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衆議院選の選挙結果は、「現状維持」だ

2014-12-15 | 政治

今回の衆議院選挙結果は次のとおり。

   当選者数 選挙前との比較  (コメント)

自民:291      -2  (一部新聞は、290となっているが、当選後自民になった人を入れていないため)

公明: 35      +4

民主: 73      +11

維新: 41      -1

共産: 21      +13

次世代:2      -17

生活:  2      -3

社民:  2      0

諸・無: 8      -9

 

今回、0増5減だったので、全体で―5。

結果を見ると、次の通り。(減少率は、増減数÷改選前の人数で計算)

・次世代(-17人: 89%減)、生活(-3人: 60%減)が、惨敗。

・公明(+4人: 13%増)、民主(+11人: 18%増)、共産(+13人: 163%増)で、躍進。

・自民は、ほぼ、現状維持(-2人: 1%減)。

・維新は、ほぼ、現状維持(-1人: 3%減)。

 

メディアの取り上げ方は、違って、自公の圧勝となっているが、正確には、公明のプラスで、合算の与党は、+2となっただけで、圧勝とは言い難い。

現状維持」というのが、正しい報道と考える。

また、共産党は、躍進と言われているが、当選者の人数は21名。

当選数の数で順番を付けると、自民、民主、維新、公明、共産で、第5位の政党である。

分母(8名)が小さかったので、改選前の2.6倍になっただけ。

共産党の小池さんが、「自民党から票を奪った」と発言しているが、他の野党の票を取り込んだというのが、正しい見方かと考える。 

共産党を除く野党が結束していなかったので、反自民の票が共産党になった「棚ぼた票」と考えるのが正しい気がする

大局で見ることができない共産党では、致し方ないが。

 

昨日の出口調査による夜8時2分時点での予想当選者数:

            自民  公明   民主 維新 共産

テレビ東京・大阪  303   34   69  34   19

日本テレビ      294   33   73  39   19

しかし、実数は、次のとおり:

実数          291   35   73  41   21

結果を見ると、次のとおり:

・自民当選予想数は大きく見積もり過ぎていた。

・維新を低く予想。

・意外と、民主党は正しく予想していた。

日経新聞系のテレビ東京より、読売新聞系の日テレの予想の方が、正確であった。

 

テレビ東京と日テレの数字の平均を分子にし、実績を分母にした指標で見る。

自民:+2.6%と多く見積もっていた。[=((303+294)÷2)÷291]

公明:-4.3%と低く見積もっていた。

民主:-2.7%と低く見積もっていた。

維新:-11.0%と低く見積もっていた。

共産:-9.5%と低く見積もっていた。

 

この数字から、自民の伸びを多く見積もり過ぎたことが分かる。

維新と共産を低く見積もり過ぎたことが分かる。

この出口調査の予想数字については、どのメディアも、一切コメントしていない。

選挙速報の名のもと、当選情報の垂れ流しで、誤魔化している。

 

与党勝利の雰囲気は、民主党の代表が落選したりしたことが影響している。

他にも、野党の元大臣クラスの人が落選しているので、雰囲気が悪い。

しかし、今回の選挙結果の正確な表現は、「現状維持」。

メディアは、情報の読み取り方を誤っており、誤魔化している。

まるで、韓国の報道機関の様で、政府に媚びている感じがするのは、私だけ?。