
おはようございます。
外に出られないので、3年前のクリスマスの話でもいたしましょう。

3年前のクリスマスもわたしは一人ぼっちで過ごしていました。もっと正確にいうと一人旅を謳歌していました♪
クリスマスという世界的に心温まるイベントをどこで過ごそうかと思案した結果、1人で賑やかな場所に出るのは気がひけるので、山の中でロマンティックな星降る夜と朝焼けに染まる華やかな朝を迎えようと考えたのです。

向かった先はパタゴニア。朝焼けに染まるフィッツロイ山を間近に見ることのできるロストレス湖。そう、おそらく一生に一度の1人キャンプ。テントの入った大きなザックをレンタルして、のろのろとカメのようにたどり着いたキャンプ場。

天気も良く、時間もたっぷりあったので、ゆっくりペースでも全く問題なし。そして、なんといっても、この南限のブナ林がとても素晴らしかったのです。アップダウンもほとんどないのんびりとした道のり。

パタゴニアに生える南極ブナ。現地ではレンガと呼ばれています。
そしてその森に生える花々



蝶もたくさん飛んでいました。南半球なので一応夏。緯度が高いのでかなり寒いですけどね。日本で言えば雪解けの頃のようなものでしょうか…。


あと、へんなキノコ

キッタリアっていうらしいです。木の枝にボコボコとついているんです。
木道を歩いたり…

途中、氷河が見られるポイントがあったり…

移り変わる風景にワクワクしっぱなしのトレッキング。
そしてたどり着いたキャンプ場

テントを張って昼ごはん


やればできる!!!
このキャンプ場から湖までは、いよいよ本格的な山登り。朝焼けを見るためには暗い中登らなくてはいけないので、とりあえず下見。コースタイムで1時間半。岩場を登っていく急登。

かなりきつい…。でも、途中階段になっているところもあり、ちょっとありがたい。

途中から森林限界を超え、視界が開けます。

足元の植物も高山植物っぽい姿に…



ところがこのあたりから天候急変。ついに雪が降り始めます。

最後のガレ場は遮るものもなく、強風に煽られ怖いこと、怖いこと。それでもやっとたどり着いたロストレス湖

水の色がとても美しいのです。そしてこの静寂。
本来なら湖の向こうにフィッツロイ山が見えるはずなんですけどね…(T_T)
もっともフィッツロイって、現地の言葉で「煙の山」って意味なんだそうです。こうやって霧に隠れてしまうことが多いみたいなんです。
ちなみにこの山は有名アウトドアメーカー「パタゴニア」のロゴになっています。
これ↓

そんなわけで、けっきょくこの後、天気が回復することはなく、星降るロマンチックな夜も朝日に輝く華やかな朝も迎えられませんでした(T_T)
美しいらしいですよ。朝日を浴びて真っ赤に燃えるフィッツロイ山。
わたしはというと、暴風が吹き荒れる寒い夜、森の木々に守られてテントの中でひたすら過ごしただけでした。あの夜はあの夜で忘れられない思い出ですけど。
とりあえず朝の偵察でこんな景色が見えました。

白い煙は霧雨というか霧雪が作るベール。次々に強風に流されていきます。
フィッツロイ側は完全に真っ白

この後雨がひどくなり、テントに待機するものの、小康状態になったため下山を決意。天気予報は晴れだったんですけどね(T_T)
実は、ちゃんとした雨具、持っていかなかったんですよ。山登りするのに絶対に必要なのに…。無事帰れて本当に良かった。
帰りは行きとは違うルートを通ったので、湿原らしき地帯を通ったり、またまた素敵な道のり


こんな細い道を通ったり…

でもね、強風と時折体を濡らす小雨のせいで、すっかり疲労困憊。ザックも水を吸ってだいぶ重たくなってたし…

笑っているつもりの顔がかなり引きつっていて笑えます。麓の町が見えてきたときは嬉しかったなぁ。
この時の教訓
・山の天気は変わりやすい
・山への装備は最悪の状況を考えて
・単独行はリスクが大きい
あったりまえのことなんですけどね。
身を以て知りました。
多分この日が晴れていれば、なんの問題もなく、最高に楽しんで帰ってきて反省することもなかったと思います。
今考えるとこんな風に反省できたことがサンタクロースからのプレゼントだったのかも!!!
皆さんの元に昨夜サンタクロースはやってきましたか?
とりあえず、今このとき、このようにくだらないブログにつきあってくれているあなたは、きっとすでに幸福を手に入れていることと思います♪
何気ない日常の中の小さな発見。それを楽しみに変えていくことが「YNWC的な日常」。
さてと…、今日も1日、自室にこもって(インフルだから)、神様がくれた休暇を楽しむことにいたします(笑)
皆様も良い休日を!!

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