祇園祭りの1ヶ月の行事の最後のお祭りが、昨日(7月31日)開催された疫(えき)神社夏越祭 。
場所は、八坂さんの朱色の西楼門を上がった正面。
「疫神社」の鳥居に大茅輪を設け、参拝者は茅(ち)の輪をくぐり、無病息災を祈って神前で静かに手を合わせていた。
1カ月にわたる祇園祭りが無事終了したことを感謝する。
夏越祭は、八坂神社の祭神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、旅の途中で蘇民将来(そみんしょうらい)にもてなしを受けたお礼に、その子孫の疫病退散を約束したという伝承にちなむ。
疫神社は蘇民将来を祭る。
1144年前の祇園御霊会(ごりょうえ)から今日に至る伝統ある行事。
詳細の写真は、ここを参照:
http://milky.geocities.jp/kyotonosato/nagosi/nagosi00eki07.html
蘇民将来については、ここを参照:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%98%87%E6%B0%91%E5%B0%86%E6%9D%A5
蘇民将来子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/schedule/02.html
八坂神社御祭神、スサノヲノミコト(素戔鳴尊)が南海に旅をされた時、一夜の宿を請うたスサノヲノミコトを、蘇民将来は粟で作った食事で厚くもてなしました。蘇民将来の真心を喜ばれたスサノヲノミコトは、疫病流行の際「蘇民将来子孫也」と記した護符を持つ者は、疫病より免れしめると約束されました。
その故事にちなみ、祇園祭では、「蘇民将来子孫也」の護符を身につけて祭りに奉仕します。
また7月31日には、蘇民将来をお祀りする、八坂神社境内「疫神社」において「夏越 祭」が行われ、「茅之輪守」(「蘇民将来子孫也」護符)と「粟餅」を社前で授与いたします。
このお祭をもって一ヶ月間の祇園祭も幕を閉じます。