YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

冬至

2024-12-20 22:13:00 | 二十四節気
冬至は二十四節気の第二十ニ。太陽黄経が270度のときで12月22日から1月4日頃。


冬至は1年でいちばん昼が短くなる日!!
写真は南米チチカカ湖にあるシェスタニ遺跡。チュルパと呼ばれる石塔(お墓)です

1年でいちばん昼が短いということは、冬至からあとはどんどん昼が長くなっていくということ。インカ文明では「冬至」復活の日とみていたようです。太陽の力が「いちばん弱まる日」としてマイナス思考で捉えるのではなく、今がどん底で「これからどんどんパワーが満ちてくる」と考えるプラス思考。大切!!



すでに上部が崩れ、基礎だけになっているものも多数。富士山よりも高い土地に広がる風景は圧巻です。

日本の七十二候でも、初候には「乃東生(なつくさしょうず)」と言う風に「生」という字を使っています。古今東西、冬至は復活へのスタート。



ちなみに、冬至の日の出・日の入りは「再生の日の出・日の入り」とも考えられ、礼拝する習慣もあるそうです。

冬至の日は1年でいちばん日照時間が短くなる日なわけですが、なんと夏至と比べると、4時間40分も短いんだそうです。さらに驚くのは根室あたりだと6時間半も違うとか。同じ国内でもこんなに差があることにびっくりです。



ちなみに、冬至といえば柚子湯。体を温め、風邪をひかない体を作ってくれるそうです。



そして冬至の食べ物といえば「カボチャ」と「ん」のつくもの。

カボチャは冬まで保存可能な夏野菜。夏に溜め込んだパワーを分けてもらうという発想です。「ん」のつく食べ物については、「運がつくから」とか、いろはの最後の文字であることから「また初めに戻るという意味がある」とか、諸説あるようです。柚子湯にしても、食べ物にしても、いずれも、健康を願う気持ちが込められています。年の瀬の寒い時期、体を労り、健康に過ごしたいという気持ちは、いつの時代も同じですね。



〜七十二候のページ
初候(12/22頃〜)乃東生
次候(12/27頃〜)麋角解
末候(1/1頃〜)  雪下出麦


〜二十四節気・七十二候とは〜
旧暦(太陰太陽暦)が使われていた時代、季節のずれを調整するために作られたのが二十四節気。地球の周期をもとに、夏至と冬至、春分と秋分を設け、さらにその間を分けて1年を24等分して、季節の特徴を表した言葉を当てています。しかし、梅雨や台風などがない中国で作られたものがそのまま使われているため、日本の季節とは多少ずれるところもあります。
七十二候は二十四節気をさらに3等分ずつして、季節の特徴を当てはめたものです。日本独自に作り直された経緯があり、より、日本の季節にあったものとなっています。

〜横浜の雨温図(1981〜2010)〜




ーーーーーーーーーーーーーー
日常のブログ
Instagram
ーーーーーーーーーーーーーーー







柚子ジャム作りました〜明日は冬至〜

2024-12-20 10:51:00 | 食べもの
ぴよよんさん(姉)が柚子をいただいてきたので、柚子ジャムを作りました。



恥ずかしながら包丁使いが下手なため、皮をちまちまと千切りにするのに時間を要しますが、作り方は簡単。



千切りした皮と果汁、それから内袋をざくざく切ったものを鍋に入れ、75〜90%の砂糖を加えて煮るだけ、水分が少ないときは、水を少し加えます(適当)。

取り出しておいた種も、お茶パック(不織布の袋)に入れて投入。ジャムが固まるためにはこれが大切!この種子は10分弱で取り出します



あとは好みのかたさまで煮詰めれば完成!!
柚子種は固める効果抜群なので、水っぽい状態でも、冷めると固まります。煮詰めすぎないことがコツ♪

なお、苦いのが苦手なわたしのような方は、先に千切りした皮をひたひたの水で3回くらい茹でこぼしてから使うのがおすすめ。

容器は煮詰めている間に、熱湯消毒しておくと安心。長期保存予定なら必須です。



さて、明日はいよいよ冬至です。
今夜は柚子ジャムをお湯に溶いて、ユズティーで暖まるのもいいですね。生姜を少し入れると、体がポカポカになります。




今日もいい日になりますように♪


ーーーーーーーーーーーーーー
ホームページ
Instagram
ーーーーーーーーーーーーーーー