今日(8月23日)、日経新聞朝刊に、
「パソコン ゲイツ氏の誤算
ITニーズ爆発に乗り遅れ 真の「パーソナル」これから 」
という記事がでた。
2012年のパソコン、タブレット・スマホの世界出荷台数。
パソコン 29%
タブレット 12%
スマホ 59%
合計台数 12億1610万台。
パソコンの地位低下が止まらない。
マイクロソフトはパソコン用OSで9割超のシェアを握るが、スマホ、タブレットを含めた3品目合計の世界出荷台数(4~6月)で推計すると、OSシェアは22%に落ちる。
韓国サムスン電子などにOSを供給するグーグルが60%を占め、パソコンでシェア5%のアップルは3品目なら14%になる。
パソコンの比重はさらに下がり、放っておけばマイクロソフトの影響力は弱まる。
マイクロソフトのスティーブ・バルマー氏は、「(ソフト会社から、)機器とサービスの会社への転換」を挙げた。
ソフト特化を見直してタブレットに参入したのに続き、7月には製品ごとに8つある事業部門を解体する組織再編を決めた。
歴史を振り返れば、パソコンがITを大衆化したのは間違いない。30年前、米タイム誌の年始号の表紙を飾ったのはパソコン。
そして今。IT慣れした利用者はスマホ、タブレットを携え、ITニーズを爆発させている。
「いつでも、どこでも」を求める利用者にとって、かさばり、起動に時間がかかるパソコンはもはや「重装備」。