本語の部分は、大きなテレビスクリーンで
字幕が出る。


日本人でも中国の人物の役柄の
クシマさんは、
長い台詞をなんと中国語で話し始めた!

これには、

長い長い台詞が終わった後、
観客から大拍手



ドキュメンタリーではないので
途中、タップダンスあり、おふざけもあり

なのだが、どうやら中国の方にも

熱いものは伝わったらしい。

中国在住が長い方から

”今まで色々な演劇を見たけれど
中国の方があんなに拍手したのを
見たのははじめてだった。”

と言ってくれた。




私のココロの中で

大きな感謝があふれてくるのを感じる


関係者の皆様への挨拶の
しめくくりは、私の番だった。


”ありがとうございます・・・
 謝謝(シェイシェイ)”


この言葉を言い切って、
北京公演の初日は、終わった。











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ココロ震える音

2007年11月01日 | 映画・コンサート・演劇
ココロ震える音







貴方は最近、ココロ震える音楽

何か聴きましたか?


私は、上妻宏光さんの津軽三味線。


私が、津軽三味線って
思った方もいらっしゃるかもしれないけれど

私は、結構 JAPANESE。




炊き立てのご飯と梅干が大好きで

列車に乗って、神社と温泉めぐりが大好きで

将来は、一日中、

墨を磨って、書をたしなむ暮らしをするんだ















上妻宏光さんの、アルバム~蒼風~の中に
入っている

<風林火山~月冴ゆ夜~>


ひんやりとして

すこし寂しげな

この秋の日には、ひときわココロに響いてくる。




<風林火山>は今年のNHKの大河ドラマで
千住 明さんの作曲したテーマ曲の
素晴らしさを以前、ブログでも書いたけれど

その千住 明さんの曲を津軽三味線で
奏でたものだ。

以前、大河ドラマ終了時の
史跡紹介のコーナーで流れていたので
ご記憶の方もいらっしゃるかもしれない。

とにかく、最初に聴いたときに

ドラマそのものよりも、
この津軽三味線の音で、
ココロが震え、そして

なぜか、

遠い記憶の哀しみや憂いや想いや・・・

そういうものが語りかけてきているように感じた。



私は、

何度も、日本人として、生まれてきているのだそうだ。


だから、その頃のことが
この切ない津軽三味線の音に共鳴してしまうのかも、

しれない。














この津軽三味線の上妻さんにしても

書の武田双雲さんにしても

日本文化に深く根ざしていながらも

今の時代の光をとりいれて

自由な表現と世界に通じるスピリットを感じる。




<日本文化>

私達が、日本人である誇りを持って

世界と会話するツール。





秋の夜長に、

おすすめの、上妻宏光さんの

津軽三味線





夢人に、会う

2007年10月24日 | 映画・コンサート・演劇
夢人に、会う




20日から、新宿紀伊国屋ホールにて
<孫文と梅屋庄吉>の公演が始まった。


http://www.tokyo-gingado.com/


この東京公演が終わるとすぐに11月5日には
新店舗立ち上げ、
そして、それを見届けるとすぐに
この公演の北京初日にむけて北京へ出発・・・と続く。


この演劇公演に関しては
仕事ではなく、<特別協力>として携わってきたのだが

驚くほどに、色々なヒトとつながり
それが、職種を越え、国境を越えていった。







それも、<上海発>のメールからだった。

今回の演劇の中国公演にあたって
実行委員会というものを設立しているのだが

その<特別委員>に谷村新司さんがなってくださる、
というのだ。


えっ


驚きが隠せない私。

谷村さんは現在上海や南京の音楽大学の
名誉教授をされていて
アジア全域にわたって
音楽を通して、友好を深める活動をしていらっしゃる。


<孫文と梅屋庄吉>
ことに、梅屋が抱いていた<東洋の平和>
に深く共鳴してくださったのが
今回のいきさつ。


谷村新司さんといえば、

私が小学高学年で
<音楽>というものに目覚めたきっかけとなる
アリス、のあの、谷村さん








実は先般、事前打ち合わせで
谷村さんの奥様とお話をした。

とってもとっても素晴らしい方で

そして、スピリチュアルな方


・・・人は、出会うべくして、出会う・・・

奥様がおっしゃった。

そして、私は続ける。

”最近、そのスピードが速くなっているような
気がします・・・”



そして、迎えた東京公演初日。

谷村さんご夫妻がいらして下さる。

ここで、

”夢人”・・・谷村新司さんに、お会いした。


すらっとしていて、やわらかい笑顔と声で
お話される。

初日舞台が終わったあとの
いわゆる<初日乾杯>で
谷村さんが舞台を切り盛りしている
演出家の品川さん、
俳優の太川陽介さん(Luilui
はじめ、多くの関係者に
語りかける・・・。


”舞台の台詞に素敵なところがありました。

~中国と日本は
梅が香るほど近いのですね。

人と人も、もっと近くなきゃいけない。~”

谷村さんはご自身が感じ、
なさっていらっしゃることを重ねながら
静かにお話をされ、
舞台関係者を激励された。







その後、関係者で打ち上げに出かける。

週末の、新宿歌舞伎町のど真ん中を
谷村新司さんたちと歩く。
信じられない気持ちいっぱいで・・・。

すれ違いざま、ビラくばりの
ホストっぽいお兄さんが
谷村さんと気づくと
大声で”昴”を歌いだす

”新宿は、面白いねぇ・・・

と、谷村さん。


変わった居酒屋で私は谷村さんの向かいに
座りながら、いろんなことをお話した。

舞台音楽を手がけたウエダさんと3人で
こんな話になった。


”曲を作るうえで、大切なものは何だろう・・・


”それは、

オンガク以外の、全てのもの。”

と谷村さん。


谷村さんの曲は、メロディーもさることながら
私はその繊細な歌詞が大好きだったけれど

普通の会話をしながらも
谷村さんの口からこぼれる言葉や言葉の知識は

知的で、詩的。



”宇宙から地球に最初に届いたものは
 なんだろう・・・

私は、

”音と、光。”と答える。

”どちらが先?”

私は、”光かな?”と答えると


谷村さんは、首を横に振って


”こう書いてあるよね。(旧約聖書の話)


~はじめに、光あれ、と神は言われた~

と、いう事は、言われたのが先だから

<光>より<音>が
最初にあったっていうことだよ。

赤ちゃんもお腹の中で音を聞いているよね。”




谷村さんはご自身の公式HPでも
この演劇のことを書かれていらっしゃる。


谷村新司Official Site
http://www.tanimura.com/




100年前に中国と日本で
<アジアの将来>について結びついた友情が

時空を超えて、国境を越えて

私達をつなぎはじめる・・・。



そんな不思議な”つながり”を感じながら、

その夜は更けていったので、ある。


















ベニサンピット

2007年10月13日 | 映画・コンサート・演劇
ベニサンピット





都営新宿線の森下駅を降りて
ほんの2~3分歩いたところに
ベニサンピットは、あった。


<ベニサンピット>という名前は
何度か聞いたことがあったのだが
実際に訪れたのは、はじめて。









そう、ここは劇場兼
演劇の練習スタジオが集まっている場所。

倉庫のようなところを手直ししてある。

エレベーターなんてものは無く、
さび付いた階段を上がっていく途中、

若い演劇を志す女優さんや男優さんの
卵たちが、大きな声で挨拶してくれる。

”おはようございますっ

さすが、発声練習をしているだけあって
声が大きく、キレがよい。



私が何でこんなところへ来たのかというと

演劇の練習を見学させてもらうためだ。


今月20日から新宿の紀伊国屋ホールを
皮切りに日本と中国10都市で公演される
<孫文と梅屋庄吉>の舞台稽古だ。


公演についての詳細はコチラ
http://www.tokyo-gingado.com/



その日は、初めての通し稽古が行われた。

衣装、照明、音響などはまだ無かったが

役者の皆さんは、台詞がきちんと入っていて
動きも大きく、さすが、プロの演劇


この演劇について
私も関係者の一人・・・となっているので

事前のお稽古も見させていただきたい、と
申し出たのだった。



台本を見せていただいた時よりも

実際、役者の方が台詞として、語っているほうが

一言一言が気持ちがこもって

重くなるし、長くなる・・・。











ブログでお話したように、

私は中学・高校時代と演劇部だったので

お芝居を観るのも、やるのも、大好きだ。

どちらかというと、演出のほうが
得意かも、しれない。

何だか、稽古をみているうちに

仲間に入れてもらいたくなってしまった


・・・とにかく、薄明かりの中の舞台稽古、

高校時代を何となく思い出して

楽しくかったし、

役者さんたちの真剣さにココロが打たれた









これから、大道具、小道具、照明などの

舞台装置がはいり、音響が決まり、


衣装、メイク、鬘あわせ・・・


そうやって、だんだん役者さんも

”ホンモノ”への役作りが本格化する。


今回の演劇は中国の役者さんも

入っており、感情表現がとっても豊か。


日中、日韓、日米・・・

どこの国とでもいい。

こうして、一つの舞台を作り上げていく中で

一つのイベントを成し遂げていく中で

お互いのココロがつながっていくということは

とっても大切なことだ


もう、私達地球人は

国や地域の問題を超えたところで一つにならないと

いけない、ということに気づき始めているから








本番まであと1週間となった。


演出家の方、

役者の皆さん、スタッフの方々・・・


それぞれのお顔を思い浮かべながら

私は祈る。


・・・どうか、ベストを尽くせますように

全ての公演が楽しく、充実したものとなりますように










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レミーのおいしいレストラン、観ました

2007年08月12日 | 映画・コンサート・演劇
レミーのおいしいレストラン、観ました











この映画のタイトルは、

”RATATOUILLE" ラタトゥイユ。


ディズニー&ピクサー アニメだけに、

子供が沢山映画館にいるかと思っけれど、

なんと、子供はわずかで、大人ばかり


息子もそう感じたようで、

”ジュクネンが、多いね。”


・・・

確かに・・そういう年代もいるけど・・・。

小学生にとって、

”ジュクネン”とは、
どのくらいの年齢層を表すのでしょうか・・・










お話は、・・・おそらく皆さま
もうご存知でいらっしゃるでしょう。

レストランとねずみ・・・というとりあわせが

私としては、ちょっと
う~ん・・・なところではありますが

ストーリーの中で繰り広げられる

レストラン内の人間模様とか
厨房内のあわただしさとか

人ごととは思えない私は
そのへんがとっても笑えました


なんといっても、一番感動するところは、

パリの夜景の美しさを
アニメーションとは思えないリアルな映像で
楽しめるところ


パリに行きたく、なります








もう一箇所、の感動したところ・・・

それは、

毒舌レストラン評論家イーゴに出された

”RATATOUILLE”の美しい盛り付け


どこかのレストランで
早速、出てきそうなくらい、
見事なお料理



毒舌レストラン評論家イーゴも

お母さんが作ってくれた”味”への
深い想いが蘇り
人間性を取り戻していく・・・。

”母の味”の重要性を
ひしひしと感じてしまう映画・・・



おりしも、私も今日から夏休み。


朝から34度もある東京だったが

朝一番にクイーンズ伊勢丹に買い物に行く。


ここのところ、

ずーっと、夜まで忙しかった私は
野菜不足。


そこで、大きな鍋にたっぷりとお湯をはって
沢山の野菜を茹ではじめる。


息子も、父も、私も

お皿に大きく盛られた野菜をモグモグ・・・




私のどの料理が

イゴーにとっての”RATATOUILLE"のような
息子にとっての ”ママの味”になるのだろう・・・



暑くてキッチンに立つのが
億劫な

ミセス & ママ 達へ。


”レミーのおいしいレストラン”をまず、
観に行きましょう


そうしたら、

きっと何か、家族や自分のために、

おいしいもの、
作りたくなるハズだから









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スタイリスティックスな、夜

2007年06月29日 | 映画・コンサート・演劇
スタイリスティクスな、夜




i pod nanoに、1曲だけ、
oldiesが入っている。



~You are everything


You are everythingな恋、なんて

いつ頃のことだろう・・・。


でも確かに、そんな恋をしていた時から
この曲は私の大好きな曲であったのだ。










”六本木のKento'sで、
スタイリスティックスのライブあるのだけれど
ご一緒に、いかが?”


ナガノ先生からの、お誘い。

ライブなんて、すごく久しぶり。
しかも、
スタイリスティックスだなんて



会場内は、わりと年齢層が高いカップルで
開演前から、ホットな感じ。

そう、彼らは、多分
夫婦ではない。

・・・とすると、世の中には
40代、50代、さらに・・・もっと年齢を重ねても

”恋するココロ”というのは健在なんだな


バーカウンターで、を飲みながら
そんなことを、思っていた。




 





ナガノ先生の人脈はとても凄くて
先生のおかげで、なんと最前列のVIP席


スタイリスティックスの
懐かしく、美しいメロディーに酔いしれる



彼らは、デビューして39年目を迎えるという。

私が、生まれた年に、デビューしたんだぁ・・・




そして、あの曲のイントロが流れると

カップルは抱き合ったり
ささやきあったり、
会場内は、クライマックスを、迎える。


そう、

その曲は~ You are everything ~


まさか、あの憧れ続けていたこの曲を
ナマで、
しかも、目の前で、聴くことが出来るなんて・・・


私は、夢をみているような気持ちでいた。



・・・夢はまだ、続いた・・・








スタイリスティックスのライブの翌々日。

この日は、ナガノ先生の
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ叙勲のお祝いの会が、
Honey's Gardenで開かれた。


梅雨の中休み、

夕暮れの風が心地よいテラスを開放して
シャンパーニュ尽くしの、夕べがはじまった。








そこへ、大きな花束を抱えた

スタイリスティックスがスペシャルゲスト、として登場


実は、私と・・・
Honey's Gardenのスタッフ以外のゲストは
このスペシャルゲストのことは、知らなかったので

皆一様に、驚いている様子だった。


往年のスターを、
ご自分のパーティーにどーん、と招待してしまう
ナガノ先生の器の大きさとビジネスセンスに、


乾杯



またまた私は、目の前であの

You are everythingに、酔いしれることが、出来た




 





ライブハウスのような、
演奏が全くないので、

彼らの声が、幾重にも重なり合って響く

本物の、You are everythingだ


まさか、私の、i podにたった1曲だけ、

ミスチルやMisiaやSoul Headに混ざって
この曲が入っているなんて、

誰も思わないだろう。


それくらい、好きな曲を

目の前で、しかも 2夜も続けて聴くチャンスがくるなんて・・・


神様の、すごいギフト
今、目の前にあるその一瞬の現象に



・・・感謝と合掌・・・











そのパーティーは、”SALON"という特別な、
シャンパーニュで、締めくくられた。



真夏の夜の、

スタイリスティックスなひと時を


私のココロの宝箱に


大切に、大切に、しまっておこう・・・







*ライブハウス内でのスタイリスティックスの写真は
関係者の許可を得た方に撮っていただいたものです*













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