ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『恋のツキ』#03~#04

2018-09-03 12:02:42 | TVドラマ全般










 
この作品の見所はとにかく、これまでセクシーには縁の無かった徳永えりさんがひと回り年下の男子との肉欲に溺れ、毎回あんな事やこんな事をしてくれる新鮮なエロス描写に尽きます。

最初の「カラオケBOXでフェラチオ」を上回るインパクトはさすがに無いけど、それでも例えば石原さとみさんが同じ事をやっても絶対に味わえないドキドキ感は以降もキープされてます。

ストーリー的には、同棲中のカレシに嘘をつくのはまぁ必然として、浮気相手である年下男子にもカレシの存在を隠すという、そりゃいくら何でも無理やろ!なヒロインの言動に呆れつつ、それだけ自分に自信が持てない彼女の境遇(年齢やルックス)には共感せずにいられません。

で、カレシの存在を知らない年下男子はバンバン電話やメールをして来るワケで、あっという間にカレシには浮気を悟られ、年下男子にも真剣交際を迫られて、さぁどうする?ってところで第4話は終わりました。

もうトキメキは全く感じないけど経済力があるカレシと、将来性は全く未知数だけどトキメいて仕方がない年下男子。

カレシは浮気を悟りながらも(だからこそ)結婚を真剣に考えてくれてる。一方、年下男子が結婚を考えるようになる頃、自分はいったい何歳なのか?

現実を選ぶのかトキメキを選ぶのか? 普段なら「どーでもええわ、好きにしなはれ!」って一蹴するところだけど、今回はヒロインに共感しちゃってるだけに気になります。

どちらかと言えば女性視聴者に共感してもらう為のドラマだろうし、だからこその徳永えりさん起用なんでしょうけど、いやいや、石原さとみには萌えない我々オヤジ層のハートもしっかりと掴んでます。
 

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『恋のツキ』#02

2018-09-03 12:01:21 | TVドラマ全般








 
これまた第2話からの観賞になっちゃいました。gonbeさんがブログで紹介して下さるまで全くノーチェックでした。テレビ東京の番組は受信出来ないのでハナからスルーしてたワケだけど、BSジャパンでも放映してるんですね。

テレビ東京は木曜深夜1時から、BSジャパンは火曜深夜0時から放映中の30分ドラマで、新田章さんの人気コミックを実写化した作品です。

映画館でバイトするアラサー女性のヒロイン・ワコ(徳永えり)は、恋人のフウくんと同棲を始めて3年目。これといってフウくんに不満は無いんだけどトキメキも無い。そんな時に映画好きのピュアな高校生・ユメアキと出逢い、それがタイプだったもんで久々にトキメいちゃう。

で、「これは浮気じゃない」と自分に言い聞かせながらユメアキと映画を観に行くんだけど、カラオケボックスでお話してたらユメアキくんの身体の一部がホット&ホットになってしまい、それに気づいたワコはつい彼の股間に手を伸ばし、シコシコしてシャブシャブしちゃうのでした。

いきなりフェラチオからスタートする関係ってのも驚きだけど、それを演じてるのが本格派女優の徳永えりさんであるという事実が、異様に我々をコーフンさせてくれます。差別するつもりは無いけど、AV女優さんが同じ役で同じ事してもそうはなりません。

しかも、ふだんは地味だったり勝ち気だったりで、セクシーには程遠い役柄が多い徳永さんだから、余計に衝撃的だし「えっ、そんなことまで……」っていうハンパない有難みを感じちゃいます。

それもこれも全て創り手の計算なんだろうと思います。あの徳永えりが、ひと回り以上も年下の男子に、手も繋がない内からフェラチオっていう、二重三重の意外性。

もちろん、エロ系Vシネマじゃないからメインテーマはそこじゃないんだけど、正直言って私はそこにしか興味がありませんw 第2話にしてフェラチオしてくれた徳永さんが、これから一体どんな卑猥な事をしてくれるのか?

トップ・オブ・ゲス男の川谷絵音くんがゲス映画監督の役で出てたりするけど、どーでもいいです。徳永えりさんが、フェラチオの次に一体ナニをしてくれるのか? あるいはナニをされるのか? その期待だけで毎週観ちゃいそうです。gonbeさん、ありがとう!

ほか、伊藤沙莉さん、藤井美菜さん、山田キヌヲさん、小倉優子さん、小泉佑唯さん、江口のりこさん、といった女優陣が脇を固めてます。
 
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『dele/ディーリー』#02

2018-09-03 12:00:27 | 探偵・青春・アクションドラマ




 
うっかり初回を見逃したんだけど、もしかすると今期の目玉になるかも知れない作品が深夜枠に登場しました。テレビ朝日系列「金曜ナイトドラマ」の新作です。

もし、自分が何らかの理由で急死を遂げた時、パソコンやスマホに残したデータ、いわゆる「デジタル遺品」を内密に、完全にdele=削除してもらいたい……

そんなニーズに応えるべく「dele.LIFE」という会社を立ち上げた車椅子生活のプログラマー・坂上(山田孝之)と、彼の手足となって動く何でも屋のフリーター・真柴(菅田将暉)が、削除を依頼したワケありの人たちの人生、秘密に図らずも触れることになり、そこに隠された真相を紐解いていくというお話。

探偵物のバリエーションであり、遺留品捜査物のデジタル版とも言えますが、殺人や強盗などの犯罪が絡んで来ないのが新鮮で、そこが本作の肝になってるように思います。

今回観た第2話は、あらかじめデータ削除を契約してた依頼人が病気で急死するんだけど、現場にあったノートに「やっぱり削除しないで」っていう、死の直前に書いたであろう坂上&真柴へのメッセージが残ってて、その理由を二人が探っていくというお話でした。

ネタバレになるので詳細は書きませんが、その消すか消さないかのデータに依頼人の生き方や、友人・家族との関係、すなわち人生そのものが集約されてて、それを紐解くだけで1時間のドラマが成立するんですよね。

私は泣いたし、いい話だけで終わらないラストにも唸ったし、何より犯罪を絡めずにミステリーを成立させた手腕に感服しました。

依頼人だけじゃなく、主人公二人もそれぞれ孤独や虚しさを抱えてる点に共感するし、自分なら何を残して何を削除して欲しいかな?って、考えさせられもします。

調べてみたら、本作の企画には『BORDER』『CRISIS』の金城一紀さんが深く関わってるみたいです。KADOKAWAとメディア・ミックスのプロジェクトを立ち上げた金城さんが、かねてから親交のある小説家・本多孝好さんに話を持ちかけ、本多さんが温めてた小説の構想を2年がかりでドラマ企画に仕上げたんだとか。

脚本は、その本多さんと金城さんに加えて瀧本智行、青島武、渡辺雄介、徳永富彦といった実力派たちが交代で担当するそうで、毎回違ったテイストを味わえるのも見所かと思います。

スポンサーや女性視聴者の顔色に左右されるゴールデンタイムの番組と違って、純粋に面白いものを追究できるのが深夜ドラマの強み。これは期待して良さそうです。

セクシー画像は、坂上の姉にして弁護士の舞に扮する、麻生久美子さん。『時効警察』以来11年ぶりの「金曜ナイトドラマ」登板です。
 
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『透明なゆりかご』#02~#05

2018-09-03 00:02:47 | TVドラマ全般









 
私にとっての今期ナンバー1連ドラは、どうやらこの作品になりそうです。毎回ガツン!と胸に来るものがあり、自然と涙が出ちゃいます。

生命の誕生と並行して残酷な死も描かれ、それが生命の尊さをより実感させる構図になってて、重いテーマなだけに観るのに気合いが要るんだけど、観れば自分がこの世に存在する奇跡を実感するし、母親に感謝せずにはいられません。(残念ながら出産において父親は何の役にも立ちませんw)

第2話では、生まれつきの持病が妊娠で悪化し、産んだら自分が失明しちゃうかも知れない主婦(平岩 紙)が、それでも産むのか産まないのか、究極の選択を迫られます。

そんな折り、見習い看護師のアオイ(清原果耶)が医院の前に捨てられた生まれたての赤ちゃんを見つけ、面倒を看てる内に母性が目覚めちゃう。

で、その赤ちゃんは女子高生(蒔田彩珠)が親に内緒で産んじゃった子であることが発覚します。

失明を覚悟の上で出産を決意した主婦がいる一方で、産んでおきながら自分で育てる意志が全く無い女子高生もいる。母性って何なのか?

とにかく女子高生が許せなくなったアオイは、彼女の家を目指して自転車を漕ぐんだけど、そのあまりに遠い道のりに愕然とし、そして気づきます。出産したての身であの女子高生は、赤ちゃんを産婦人科に届けるために、この遠い道のりを必死に自転車を漕いでやって来たんだと……

第3話では、些細なミスに対しても異常に激怒する妊婦・さおり(田畑智子)が登場。あまりに厳し過ぎるさおりにアオイは萎縮し、恐れおののくんだけど、彼女の不機嫌さには理由がありました。

さおりの夫は、他の病院で盲腸の手術を受けたんだけど、簡単な手術の筈が麻酔医の些細なミスにより、恐らく二度と意識が戻らない植物人間状態にされてしまったのでした。

なんとか無事に出産を終えたさおりが、何も聞こえないのを承知の上で、赤ちゃんの泣き声を病床の夫に聞かせます。物理的にはあり得ないんだけど、夫の眼からひと筋の涙が溢れるラストシーンに、私は号泣しました。

第4話は更にヘビーでした。何しろ初回からレギュラーで登場し、いつも笑顔でアオイを励ましてくれた癒しの妊婦・真知子(マイコ)が、順調に女の子を出産した直後、容体が急変してあっけなく死んでしまう。診断では予知出来ない、稀にあるケースなんだそうです。

穏やかなピアノの音色で始まったハッピーバースデーの曲が、不意にマイナー調に変わっちゃうBGMの演出がまた見事で、ホラー映画に匹敵する恐ろしさがありました。

その恐怖がトラウマになって看護師が1人辞めちゃったり、出産予定の妊婦たちが相次いでキャンセルするなど医院は存続の危機。

だけど誰よりも悲惨なのは、その日に妻を失うなんて想像すらしてなかった、新婚の夫(葉山奨之)です。絶望し、自殺しようとするんだけど、口うるさい真知子が部屋のあちこちに貼った注意書きのメモと、赤ちゃんの笑顔が彼を救います。

第5話では、9歳の男の子が医院を訪ねて来て、アオイはその子がバツイチの院長・由比(瀬戸康史)の息子だと勘違いするんだけど、実はその子は9年前、14歳の女子中学生・真理(花田優里音)がこの医院で産んだ子供なのでした。

父親になる筈だったチャラ男は姿を消し、当然ながら両親は猛反対したんだけど、真理はどうしても産むと言って聞かなかった。

そこで、これまで真理にベッタリだったお母さん(長野里美)が覚悟を決めるんですよね。真理をあえて突き放し、あくまで自分の責任でその子を産み、育てるように自立を促す。

だけど陰で娘を支える為に無理をして働いたお母さんは、生まれた子が乳離れしない内に病気で亡くなっちゃう。残された真理は、そんなお母さんの覚悟を引き継いで、9歳になるまで立派に子供を育てて来たワケです。

そして現在、真理と子供の元気な姿を見て、前回の妊婦死亡事件で自信を無くしてた由比院長も立ち直るのでした。

粗筋だけじゃ本作の良さを伝えきれないんだけど、我が身を犠牲にして新しい生命を守ろうとする母親たちの姿には「お涙頂戴」的な偽善を一切感じません。なぜなら多分、それは「愛」というよりも人間の、いや生きものの「本能」だから。こればっかりは素直に認めるしかないんですよね。

仕事が忙しくなってドラマ鑑賞に割ける時間が短くなり、どうやら最後まで欠かさず観るのは本作と『dele/ディーリー』『恋のツキ』の3本に絞られそうです。

特に本作は清原果耶さん、『恋のツキ』は徳永えりさんと、いずれも連ドラ初主演の女優さんなのが新鮮で、見飽きた顔ぶれが並ぶ他の連ドラ群とは一線を画してます。これって本当に大事なことだと思います。

セクシー画像は、アオイの母親役・酒井若菜さんです。
 
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『透明なゆりかご』#01

2018-09-03 00:01:33 | TVドラマ全般







 
NHKの金曜夜10時「ドラマ10」枠でスタートした新ドラマ。沖田×華(おきたばっか)さんの同名コミックが原作になってます。脚本はNHK初登板の安達奈緒子さん、そしてヒロインは連ドラ初主演となる清原果耶さん!

高校の准看護学科に通う女子高生アオイが、町の産婦人科で看護助手のアルバイトをする中で、出産、中絶、死産などを目の当たりにし、命とは何かという重いテーマと向き合っていく物語。

最近、私は医者モノのドラマに心底から飽きてしまい、評判良いらしい『グッド・ドクター』も全く観る気になれません。観ればそれなりに感動するんだろうけど、医者モノで感動するパターンってだいたい決まってますから「もういいや」って思っちゃう。

決して医者モノが嫌いなワケじゃなくて、むしろマイ・フェイバリット漫画は『ブラック・ジャック』って言い続けてるくらい好きなんだけど、だからこそ『ブラック・ジャック』があればもう充分って思っちゃう。あれを超えられるワケがないって。だから孤高の天才ドクターが奇跡の手術をする類いのドラマは特に観たくない。どうやったってブラック・ジャックの物真似にしか見えないですから。

だけど本作は町の小さな産婦人科が舞台で、主役は平凡な女子高生。天才ドクターの出番は当然ないし、何より朝ドラ『あさが来た』から注目してる清原果耶さんの初主演作ですから、これは観ないワケにいきません。

で、実際に観たら、これは昨今量産される病院モノとはひと味もふた味も違う作品でした。

だいたい新しい命が誕生する瞬間を見せられると、人は無条件に涙腺が緩んじゃうもんで、それを利用してあざとく泣かせようとするドラマが多いワケだけど、この『透明なゆりかご』はむしろ逆を行ってます。

初回、アルバイト初日でいきなり堕胎手術に立ち合うことになったアオイは、さっきまで「命だったカケラ」を小さな容器に入れ、火葬業者に引き渡すという作業を任されます。

現代日本人の死亡原因第1位はガンじゃなくて、人工妊娠中絶なんだという現実。それを肯定も否定もせず、ただ見つめて実感するアオイを通して、観てる我々も色んなことを考えさせられます。

みんなに祝福される幸せな出産もあれば、そうじゃない出産もある。不倫相手との間に出来た子を密かに出産した女(安藤玉恵)は、その不倫相手に逃げられて絶望し、我が子と向き合おうとしません。

だけどアオイのお節介とも言える働きかけで、いつしか母性に目覚めたその女は赤ちゃんを優しく抱いて、笑顔で退院していく。なのに数日後、その子は窒息死したとの知らせが届いちゃう。

事故死なのか、あるいは虐待死なのか? 真相を知るすべもないんだけど、せめて赤ちゃんが母親の愛情に包まれて逝ったことを願うアオイ。

この初回の粗筋だけで、創り手に「客を泣かせて数字を獲ろう」なんて魂胆が無いのは明らかです。むしろ、目を背けたくなる厳しい現実をあえて描いてる。普通ならカットする堕胎手術の様子までストレートに見せちゃってる。

でも、決して嫌な気分にも暗い気持ちにもならないんですよね。むしろ、いろんな困難を乗り越えて自分を産んでくれた親への感謝と、これまで生きて来られた奇跡に対する感謝で温かい気持ちになれる。「生きてるだけで儲けもの」って素直に思えちゃう。

それを上から目線で説教されても心には響きません。「安全運転しろ」と言葉で言われるより、交通事故の悲惨な現場を見せられる方が効果的なのと一緒で、不運にも産まれることが出来なかった命を淡々と見せられた方が、よっぽど力強く「自分は生きなきゃ」って思えます。

創り手の狙いというより、願いがそこに感じられるから、こんな私でも素直に感動出来ます。私みたいに生きる気力を失いかけてる人にこそ、このドラマはオススメしたいです。

よっぽど生まれたいから生まれたんだろうし、せっかくここまで生きて来られたんだから、生きなきゃ損です。

まぁ、自分が生きることでよっぽど他者に迷惑がかかるようなら、その時ばかりは死を選ぶかも知れないけど、そうならない限りは図太く生きていこうって、あらためて思わせてくれました。

レギュラーキャストは他に、瀬戸康史、水川あさみ、原田美枝子、酒井若菜、マイコetc…といった面々。

原作者=沖田×華さんの波瀾万丈人生(ソープ以外の風俗業はAV出演も含め全て経験されたとか)にも興味津々です。
 
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