明日は早いもので「小雪」です。どうりで寒くなってきたわけですね。
写真はユッカラン。花の少ないこの季節に、なかなかの存在感を漂わせています。ちょうどこれから咲くところらしく、たくさんのつぼみをつけていました。
冬の花といえばこちら↓
ヤツデの花です。手を広げたような形だから、八手なんだろうけど、実際には7裂とか9裂と、奇数に裂けるんだとか。今度数えてみないとね。
さて花ですが、見た目は地味なくせに虫たちにとっては、豪勢なレストランにも匹敵するらしく…。虫の少ない時期ですが、花も少ないわけですから、PRはばっちりです。
さっそく、アブだか、ハチだかのお仲間が、蜜を求めて飛んできました。アップで見ると花の表面がぬるっとしている感じもします。ヤツデの蜜って果物よりもずっと甘いんだそうです。
もともとは、海岸沿いに自生する植物。だから、乾燥に耐えられるように葉が厚く、しかも強い日差しを跳ね返すためにテカテカしているんですね。
海岸に自生するといえばこちらも同じ。イソギクです。
葉の淵が白く見えるのは、裏側にびっしりと生えた細かい毛が淵まで伸びているためです。葉っぱを裏返してみるとすぐに確認できますよ。細かい毛は、ヤツデ同様、乾燥から身をまもるためのもの。また、塩害からの防御にもなるのかもしれません。
この季節、よく見かけるツワブキも、やはり海岸性の植物です。
海岸に強い植物は、冬にも強いってことですかねd( ̄  ̄)
最後はマンリョウ。庭に植えられたものも素敵ですが、林のかげでひっそりと赤い実を抱えている姿は格別。
多くの植物が永い眠りについてしまうこれからの季節。でも、よく探してみると、寒さにあった進化を遂げた植物たちが、けなげに頑張ったいたりもするものですね。わたしも寒さに負けず、がんばりますかっ!
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