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書道の、お稽古

2012年07月09日 | がんばれっ!
書道の、お稽古



最近はじめたばかりの、書道のお稽古。


書道は小学生の頃に習っていた。

自宅のあった同じ区画に書道の先生が住んでいたこと、
小学生の時の担任の先生が皆、字がとてもきれいだったこと、
たまたま小学2年の時の書き初めで入賞したこと・・・

などがあり
小学生の頃から、私にとっては<字がきれい>ということはテーマであったと思う。


その後、イギリスにある学校に行ったものだから
書道とは縁が無くなってしまったが

イギリスの村のお祭りなどでは
私たち日本人が筆でイギリス人の名前を書いてあげると

たとえば
(サリーさんだったら、砂里以 とか適当に当て字で・・・)
書いてあげると
めちゃくちゃイギリス人は喜んでくれたので
村のお祭りでそんなことをすること以外は
墨と筆から遠ざかってしまった。









大学を卒業した後くらいだったか、
あるいは在学中だったか忘れたけれど
当時、イギリスかぶれしていた私は
書道ではなく、カリグラフィーを習い始めた。


ペン先でインクボトルからインクをつけて
同じ角度に、さまざまな字体を書いていく・・・
装飾の絵や
グリーティングカードなどもきれいで、大好きだった。

銀座のギャラリーで2回ほど、
初心者ではあったけれど
作品を展示したことも、ある。 


その後、全く自由のとれなかった<魔の15年間>に突入し、
カリグラフィーも仕事でWelcome Boardを書く程度になってしまった。







今年に入って

一連の孫文・梅屋に関する行事が一段落したのと、
書道家、という肩書を持つ方と知り合いになったことがきっかけで

ずっとやりたかった<書道>に
小学生以来、チャレンジしてみようかな、という気持ちになってきた。


どうしても、仕事の都合上、
きっちりと時間指定してあったり、あるいは通うのに遠い場所であったり、
日本のお稽古にありがちな、
わりと女性の厳しい序列のあるようなお教室は無理だなぁ。。。。と。


上記の条件をクリアしたお教室を、見つけた。
(見つけた、というより
上記書道家の先生が以前、教えていらした場所、と聞いて訪ねてみたら
時間や場所などが私の条件に合っていた。)





会社から抜け出して
歩いていける場所。

1か月に3回というコースにしたので
仕事の折り合いをつけて、通える。



・・・ところが、
お気楽な私は、大きな間違いをしたことに
お教室に入ってから、気づいた。




大人の教室、といった感じのエントランス。
隣は美術の教室なので、アートな感じ。


・・・というのは

ここのお教室に通っている方々は
プロみたいな方ばっかりなのだ。。。。


もぉ、
お坊さんみたいに写経みたいなのを延々と黙々と書いていらしたり、
ぜんぜ~ん読めません、というようなアートな文字や
漢字の草書?みたいなこれまたぜんぜ~ん読めませんという文字を
大きな半紙にさらさら書いておられたり、
書道展などで見るような、独特の文字を書かれる方ばかり。。。

つまり、
プロの方が作品を書いたり、
技術を極めるために通っていらっしゃるお教室みたい。。。


そこに
小学生みたいに、楷書すらまともに書けない私が。。。








最初はやばっ・・・
と思っていたけれど

だんだん開き直って


”徹底的に出来ない自分”を楽しむ自分を見つけられるようになってきた。


というのも、

私はわりと、どこにいっても
初心者、というか
あなた誰? というか
そういう待遇をあまり受けない。


フラワーアレンジメントは大学のころから私が先生となって教えていたし、
飯田深雪先生のお料理やマナーのお教室では
母も昔習っていたことから、先生方に大切にしていただいたし、
カリグラフィーもそのもの自体新しいものだったので
そんなに生徒間同志の差はなかったので、適当に楽しめた。


ましてや、最近は
仕事柄、立場上というか、実力以上のことをやってきていたので
甘えがきかないし、どちらかというと
指示することも多くなってきている。


そんな中、

この書道のお教室では

徹底的に
一番、へたくそな、初心者で、ある



私には<M的>要素があったのか、と自分でも驚くが

結構、この

”ダメねぇ・・・・。

という視線が、案外 気持ち良かったり、している。





今日もそんなダメな自分と向きあいながら
それでも
書って、奥がすごく深いし
少しづつ、お手本を見ながら書いていくことが楽しいなぁ。。。と感じながらの、お稽古だった。


今日も白髪のおばあちゃまもお稽古にいらしていたが
私も白髪のおばあちゃまになる頃には
さらっと筆を走らせるようになっているかも。。
いや、
なってみせるぞっ


そんな、
書道初心者を楽しんでいる、今日この頃の、お話