YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

11 早春の森で

2012-04-23 18:12:13 | 清里・野辺山2011~2012


清里、野辺山の周辺は、まだ芽吹き前の枯れ草色の森でした。そんななか、ひときわ目をひいていたのが、このダンコウバイの黄色い花。この木の周りだけ、ほわっと暖かな空気につつまれているようです。

漢字で書くと「檀香梅」。クスノキ科の植物で、葉には芳香を含む油分が多く含まれています。とても良い香りで、香水や石鹸の香料としても用いられているそうです。





こちらはヒナスミレ。淡いピンクがなんとも優しげな雰囲気です。小さなスミレでうっかりすると見逃してしまいそうです。スミレの分類はとても難しく、ビジターセンターに写真を持ち込み、一緒に調べていただきました。だからたぶんヒナスミレで間違いなし!



こちらはハシバミだったかなぁ…?垂れ下がっているのが雄花で枝の左端に小さく咲いている赤いシュワシュワが雌花です。



ヤナギの花も盛りで、いろいろな種類のものが咲いていました。こちらは同定していませんので種名までは不明です。

まだまだ春浅く、来月のフクロウツアー(5/19)あたりが新緑の季節になるのかと期待をしています。オオヤマツツジの名所もあるので楽しみです(*^_^*)

10 フクロウの子育て

2012-04-23 06:12:14 | 清里・野辺山2011~2012


お母さん鳥です。
フクロウのお母さんは2、3個の卵を産むそうです。シジュウカラなどは10個近く産むものもいるので少数精鋭ですね。

普通、鳥は1日に1個から数個、何日かかけえてすべての卵を産むそうです。2日おきに産むものもいるそうで(きっと体力使うんですね)、すべての卵を産み終えるまでに1週間程度かかるようです。
そしてその間、母鳥は卵を温めず産卵に専念するんだそうです。つまり、抱卵は全部産み終えてからスタート。その時から、卵の中で雛の成長が始まります。なので、ほとんどのひなは同時に孵化。その後母親は餌やりに大忙しになります。



ところが、フクロウの場合は卵を産んだら、すぐに抱卵を始めます。そして、数日後にまた次の卵を産むそうです。
ですから、よく見るとひなのサイズが違います。右側は目が開いているのに、左側はまだ目が開いてていません。目が開いている子は、お座りもできるようになったみたいです。



こちらの巣箱の子たちも、大きさが違いますよね。



寄り添って、ラブリー♪(似たような写真ですが、上のと微妙に角度が違うんですよ)

この子達は母鳥が狩ってきた小動物たちを食べて大きく育ちます。まだ小さいので母鳥が小さくしてから与えるそうです。







牧草地にはもぐらとか、ねずみとかがいっぱいいます。もちろん小鳥だって餌にしちゃいます。
フクロウのお母さんの耳には、彼(彼女)らが地面の下を通っていく小さな足音も聞こえるんだそうです。お母さんすごい!!

そういえば、今回は話題にのぼらなかったけど、フクロウのお父さんはどうしているんだろう?今度調べておきます。