古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「おたのしみ」を貼って、眺めています。

2018年02月07日 02時46分36秒 | 古希からの田舎暮らし

 居間のドアに、チケットを入手した催し物のチラシを貼っています。
 2月 …… コスミックホール チャイコフスキー交響曲第5番 
 3月 …… 兵庫芸文センター 新世界 / ボレロ 
 4月 …… 兵庫芸文センター 『神韻』日本公演
「おたのしみ」のイメージをふくらませて、たのしんでいます。
 もう一つ『美嚢郡さいごく三十三個所霊場巡拝』というポスターがあり、別のドアに貼っています。ところがポスターを貼るだけではパワーは出ないものです。
 いまから30年ほど前、ぼくが50歳くらいのときは〈父・母・道子さん・ぼく〉の四人で、西国三十三箇所霊場巡拝を、休みの日に数年かけてしました。道子さんのつくった弁当を食べ、ぼくの運転で。
 父が亡くなった後は、定年退職したぼくと道子さんで四国八十八個所霊場巡拝に出掛けました。車で。
霊場巡拝というのは「なんとなくいい」。
 お参りして、お札をおさめ、線香を立てて、般若心経をあげるという〈ルーティーン〉にはまる。未知の地を訪ねて同じ所作で祈る。
 イチローがバッターボックスに入って、バットを立てユニホームの袖をつまむ。
 テニスのナダルがサーブを打つ前に鼻⇒右耳⇒鼻⇒左耳とさわる。
 俳句の金子兜太が毎朝神棚に向かって自分と縁のある死者の名前を唱える。(長寿の彼は100人以上の名前を唱えるので30分以上かかるそうですが)
 そういえば道子さんとぼくにも、そんなルーティーンができました。
 弟が亡くなってから仏壇の横に亡くなった人たちの写真を並べて、毎朝拝むようになりました。仏間(母の部屋)に入って、仏壇前の籐椅子に座り、線香を立て、数珠を持ち、鈴(リン)を鳴らして、手を合わせる。
 朝の瞑想の前に仏壇の前に座るのがルーティーンになりました。なんかいい。
コメント
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