
今日は毎年2月にやる、と決めている
人間ドックを受けてきた。
前日夜中から水一滴も飲まないまま
受ける人間ドックははっきり言って気が重い。
私はここ数年、聖路加フレンズという
聖路加の会員になっていて
一年に一回、聖路加予防医療センターで人間ドックを受けている。
聖路加予防医療センターは
とっても清潔で、きれいで
担当のお医者様も看護士の方、技師の方々
事務の方にいたるまで、本当に親切。
聖路加だからこの人間ドックもなんとか耐えられる、というのが本音。


まずは身体測定から始まる。
”体重、増えましたねぇ”といわれたくない私は
2日間くらいの速効ダイエットをして
何とか昨年並みの体重でセーフ。
しか~し!
体脂肪率は若干増えていました。。。とほほ

血圧はいつものとおり、かなり低い。
なんとPCばかり使用しているからか、
長年KEEPしていた
視力1.5が、1.0に低下してしまった。

最近、目が疲れていたからなぁ。。。。
その後、
肺のレントゲン、血液採取、骨密度測定、肺機能測定、
心電図、聴覚検査、内科診察・・・
これらは比較的スムーズに進む。

その後に試練が、待ち受けている。

婦人科系の検診や超音波、マンモグラフィー・・・
し~んとした中で超音波をやっていて
ある一点で技士の方の手がとまり
なにやらカチャカチャ機械を操作する時は
”ああー。もぉ、駄目なのかもしれない。。。。

いつもなんとも言えない不安と悲しみが押し寄せてくる。
肉体への執着というのがこれなのかしらん。

人間ドックはこういう時間がとても嫌だけれど
カラダのパーツ、ひとつひとつが
奇跡的にうまく絡み合って、日々の生活が営まれていることを
再確認するには
一年に一度、<カラダさんに感謝

大切な日かとも、思う。
仕上げには胃の検査。
まず、ブスコバンなる
ものすごく痛い注射を左肩に打たれる。

その後、
昨夜から何も喉を通していない状態で
バリウム。。。もぉ、最悪。

私は幼稚園児みたいに
”イヤだぁぁぁ

若い、ちょっと可愛い系の技士のお兄チャマが
笑いながら
”大丈夫ですよ。

と優しくいさめてくださる。
年下の彼もいいかもしれない

バリウム飲みながら、そんな馬鹿なことを考えた。

私の父は
77歳にして、どこもカラダに悪いところが無く
ピロリ菌1匹もいないというくらい、超健康である。
かたや私の母は
若い頃から病弱で<病気のデパート>みたいだった。
頭と耳以外のお医者様には殆ど全て通っていた。
最後には本当に頭だけはしっかりしたままあの世へ若くして旅立った。
一体、私はどちらの系統を多く遺伝しているのだろう。。。
そして、待ち時間に
人生あと遣り残しているものはナンダロウ。
あとやっておきたいことはナンダロウ。。。
そんなことを考えた。
検査結果の一部は3週間後にわかるとして
とりあえず、今日の人間ドックは終了した。
聖路加予防医療センターのあるビルの1階には
小さな書店が、ある。
私の本、置いてあるかなぁ~?
こんな小さい書店には無いかな?
と思って店内を見ると、

人間ドックは毎年恒例、この2月にやることにしていて
視力が悪くなったり、
かといえば、甲状腺の数値は良くなったり、
小さな変化がカラダの中にも起こっていた。
この一年の大きな変化はそう、
この書店にまさか自分の本が並ぶなんて思ってもいなかったので
一年って、早いようでいて
それなりに濃い日々の連続である。
先ほどの話に戻ると
この人生でやっておきたいこと・・・


そぉ、日本全国の温泉めぐり

というわけで、
その小さな書店でこの2冊の本を購入した。
人間ドックが終わってほっとしたのもつかの間、
明日からまた週末、上海


