古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

裏山の「里山仕事」ができたのは母のお蔭です。

2018年02月14日 02時33分26秒 | 古希からの田舎暮らし
 きのうも裏山の竹や繁みの低い木を伐りました。伐りながら思ったのは母・妙子さんの〈ご恩〉です。
竹藪の竹を伐るのはたやすい。だけど始末に手がかかります。
 倒した竹を3メートルくらいに切って積み上げる。枝がついている。かさばって山のようになる。
 その枝を花バサミで切り落とし、さらにかさばる枝を切りきざんたのは母・妙子さんでした。104歳になる母は、去年4月の道子さんの検査入院以来、施設でお世話になっていますが97歳の頃は元気に竹藪に登って、竹を片付けてくれました。
 
 母は、そんな作業を何年もやってくれました。この写真は2010年2月=妙子さん97歳になる年の写真です。伐った竹の山にとりついて、暑いときも寒いときも、若葉のときも紅葉のときも、花バサミを入れたカゴをかかえて竹藪に登り、ひたすら竹の枝を切りきざんでくれました。
 
 もう一枚は2013年=妙子さん100歳になる年の写真です。2、3年は竹を片づけてもらうのがありがたかったのですが、母は毎日根を詰めてやります。竹の山がなくなってしまいます。文学少女の母も100歳ともなると読んだり書いたりするのが面倒になったのでしょう。ひたすら竹の枝切りに精進します。
 母の生き甲斐づくりに『孝行息子の竹伐り』も頑張らないわけにはいきません。
 それで竹藪がきれいになったようなものです。しまいには奥のよその竹藪から手頃な竹を伐って運んできたりしました。
 そうだ。母の竹を伐らなくてもよくなったから、竹が生えて裏山が荒れてきたんだ。
 いや、なんというか …… 。 
コメント
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