104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

殺れ。殺れ。殺れ。笑えっ。

2005年11月05日 18時32分45秒 | Comics
 後輩たちが学祭で一日中詰めっぱなしの中、久々にブックマーケットへと足を運びました。いや、本当は学祭に行くつもりだったんだ。ただ、思わぬアクシデントがあって・・・とまぁ表面上の言い訳はこれぐらいにしておきましょう。
 まぁ特にアテはなかったのですが、そこで「殺し屋さん」なるものを発見しました。表紙は銃を構える二枚目のアンちゃん。最初はものすごいハードな作品かと思ったのですが、ページを捲ってみるとギャグの嵐。中古にしては珍しく帯も付属していまして、そこには上記タイトルの文句(→実際の画像)。いや~、こういうのってものすごく好きなんですよ。一見クールで真面目に決めているのに、そこかしこにネタが仕込まれているのって。大学のクラブで記事を作る時も「知らない人には何でもないが、分かる人には回避不可能でクリティカル」なネタをよく仕込んでました。

殺し屋の掟
・依頼があれば何が何でも殺せ。
・依頼がなければ何も殺してはならない。
・殺し以外の法律は守れ。
・供養を怠るべからず。
・自殺は認めるべからず。
・戦争は反対すべし。 

 本来なら本編の解説をしたいところですが、4コマなんでストーリーはありません。結構人が死んでいるのですが、笑いの比率が多いんですね。そこでは上記の掟が効果的に使われているので一粒で二度美味しいようになっております。例えば近所の人から「天井にネズミが出てね~、殺してくれないかい?」と言われてネズミの駆除をさせられたり、「依頼がなければ殺せない」ので白魚の踊り食いや海老の活き造りが食べれなかったりと。他にもこんなのもあります。
 下らないんですけどこういうの好きですね。あからさまに勢いだけで笑わそうとしないで言葉やシチュエーションで笑いを誘うっての。あずまんがに近いものがあると思いますね。三省堂のブログでもオススメされています。個人的にもかなりの掘り出し物でした。何はともあれ見かけたら一度目を通してみてください。


 同じ原作者の「B.B.joker」も探さねば。今回もアニマル横町を探しに少女コミックゾーンへ足を踏み入れる勇気はなかったな~・・・。一部の部員はどうして恥ずかしげもなく買えるのだろうか?

ボノロン

2005年11月05日 11時19分39秒 | Weblog
 と言っても、曙とNOSAWA論外(現スペース・論・ウルフ)のタッグではありません(分かる人いるかな~)。

 ちょいちょいとネットサーフィンをしていると、ちょいと気になるものを見つけました。「森の戦士ボノロン」という絵本が公開されているのですが、これはかの名作北斗の拳花の慶次影武者徳川家康で有名な原哲夫先生監修の絵本だそうです。まぁ「戦士」と付いてますが戦ったりはしません。「あべし!」とか「たわばっ!」なんて断末魔などは微塵も出てきません。上記のリンクからボラメルへと飛んで、そこで森の戦士ボノロンが読めます。しかも朗読つきです。ネタバレはしませんが。まぁ可もなく不可もなくといった出来でしょうか? 最初は比較的軽めなんですが、3ページ目辺りから急変します。ってゆ~か重くなります。まぁ絵本ってゆ~か児童文学なんで最後はハートフルに終わりますが。

 まぁ最初はギャップに驚きましたね。原哲夫先生と言えば劇画調の作画が真っ先に浮かびます。そして武論尊先生や隆慶一郎先生の原作にマッチしたハードな内容をイメージします。でもそれだけではなかったんですね(他の絵本に比べれば内容はハードですが)。

 ボラメルではアニメーションもいくつか用意されていますが、どうにも背景がサウスパーク。いえ、サウスパークとは対極に位置してるはずですけどね(サウスパークはこの上なく・・・ まぁさらに詳細としてはこんな感じ)。