古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

去年の巣かな。

2018年02月16日 00時32分58秒 | 古希からの田舎暮らし
 裏山を見る窓から4メートルのところにコバノミツバツツジが生えています。その木の枝に鳥の巣を見かけました。巣は空(カラ)でした。去年の冬の巣でしょう。地上1メートル。ウグイスの巣です。

 家の近くなのに気づきませんでした。春にはツツジの葉が茂るし、笹も生えておおってしまうし、自然のなかって見つけにくいものです。
 そういえばもうすぐウグイスが鳴きます。毎年〈初鳴き〉を耳にして「春が来たな」と感じます。下の里からあがってきた人は鳴き声を聞くと「あ! ウグイス!」と感動します。ぼくらはあの鳴き声をずっと耳にしながら毎日をすごします。なにしろ一日に千回鳴くウグイスもあるそうですから。
 そのかわり、下の村におりて「チュンチュン」と鳴き声をきくと「あ! スズメ」となつかしい気持ちになります。山にはスズメは飛んできません。

 3日間かけて裏山の斜面の竹を伐りました。下生えの木も丈を低くしました。下から頂上を見あげた写真です。

 右に傾いた木が見えます。クスノキです。斜めに写っていますが、ほんとは真っ直ぐ立っています。30センチほどだった苗木が立派になりました。あと10年もすれば裏山の「シンボル・ツリー」になるでしょう。
「下から頂上が見える」=「上から村を見渡せる」です。こんなに頂上が見えるのは4年ぶりでしょうか。しばらく竹伐りをサボっていましたから。
 頂上からは6月には水をはった田んぼの広がりを、10月には稲刈り前の黄金の稲波を、眺められます。「ああ、田舎だ」という眺め。ときどき登ることにします。足の筋肉の鍛錬にもなるし。 
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