古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

ヒヨよ! イチゴは食べさせないぞ!

2010年05月10日 03時14分57秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 連休に食べるのは無理でしたが、イチゴが赤くなりはじめました。そこで子や孫たちが日曜日にイチゴ狩りにやってきました。ネットの中に入ろうとしたら赤くなったイチゴが三つ畝間にコロリ。ヒヨドリの仕業のようです。ネットを張って完全にシャットアウトしたはずなのにどこから入ったのでしょう。
 でもおじいさんは数日前に草刈りをしたとき、ネットの中を飛んでいたヒヨドリを目撃していますし、地面近くから外に出たのも見ています。そこで子や孫たちは『ヒヨドリ被害』の経験豊かなおばあさんの指導で、ネットにテグスとキラキラテープを張ってヒヨドリを防ぐことにしました。
 写真はネットのぐるりにキラキラテープを切って結びつけているところです。おじいさんが畑に来てみると、結びつけたテープがキラキラしてなにごとかと思うほどです。おばあさんは「おじいさん、わたしはテープを切っただけよ。あの子たちがあんなふうに結びつけたの。こんなににぎやかになって、村の人にはずかしいわ」
 いつも柴犬を連れ高い杖をついて散歩するおじいさんが、テープを見て畑に上がってきました。おばあさんとなにごとか話しています。あとできいてみたら「ヒヨドリの被害をゼロにするのはむずかしい」という話のようです。
「あいつは地面とのちょっとしたすき間でもくぐって入ってくるからなー。入ったら徹底的に食い荒らすしなー。ヒヨに絶対食わせんとこと思ったら立ち番でもするしかないわなー。朝は特にねらわれるから気イつけなはれや」
 先日散歩をしたとき、イチゴをつくっておられる菜園ではどうヒヨドリを防ぐか見て歩きました。丈夫な目の細かい動物ネットを張っておられたところは一軒だけでした。あとは我が家も使っている防鳥ネットをトンネル状にかぶせてありました。まったくの無防備イチゴ畑も数軒。
 ヒヨドリにもナワバリがあるのか我が家のおいしいイチゴを命をかけてでも食べたいのかわかりませんが、とにかくひと月ほどたたかいはつづきます。子や孫たちの「イチゴは全部人間が食べる」という固い決意に背中を押されて、おじいさんおばあさんは頑張るつもりです。
コメント (2)
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