目的を持って始める「ゆうゆう生活」

<Begin with the End in Mind>悠悠、融融、優遊、悠悠閑閑な「ゆうゆう」生活のブログ

H2A打ち上げ成功

2014-03-01 | ブログ

昨日(28日午前3時37分)に、衛星打ち上げのニュースが流れた。

H2A打ち上げ成功、降水観測衛星 軌道に:

日米で共同開発 予報精度向上に期待:

このニュースには、次の2つの観点で、凄いことが言える。

一つ目の凄い点:

H2Aはより大型の「H2B」の4回とあわせて21回連続で成功した。

成功率は96.3%(27機中26機)になった。

成功率が高まっていること。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と米航空宇宙局(NASA)が共同開発した主衛星は、重さ4トン、高さ約6.5メートルで幅約13メートル。

NASAのアート・アザバージンGPMプロジェクトマネージャは、「NASAの施設内で最終組み立てをした衛星の中で過去最大」という。

重い衛星を正確に打ち上げたことである。

 

二つ目の凄い点:

この衛星は、地上400キロメートルの上空を数人乗りの小型飛行機並みの大きさで、北極圏と南極圏に挟まれた地球表面をなぞるように動く。

雨を詳しく観測する2種類の装置を搭載。

1つが、JAXAと情報通信研究機構が開発した「2周波降水レーダー(DPR)」。

電波を出し、雨雲の中の雨に反射させ、粒の大きさによって電波の跳ね返り方が変わるので、その跳ね返り方で、雲の中の雨粒を「透視」する。

2種類の電波を使い分ける最新のレーダーは、これまでは見逃していた弱い雨や雪も検出。「空飛ぶ雨量計」なので、衛星1台で、地球の各地の雲の特徴を把握可能。

主衛星が一通り地球を観測するには、2日半かかる。

リアルタイムではない。

そこで、NASAが開発したもう一つの装置「マイクロ波放射計(GMI)」で弱点を克服する。

水はマイクロ波を出している。この装置は宇宙からマイクロ波をとらえ、それぞれの場所での雨の全量を割り出して降雨の強さを推定する。

主衛星だけではカバーしきれない範囲は、欧州の衛星や日本の「しずく」などの副衛星が手分けして見る。

11基以上の衛星群が連携して、地表の95%を3時間に1度という頻度でとらえる計画だ。

複数の衛星がバラバラに雨の強さを推定した結果を、単純に足し合わせても意味がない。

そこで、主衛星と副衛星が同じ雨雲を見た時にレーダーの透視結果を基準に見方をそろえて、地球全体の雨の観測精度を高める。主衛星が降水観測の「ものさし」と言われる。

「人の体内を平面で手早く把握するエックス線と、じっくりと立体的に見るコンピューター断層撮影装置(CT)スキャンのようなイメージ」。GMIとDPRの役割分担をNASAのゲイル・ジャクソン博士はこう表現する。

雲を見るだけなら気象衛星「ひまわり」だけで十分。ただ、ひまわりで分かるのは上から見た雲の形で、台風は渦状の雲にしか見えないが、GPM計画では台風の目の位置や雨雲の分布などまで分かる。

詳細は、ここを参照(元の記事は、日経新聞です)

 

http://www.nikkei.com/paper/image-article/tc/?ad=DSKDZO6725374022022014MZ9000&bu=BFBD9496EABAB5E6B39EB59A9FBD90B48BB99184A3B990AB8394B893F9E5B0879AB0A5B09C96A1A3E4BB94E6AAAB8B80AA94E4BBFDB0A6B4B4BEE18BB7E6EA9790B3EAB985F9BA8797BF97E2B6818486849CE6BEE294B985A4E18AF99883A6809DA29CE1B9A3A5AAE1A7E581B6E09CA6BAEB85E3A5BBE48590A0BBA082E3BBB5A7BE97E4E5BC9FAAAAB0A8F99882A3EBE084B09FE0B6A282BE8087A59397B88783B4A7A280A18A88809BB89E84E19A9FA19B9FA19EA69694E3E19480E4EB95E38B9581B9E18685E2BCA0B587E4A686BF80BDE3B395A5FDB19388B1B4EB9FB8E18399BEA0B4A6A7BBB4BDA79FB086BCB091BBB7E0EB85E2A3E0F9BF97989483BC9796A0B09497B8B4B9EAA0AA8383AAAAB382A184A69CB69B99B5B8A385EA99B48BB99A989AB6E79A9594BE9D829783E4A7E6BA9CE6A5A4EAB3EB88ABBCABB3B6BC94B9A7E098B5E2B1A6B9B89BFD9AB3A7BBB7A187EB9CAB9598E0BEFDFD85B6919A9886FDB7A4ABB59697EF&ng=DGKDZO67253730S4A220C1MZ9000&z=20140223

 

気象庁の佐藤芳昭・データ同化技術開発推進官は、「天気予報の精度向上につながるかもしれない」と期待している。


葛飾北斎が描いた浮世絵の連作「富嶽三十六景」は、全部で何枚の作品から成っているでしょう?

2014-03-01 | クイズ

葛飾北斎が描いた浮世絵の連作「富嶽三十六景」は、全部で何枚の作品から成っているでしょう?

・18枚

・37枚

・46枚

・223枚

 

→ 46枚

1830年代に刊行されたと考えられている浮世絵のシリーズ作品です。図中の輪郭線が藍色なのが36作、墨なのが10作あるため、後者は追加出版と考えられています。

富嶽三十六景の詳細は、ここを参照:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B6%BD%E4%B8%89%E5%8D%81%E5%85%AD%E6%99%AF

この詳細には、46枚の絵が掲載されている。

絵のみは、ここを参照:

http://homepage3.nifty.com/itoti/fugaku36kei.html

 

気付いてほしいのは、富士山の絵は、小さく描かれていること。

富士山だけを描いているのは、2作品のみ。

有名な「神奈川沖浪裏」、「尾州不二見原」、「上総の海路」で描かれている富士山を見て頂きたい。

富士山は、小さく描かれている。

この手法は、写真で富士山を撮影する時に、役立つ。

どうしても富士山を見ると、画面に大きく写したくなり、望遠を使いたがるが、広角の方が良い時もあると言うことを、この富嶽三十六景は、教えてくれる。


鎌倉時代に起こった2度の「元寇」といえば、「文永の役」と「何の役」だったでしょう?

2014-03-01 | クイズ

鎌倉時代に起こった2度の「元寇」といえば、「文永の役」と「何の役」だったでしょう?

・弘安の役

・慶長の役

・西南の役

・文禄の役

 

→ 弘安の役

元寇とは文永11年(1274年)と弘安4年(1281年)の2回にわたり、蒙古が日本に行った侵略戦争です。2度とも後に「神風」と呼ばれる暴風雨が吹き荒れ、蒙古軍は壊滅しました。