今日(9月7日)の新聞で、司法試験の合格者が発表されていた。
2016年の司法試験に1583人が合格した。
昨年より267人減り、現行試験が始まった06年以降では2番目に少なかった。
合格率は22.9%。
全国74の法科大学院を修了した合格者は1348人で合格率は20.6%。
法科大学院別の合格者は多い順で、100名以上の法科大学院。
大学院名 (合格者数:合格率)
慶応義塾大(155人:44.3%)
早稲田大(152人:35.9%)
東京大(137人:48.1%)
中央大(136人:29.4%)
京都大(105人:47.3%)
法科大学院がある、愛知学院大や神奈川大、京都産業大など7校はゼロだった。
全体の合格率は22.9%で、大学院修了者の合格率は、20.6%の理由は、次のとおり。
予備試験の合格率は、61.5%でした。
法科大学院を修了しなくても受験資格が得られる「予備試験」経由の合格者がいて、この人数が、前年から49人増の235人で、過去最多の更新が続いています。
この試験結果から言えることは、弁護士が飽和状態である。
法科大学院の制度が、良くなかったと考えられることである。
司法試験の問題点は、2013年に掲載されていますので、ここを参照してください。
http://blogos.com/article/70050/
折角、弁護士を目指して、大学院に入学し、勉強しているのに、23%の合格率と言うのはどんなものかと考えてしまします。
1970年からの合格者数の推移と2006年以降の法科大学院制度変更後の受験者数と合格者数の推移は、ここを参照: