3/17、三ッ池公園でヒキガエルの卵塊(らんかい)を見つけました。冬眠していた生き物たちも起きだしてきたのですね。
といっても、ヒキガエルは産卵を終えるともう一眠りするそうです。二度寝って、なんであんなに気持ちいいんでしょう…。
ヒキガエルは、ゼリーのようなひも状のものの中にたくさんの卵を産み付けます。このゼリーは卵を乾燥から守ったり、外敵から守ったりする役目があります。
カエルというと水の中の生き物というイメージが強いですが、ヒキガエルは、林の中の湿った落ち葉の下を好んで生活するカエルです。産卵のときだけ池へとやってきます。もちろんオタマジャクシは水の中で育ちますが、手足が生えると上陸し林を目指します。ところが、近年では池と林の間に道路ができ、カエルたちの移動も困難を極めるようになりました。
この季節、道端でつぶれているカエルに出くわすことはないでしょうか?ひかれて、ひかれて、ぺっしゃんこ…。まさにヒキガエルです。彼ら(彼女ら?)にとっては、車道の存在など論外ですから、事故にあってしまうわけです。しかし、このぺしゃんこガエルを見る機会も最近減ってきたような気がしています。これって、ヒキガエルがかなり減少しているってことではないでしょうか…。
今年もヒキガエルが卵を産んでくれてよかったなあと、ほっとしました。