(a domestic hen ready to brood)
2.画家や彫刻家のためにポーズをとる人
(a person who poses for a painter or sculptor)
(an organism (person or animal) that sits)
(Dutch astronomer who calculated the size of the universe and suggested that it is expanding (1872-1934))
以上
一番目の意味は、「いつでも卵を抱ける家禽」。
ニワトリ等の家禽は、卵を孵化させるために、SIT(座って)して、暖めている。
2番目の意味は、「画家や彫刻家のためにポーズをとる人」。
ポーズを取るには、基本は座っているけれど、中には、立ってポーズをとる場合もある。
それでも、そういう人は、sitterと呼ぶようだ。standingとは、言わないようだ。
日本語では、この手の人は、「画家のモデル」とよばれている。
3番目の意味は、「両親がいない間、子供の世話をする人」
卵を抱く親鳥を連想し、そのような行為をする人も、同じ様にシッターにしたと想像できる。
または、本当に子供を見るだけなので、sitterと呼んでいるのかも知れないけれど。
babysitter(ベビーシッター)の意味は、次の通り。
ベビーシッター,留守番子守 《★パーティーなどに夫婦がそろって出かける時に子守や留守番を頼まれる人をいう; 米国の女子学生の代表的なアルバイト》
本当のベビーの場合は、本当にsitしているだけなので、そう呼ばれているかも知れない。
私も、アメリカの女子大生のバイトを想像してしまう。
少なくとも、女子がしていると固定観念で思っていた。
最近、テレビで話題のベビーシッターによる子供の死亡事件から、シッターという言葉に興味を持った話題でした。
シッターには、元々は、座る意味しかなかったので、ただ単に、見ているだけだったかも知れない。
「見ていた」ということで、落語では、こんな話がある。
長屋に住む人が、夕飯の準備のため、「さんま」を焼いていた。
一寸、その場所を離れる用事ができたので、ネコに取られないように、隣の人に「さんまを見ておいてくれ」頼んで、その場所を離れた。
戻ってきたら、さんまが無くなっていた。
隣の人に、どうして無くなったのかを聞いたら、こう言った。
「旦那が、見ておいてくれと言ったので、猫がさんまを咥えて、取って行ったのを、しっかりと、この目で見ておきました」(チャンチャン)
この事件の犯人も、本来のシッターの語源である、sit(座る)だけの状態だったのかもしれない。
色々と明るみが出た、このベビーシッター業界の現状。
預ける親の悩み、預かるベビーシッターの問題、ベビーシッターを仲介するサイト、国等自治体の係り等、考えさせる問題です。
私の知らない世界での事件でした。