安倍晋三政権は、国連平和維持活動(PKO)に参加する他国軍に、初めて銃弾を提供した。
今回は、確かに、従来の国会での政府答弁とことなっているが、状況を鑑みると致し方なかったと考える。
それ程、難民が大量に韓国の国連軍に雪崩込み、その難民を保護しなければならなかったことと理解する。
自衛隊が、一万発の銃弾を提供しなかった時の国際世論の反響を考えてみたら良い。
但し、韓国政府の発表は頂けない。
正直に発言すれば良い話。
今日の朝鮮日報の記事は、次のとおり。
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20131224&ng=DGKDASFS23013_T21C13A2PE8000
記事入力は、 2013/12/24 09:26
PKO:自衛隊、南スーダンで韓国部隊に実弾提供
反政府勢力が韓国部隊駐屯地に接近、韓国が国連に支援要請
安倍首相はNSC4大臣会合を開催
「武器輸出3原則」の例外として適用…初めて国連に武器を提供
国連南スーダン派遣団(UNMISS)の一員として南スーダンに派遣されている韓国軍の「ハンビッ部隊」は23日、国連を通じ、同じく現地に派遣されている自衛隊から、小銃弾1万発の緊急提供を受けた。海外派兵された韓国軍が自衛隊から武器や弾薬の提供を受けるのは、今回が初めて。現在南スーダンは内戦に近い状況で、南スーダン政府と対立する前副大統領派の部隊がハンビッ部隊の駐屯地近辺まで近づいている。
韓国国防部(省に相当)の関係者は「韓国軍が保有するK2小銃と互換性のある5.56ミリ弾の緊急支援を、現地の外国軍から受けられるよう国連に要請した。米軍や自衛隊から、23日午後に小銃弾の緊急提供を受けた」と語った。
安倍晋三首相は23日午後、日本版NSC(国家安全保障会議)の4大臣会合を緊急に開き、韓国軍ハンビッ部隊が要請した実弾を現地の自衛隊から提供すると決定した。日本政府がPKO(国連平和維持活動)協力法に基づき、国連に武器や弾薬を提供するのは初めて。日本政府は23日午後に持ち回り閣議を開き「緊急性と人道性が極めて高く『武器輸出3原則』の例外として適用することにした」と発表した。日本が、実弾1万発の支援のために首相主宰のNSCを開いたことをめぐっては「日本の国際的役割の拡大に否定的な世論を緩和するためではないか」という分析が出ている。共同通信は「今回の措置には、安倍晋三首相が外交・安全保障の理念として掲げる『積極的平和主義』を国際社会に示す狙いがある」と報じた。
また国防部はこれとともに、ハンビッ部隊の防護力強化のため、物資・装備を積んだ韓国空軍の輸送機を近々南スーダンに派遣する案も推し進めている。再建を主任務とするハンビッ部隊は、工兵部隊・医務部隊を中心に編成されており、武器は小銃などの個人火器が中心で、弾薬も十分に確保していないと伝えられている。現在ハンビッ部隊では、今年10月に派遣された第2陣の約280人が任務を遂行している。
韓国軍当局のこうした措置は、前副大統領派の部隊約1000人が、ハンビッ部隊の駐屯するジョングレイ州の州都ボルに接近するなど、事態が悪化していることに伴うものだ。前副大統領派の部隊が近づいているという情報に基づき、22日は日曜日だったにもかかわらず、合同参謀本部(合参)危機措置班の招集という異例の措置が取られ、国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官が主宰する緊急対策会議も開かれた。
韓国政府は、ハンビッ部隊が前副大統領派の攻撃を受けて被害が生じた場合、緊急に撤退させる案も検討しているという。
ユ・ヨンウォン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
個人小銃が中心で、弾薬も十分確保されていないのが、正しい状況と判断する。
何故、十分に確保されているなら、国連に要請するのかが分からない。
韓国政府の発言は、韓国内世論の事情が浮き彫りになっていると判断せざるを得ない。
本当は、「助けてくれてありがとう」というのが、国としての品格。