水戸黄門と言えば、勧善懲悪の代表的なTV番組。
毎回、場所を変え、設定を変えて人情噺に仕立て上げている。
TVの時代劇として、水戸黄門の素朴な疑問(不思議)。
1.あの印籠を見たら、誰もが平伏すが、本物かどうかをどう判断したのだろう?
爺さんと、助さん、格さんを揃え、葵の印籠を準備したら、なりすましは可能。
劇中、忍者がいて、潜伏活動した上で悪事を洗い出しているので、単純に3名のなりすましだけでは対応できないとは考える。
2.格さんか、すけさんが「静まれ」と叫ぶと、チャンバラしていた人達が、一旦やめる。
その後が良い。
水戸黄門、助さん、格さん側と、悪代官、その家来、悪人側とに、うまい具合に動いて整列する。
チャンバラの時、悪代官等は後ろに下がるが、この時は、悪代官等は、最前列、中央に並び、平伏す。
無駄な動きがない、上手い演出である。
3.印籠で平伏すなら、チャンバラをしないで。最初から印籠を出す手もあるが、それは、しない。
チャンバラで、悪代官等の家来が痛めるつけられるのが、多分、見る方の醍醐味なんだろう。
4.印籠を出す時間が正確に決まっていると思っていたが、必ずしもそうでないことが分かった。
5.このTVを見ていると、悪代官役の役者の顔までわかってくる。
時代劇の役者は、何人くらいいるのだろうか。
今は、時代劇が少なくなったので、何をして稼いでいるのかと考えてしまう。
「静まれー、静まれー」の後の言葉は、次のとおり。
「この紋所が目に入らぬか。
ここにおわす御方を、どなたと心得る。
こちらにおわすは、先の副将軍、水戸光圀公であらせられるぞ。
頭(ず)が高い。
控えおろう。」
懐かしい映像は、ここを参照: