教科書に沿った内容の学習参考書のことを、兵法の秘伝が書かれた中国の兵法書に由来して何という?
・張り子の虎
・虎視眈々
・虎の子渡し
・虎の巻
→ 虎の巻
古代中国・周の時代に書かれた、「文韜」「武韜」「竜韜」「虎韜」「豹韜」「犬韜」の6章から成る兵法書『六韜(りくとう)』に由来します。「虎韜」の巻に兵法の秘伝が記されていたことから「虎の巻」と呼ばれます。
虎の巻:〔中国の兵法書「六韜(りくとう)」の虎韜の巻から出た語〕
最後の意味(③)に「あんちょこ」がある。
「あんちょこ」とは、「安直(あんちょく)」が変化した言葉で、教科書を解説した参考書のことである。教科書を転写したものに語句や公式など要点を解説したり、教科書にある問題を解説したものが多い。自習参考書とも呼ばれるように、本来は予習・復習など自習のために作られたものだが、宿題として出された教科書の問題を手っ取り早く済ませるために購入する者も多い。「あんちょこ」という呼び方は昭和初期から使われており、俗な呼び方の中では最も広く使われている。また、一般的には教科書ガイドと呼ばれている。
回答案にある虎に関する言葉:
はりこのとら【張(り)子の虎】:
虎の形をした首の動く張り子のおもちゃ。転じて、首を振る癖のある人、また、虚勢を張る人、見かけだおしの人などをあざけっていう語。
こしたんたん【虎視眈々】:
虎が獲物をねらって鋭い目でじっと見下ろすように,機会をねらって油断なく形勢をうかがっているさま。 「 -と王の座をねらっている」
とらのこわたし【虎の子渡し】:
宋の周密撰「癸辛雑識」による。虎が三匹の子を生むと,一匹が彪(ひよう)で他の子を食おうとするので,川を渡るときに親はまず彪を対岸に渡し,次いで他の一匹を渡してから彪を連れ帰り,次に残る一匹を渡し,最後に彪を渡したという故事から。
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