小説家・重松清の『ニワトリは一度だけ飛べる』(2019年発行/朝日文庫)を読みました。題名がおもしろそう。図書館で借りました。多くの人が感想を寄せており、評価はわかれていますが、ぼくはおもしろかった。若い人みたいに〈一気読み〉できなくて数日かかりましたが。
小説の感想は、ネットに投稿した人たちのコメントにゆずるとして、ぼくは自分の人生とくらべて、サラリーマン/会社や役所に勤めている人の世界に吹く風のつめたさ/を感じました。
重松清は100冊超小説を書いているので、いくらか読んでみようと思います。
考えてみると、ぼくはモノゴコロついてから定年退職するまで学校の校門を出たり入ったりして生きてきました。職場の人間の上下関係/自分の仕事ぶりの評価/セールスや得意先まわり・販売成績を上げる/給料の高さ/など気をつかうことは体験していません。生徒を相手に好きなように授業をして、英語を教えることに気持ちを入れて、「わかってもらおう。覚えてもらおう」と努力してきました。
世間一般からみると〈せまい世界〉です。でもぼくには、おもしろかった。やり甲斐を感じました。最後に勤めた中学では、はじめて一年生に数学を教えました。これがまたおもしろかった。たのしかった。
ぼくの今生はそんなめぐまれた人生になっていたのでしょう。感謝してそのまま終わりまで生きることにします。
小説の感想は、ネットに投稿した人たちのコメントにゆずるとして、ぼくは自分の人生とくらべて、サラリーマン/会社や役所に勤めている人の世界に吹く風のつめたさ/を感じました。
重松清は100冊超小説を書いているので、いくらか読んでみようと思います。
考えてみると、ぼくはモノゴコロついてから定年退職するまで学校の校門を出たり入ったりして生きてきました。職場の人間の上下関係/自分の仕事ぶりの評価/セールスや得意先まわり・販売成績を上げる/給料の高さ/など気をつかうことは体験していません。生徒を相手に好きなように授業をして、英語を教えることに気持ちを入れて、「わかってもらおう。覚えてもらおう」と努力してきました。
世間一般からみると〈せまい世界〉です。でもぼくには、おもしろかった。やり甲斐を感じました。最後に勤めた中学では、はじめて一年生に数学を教えました。これがまたおもしろかった。たのしかった。
ぼくの今生はそんなめぐまれた人生になっていたのでしょう。感謝してそのまま終わりまで生きることにします。