Happy-sanになろう!

Happy-sanな日々をご紹介するブログ。旅のお話もいっぱい♪

壱岐、島めぐり

2009年06月05日 | せずにはいられない・・旅の話
壱岐、島めぐり



低血圧の私が早朝6時30分発
羽田から博多行きの飛行機に乗る。

博多空港からタクシーに乗り、博多港へ。


朝早く、まだ人がまばらな博多港


今日、ここから壱岐へ渡る。

壱岐は私の母方の曾祖母(ひいおばあさま)のトクさんが生まれ
17歳まで育った場所。

いつか母と行きたいね、と話していた。



今回、11月に出版予定の本の内容に厚みを持たせるため
ゆかりの人々を訪ねる、
いわば<ご先祖 ルーツをたどる旅>を企画

そして、もちろん、すぐに実行

まずはトクさんの故郷。
私の大好物<雲丹>もシーズン。
そして、
鉄分の多い、赤い温泉のある、壱岐へ。







博多港から壱岐 郷ノ浦港までは
ジェットフォイルで約1時間。

ジェットフォイルなんて、すっごく早そうな名前なので
スピードが速い船だと思っていたが
普通のスピード。 つまり、のんびりとした、1時間の船旅。


港へ着いたのは午前11時過ぎ。

午後2時にご先祖様が同じ香椎本家の方と会う約束をしている。

それまで時間があるので、
タクシーに乗って、島巡りを楽しむことにする。



まず、私が壱岐で一番行きたかった場所。
筒城浜へむかう。 




ここは日本の渚100選に選ばれている
最も有名な浜である。





海水浴シーズンにはすごく賑わうらしいが
季節はずれの海岸に人はいない。

遠浅の美しい浜を本当はゆっくりと歩きたかったのだが

何しろ、一人で東京から女性が島観光をするなど
めったにないことらしく、
タクシーの運転手さんが、じぃぃぃぃっとこちらを見ているので
あまりお待たせしてもいけないかな、と
早々に車に戻る。


次に向かったのは<左京鼻>という
玄界灘に面して切り立つ
ダイナミックな海触崖へ。





このあたりには海女さんがいて
海に深く潜って
雲丹やあわびを獲るのだそうだ。

海女さん、がんばれっ


そして、左京鼻からほど近いところに

<はらほげ地蔵>さんたちが。





六地蔵さんとは、六道
地獄・飢餓・畜生・修羅・人間・天
において衆生を苦しみから救うとされている六種のお地蔵さん。

ここ一帯も海女が多い八幡浦の海中に祀られていて
腹部が丸くえぐられていることから
<はらほげ>という名前がついたそう。



お地蔵さんと一緒に。


道中、日本新道発祥の地とされる
月読神社に御参り。





京都の月読神社は487年壱岐の県主の先祖忍見宿弥(おしみのすくね)が
壱岐から分霊されたものであるという。
つまりここが最初。





苔むした階段。 境内はとても簡素。
でも、神社大好き人間の私にとって
最初の神社、というのはすっごく神秘的で魅かれてしまう。


壱岐は海に囲まれ、
田植えが終わったばかりの豊かな水田が広がり

穏やかな、のんびりとした島だ。

海岸線から遠く玄界灘に浮かぶ小さな島々が見える。





壱岐は昔からさほど景色は変わらないという。
ひいおばあさまのトクさんも
この風景を見ながら育ったのだ、と思うと

はじめてみた景色も何だか、懐かしく思えるのが、不思議だ。


壱岐の名所、といえばここ。





猿岩。

45mもある海触崖の玄武岩で
まるでお猿さんが遥か遠くを見つめているような形。



一応、親子でのショットを収める


猿岩をまわったくらいで
丁度、勝本町にある香椎本家へ行く時間となった。


ひいおばあさまのトクさんは
ここで生まれ、育ち、
17歳で長崎の梅屋家に養女に行った。




勝本町の港に面したところに
トクさんが生まれた場所があった。


母方の家の代々の特徴は
<動物好き>であること。

なんとトクさんの生まれた家の香椎本家でも
大きな犬が2匹。この遺伝子はちゃんと受け継がれている。

私が訪れた時、本家を継いでいらっしゃる哲冶さんは
犬とじゃれあっていた。


しばし、香椎哲冶さんに香椎家のことを伺う。

初対面なのにフランクでとっても楽しいおじさま。

”裏山に代々のお墓があるって本当ですか?”

と私が尋ねると


”道無き道を行くとあるよ。大丈夫かなあ。そんな格好で。”と哲冶さん。


家の裏には山があり、
香椎家の山である。

その山の中腹に、先祖代々のお墓があるという。

私は、哲冶さんの奥様の運動靴をお借りして
”道なき道”の山登りに挑戦。

ちょうど、和歌山の熊野古道もこんな感じだったな、と
思いながら山を登る。

すると・・・





立派な先祖代々のお墓が!

何と曾祖母であるトクさんのお父様、お母様
またそのお父様、お母様のお墓まできちんとある


もとは鉄砲奉行であったので
お墓には

<士族 香椎岩五郎>などと記されている。


いっぺんにずっとずっと先のご先祖様にもお会いできて
感動。

こうやって、私たちの命は続いてきたんだなぁ。。。



香椎哲冶さん、ご先祖さまとご一緒に。




トクさんの実家である香椎家を訪れて
ご先祖様にご挨拶出来た私はとっても心が穏やかになっていた。


そして、哲冶さんが
その日宿泊予定の<海里 村上>まで
白いオデッセイでドライブがてら送ってくださった。


さあ、今度はものすっごく素敵な壱岐の宿

<海里 村上>のご紹介。

乞う、ご期待







最新の画像もっと見る