104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

11.23京都KBSホール 前編

2005年11月24日 09時28分02秒 | Pro-Wrestling
 昨夕、京都KBSホールに出かけまして全日本プロレス11.23京都大会を観戦して来ました。感想としては、「もっと早くから会場に行けば良かったな」と。いつもはスカパーで新日の試合を見てるので、全日はサムライのノースクランブルとDVDのみ。現在は本隊、RO&D、VMと三つ巴の抗争状態で佐々木健介や曙も参戦しているとのこと(北斗晶の姿は見えませんでしたが)。では早速各試合の感想を。


◇試合前
  
 売店では小島聡カズ・ハヤシ両選手のサイン会。並んでいるとコジカズが脇を通りました。急接近!! その後、Tシャツにサインしてもらいました(握手つきで)。もう着れない。


 ジャマール太陽ケア両選手(現世界タッグ王者)も売店で売り子&サイン。195cm・150kgのジャマールはやっぱデカイわ~。でも体型は雄琴(大学のクラブの後輩)と変わらない。詰まってるんだな~。


◇OPMC

 TAKAみちのくが来ていないので菊タロー(元えべっさん)が代役。そこへ"brother"YASSHIが乱入。地元なのに人気がない(笑)。「DX東寺へ行け!!」(DX伏見は潰れたらしい)発言。ストリップかよ。〆は菊:「アッコに」、客:「おまかせー!!」。意味分からん・・・けど何か楽しい。ちなみに主催者発表では1300人超満員札止め。確かにかなり入ってた。



◇第1試合

×平井伸和ディーロ○(9:56 ローダウン→片エビ固め)
 
 ディーロが中々登場しなかったんで「大丈夫かな?」と思いましたが入場(平井さんがマイクアピールの危機)。グラウンドや巻き投げの攻防から、ディーロの連続ブレーンバスター(最後は滞空式)。衝撃が客席にまで伝わってくる(4mぐらい離れてたのに)。平井はノーザンライトスープレックス(?)やスクールボーイを放つも、最後はローダウンからの片エビ固めで3カウント。第1試合なのにディーロとは。にしても、隣のお姉さんの声がやけにデカかった。


◇第2試合
×荒谷望誉ブキャナン○(11:30 アイアンボム→体固め)

 197cmのブキャナンはやっぱデカイ! 140kgもあるのに腹がそれほど出てない。バックの取り合いから荒谷がロープダッシュのタックル(3発目でブキャナン倒れる)。荒谷がスリーパー。ブキャナンはアイアンクロー、荒谷たまらず場外へ(写真が撮れない)。ブキャナン、場外で記者を襲う。ブキャナン、リングに戻ってコーナーからダイビングラリアット。荒谷、反撃のブレーンバスター、バックドロップ。ブキャナンのギロチンドロップからアイアンボムで荒谷に3カウント。第1、2試合の選手でタッグにしても良かったんじゃ? 隣のお姉さんの声が高い上にデカイ。細いのに・・・。


◇第3試合
諏訪間幸平土方隆司ジャイアントバーナードTARU×(12:24 反則)

 TARUは入場時にムチと鉄パイプで観客を威嚇。危ないな~。バーナード、デカッ!! 試合は場外でスタート。「TARU選手は危険ですので近づかないで下さい」とアナウンス。ちょっかいかけた観客が1人襲われる。土方が捕まり、股間にかかと落としや連続ボディプレスを受ける。土方はVM(TARUとバーナード)のダブルのラリアットをかわして同士討ちを誘い、諏訪間にタッチ。

 諏訪間、バーナードにジャーマンを狙うも回避され、フロントスープレックス。その後アンクルホールド。バーナード、諏訪間に反撃のダブルアームスープレックス。諏訪間はまたもやアンクルをかけるも、TARUが鉄パイプを持って乱入。レフェリーにも暴行して反則裁定。終了後、TARUは例の観客を襲撃。おいしいな~。にしても、ブーイングが絶えなかった。でも完全なヒール(悪役)がいるって分かりやすい。隣のお姉さん、アツすぎる。胸もアツすぎる!!


 ここで一旦切って前後編に分けます。



興奮冷めやらぬ

2005年11月24日 08時25分15秒 | Soccer
 ちょいと昨日はエキサイトしてました。その模様は後ほど公開いたします。


 またもやFIFAランキングが発表されましたね~。日本は15位。ドイツより上とはこれ如何に? 去年の12月にボロ負けしてたのにね。リンク先にFIFAのサイトがありますが、英語なのでご注意を(良く読めばそんなに難しくないと思います)。ウルグアイがオーストラリアに負けたのに18位ってちょっとサービスしすぎじゃないかな? 韓国が29位・・・落ちたな~・・・。順位では1つしか違いませんが、ポイント的にはスウェーデンと日本の間に大きな差がありますね。


 それと共に、沢登選手の引退も発表されました。エスパルス一筋13年。出場は歴代最多の380試合。代表でも16試合で3得点。私はエスパルスファンではありませんが、基本的に選手生命が短いサッカー界でこれだけの数字を積み立てるのは並大抵では無いと思います。背番号10よ永遠なれ。お疲れ様でした。

価値観の違い

2005年11月23日 14時37分58秒 | Weblog
 今日は朝からオンワードにお出かけして、3着目のスーツを買ってきました。まぁJプレスが半額ならいいかなと。これで私の手元には都合3着のスーツが陣取っております。来年から毎日着ることになりそうなんでこれでも少ないぐらいでしょう。スーツはそれほど好きじゃないんですが、まぁしゃーねーか。

 他にもDAKS五大陸ラルフローレンカルバンクラインなどなどがあり、「これいいな~」と思うモノに信じられないお値段が付いてたりしました。手が出せません・・・。まぁモノがいいからでしょうけど(カルバンクラインはTシャツとボクサーパンツしか持ってないや)。

 ゆ~ても、普段は大してブランドなんか気にしない私にとってはあんまり意味が無いんですがね(名前を知ってるのと見た目で少しは判別できますが)。まぁ服は消耗品だと思ってますから、普段着は安いので十分。高いの着てるのに安く見られるなんて良くあることです(連れにそういうやつがいます)。かなり哀しいですからね。まぁスーツとかはさすがに買ってもらいますが、礼服やコートなんぞは製造責任者1が昔着てたのを譲り受けたりしています。昔からJプレスだとかアクアスキュータムを全く知らないまま着て汚していたり、中高の時にディオールのコートを着てても特定の先生にしか分からなかったり・・・。高いブランド品を着てても、高校生や大学生の中に見ただけで分かる人間なんて1%ぐらいしかいないんですよね~。私もよう分からん。でも高校の時にマリオバレンチノの傘を持ってるヤツがいたのには驚きました(もの凄い軽くて丈夫なの)。現在も学内で時折ヴィトンとかバーバリーとかグッチとか持ってるヤツを見ますけど、もろ「ヴィトンです~」とか「バーバリーです~」っていうデザインのばかりなんですね。正直、ロゴが無ければジャスコとかで売ってるのと大して差が無いような気が・・・デザインも並にしか見えませんし・・・。もしピーコさんがその場にいたら、とても面白い画が撮れると思うのは私だけでしょうか? 

 でも、留学していた時にウィーンのヒューゴボスのお店にすごい惹かれるレザーのジャケットが飾ってあったんですね(画像が無いのが悔やまれる)。ヒューゴボスは私も中々気に入っていて、いつかは服を買いたいなと思っているブランドです。しかし値段を見てみると、998ユーロ(当時も14万円ぐらい?)・・・100ユーロぐらいなら無理して買おうかと思いましたが、さすがにこのお値段ではね。阪急百貨店にもお店はありますが、あれほどのモノはありません。あってももっと高いでしょう。連れのバーバリー好きが「このジャケット4万した」とか言うのを聞くと、つくづく海外ブランドにとって日本はいい市場、つまりカモられてるなと思います。

 まぁ人それぞれ何にお金をつぎ込むかは自由なので、ブランド品を集める方がいてもいいと思います(私はしませんが)。野郎はそういうものを貢がされないようにご注意を。



【駄文】
 何でか知らんのですが、最近やけにアクセス数が多いです。これまで1日平均100前後だったのが、先週辺りから倍に増えています。なぜだ? ここにきてカウンターを付けていないことが悔やまれます・・・。

あきらめたら、そこで試合終了だよ 4

2005年11月22日 13時30分23秒 | Comics
 ちょいと間が空いてしまいましたが、このスラムダンクシリーズはまだまだ終わりません。今回はある意味作中最大のヤマ場とも言えるIH決勝リーグ最終戦、湘北vs陵南戦の感想をば。なるだけサッパリといこうと思いますが、何分ジャンプコミックスでも5巻に渡るのでこれまで以上に長くなります。それでは早速(ちなみに、上の画像は完全版なので、本文の巻数とは異なります)。


◇17巻後半:陵南戦その1
 陵南と海南が戦っている間になんと湘北の名監督、安西先生が倒れてしまいます。入院してしまったので、IH予選の最終戦は安西先生不在という厳しい状況で戦わねばなりません。
 武里が海南にサクッとやられた様子を前座にしてIH決勝の最終戦、湘北vs陵南の試合が始まります。両チームとも一勝一敗、勝った方がIHへいけるというなんとも分かりやすい構図。この演出は上手いな~。しかも練習試合で一度当たってるとはいえ、湘北サイドは宮城と三井、そしてゴール下を手に入れた桜木を要しているのでかなりのパワーアップ。対する陵南も恐るべき攻撃力を持つ福田が復帰したので行く末はサッパリ分かりません。それを盛り上げるべく、試合前に両チームのスタメン発表の場までよういされてます。ここで陵南の田岡監督がその昔、三井、宮城、そして流川を陵南にスカウトしようとしていた事実が明かされます。三井と宮城は安西先生がいるということから、流川はなんと「近いから」と言う理由で名門の陵南行きを蹴ったことが判明します。それが今では最大の敵として立ちはだかってるんだから因果なものです。そして試合開始。
 ジャンプボールでは赤木は足を怪我しているので、陵南のキャプテンで2mを誇る魚住に競り負けてしまいます。仙道にボールが渡り、福田へとパス、それをシュート。早速得点かと思われたのですが、なんと桜木がリングより上のボールを叩き落とします。しかし、これはインターフェアという反則で相手に2点が入ります。が、審判は「高校の試合でインターフェアをコールしたのは初めて」だそうです。桜木の潜在能力の高さが垣間見えます。
 その後、宮城のスティールでボールを奪い、桜木にパスされます。ゴールまでノーマークで駆け上がりそのままダンクかと思われたのですが、ここは落ち着いてゴール下特訓の成果を出します。観戦していた海南の選手達が一様に驚きます。何せ、海南戦の時は外しまくっていたのですから(海南の面々はこの後もジャンプシュート
特訓のあとも驚いてくれます)。海南も福田がシュートを狙いに行きますが、三井の名演技でファウルをとられ、18巻へ続きます。


◇18巻:陵南戦その2
 前巻の最後でファウルをもらったので湘北ボールでスタート。桜木と福田はマンツーマンで対決します。福田は攻撃力に目を見張るものがありますが、ディフェンスはザルなので、桜木の見え見えのフェイクにも動揺します。そこでいい気になった桜木の「天才とは99%の才能と1%の努力」という名言が飛び出します。これ、実際にはセリフがページを跨いでいるんですね。しかも言い終わると同時に後ろからボールを取られます。いいな~、このシーン。宮城のフォローが入って得点は免れます。
 その後も一進一退の攻防が続きますが、赤木は集中力を欠いています。1週間前に怪我した足を心配しすぎてのことなのですが、それが徐々に全体へと広がっていきます。マッチアップしている魚住にいいように抜かれ、ゴールを決められます。挙句、ワンスローまで献上してしまいます。が、桜木に呪いをかけられた魚住はフリースローを外します(単にヘタというだけですが)。いや~、真剣な中に時折笑いを潜り込ませるのが本当に上手いですね。赤木のいつもと違うプレイに苛立ちを覚える湘北はたまらずタイムアウトを取ります。そこで桜木が赤木に突然頭突きをかまします(赤木に殴り返されますが)。いや、中途半端なギャグマンガよりおもろいわ。しかも、この頭突きは「必要なこと」なので尚更。他にもタイムアウト時に流川が得点していないことを指摘するのもうまいな~(←伏線)。
 立ち直った赤木は早速ゴリラダンクを狙いますが、魚住と仙道に立て続けにブロックされます。桜木もその後を継いでゴリラダンクⅡを狙いますが、体ごと魚住に叩き落されてしまいます。桜木はキレるのですが、桜木軍団の機転で我に返ります。そろそろシリアスに戻って欲しいな~。桜木は1本目のフリースローを決め、2本目を外します。リバウンドを取った流川は赤木にパス。そしてゴリラダンクを決めて完全復活をアピールします。3ページも1人で使って非常に贅沢。
 赤木の復活に危険を感じた田岡監督はタイムアウトを取ります。ここで軽く福田のバックグラウンドが語られます。気合を入れなおした福田はバンバンシュートを決めます。登場率も恐ろしく高くなっております。仙道が解説役になってしまってますから。桜木はゴールでの競り合いに負けて記者席へ突っ込み、流血してしまいます。福田のオフェンス能力の高さを物語る上でこれ以上ない演出でしょう。点差も12点まで開き、もうダメかと思ったその時、炎の男・三井寿の3ポイントが火を噴きます。その後、もう一本決めて6点差にまで縮めて前半終了。19巻へと続きます。


◇JC19巻:陵南戦その3
 ハーフタイム、両チームのロッカーでの様子が描かれます。ここで前半の流川がおとなしいということがクローズアップされます。すごく伏線張られてますね。
 後半開始、今度のジャンプボールは赤木が取り、流川にボールが渡ります。ここでエンジン全開、仙道を抜いてシュートを決めます(突破すると見せかけてその場でドリブルのアレです)。前半に頑張りすぎた海南戦での教訓が活かされてますね。その後も、ディフェンスに定評のある池上にマークされてシュートを打てない三井からボールをスイッチされてシュートを決めます。しかもワンスローももらい、それもキッチリ決めます。練習試合で仙道に負けてるだけに凄い気迫、さすが絵になる男。フリースロー時に桜木の呪いがかかって(!)ましたが、決めます。魚住がヘタだっただけです。挙句、仙道と真っ向からぶつかってクイックモーションのシュートも決めます。最高に絵になります。
 仙道も負けてはいません。先ほど流川が自分を抜いた技をそのまま真似て、流川を抜き去り、シュートを決めます。仙道の方がレベルが一つ上だと言うことをこのワンプレーで証明する手法は上手いな~。その後、3分ほど無得点の時間が流れますが、またもや仙道が流川と赤木のブロックを掻い潜ったシュートも決めます。が、直後に流川が仙道の目の前で3ポイントを決めます(決めた後、陵南ベンチの前で流川が挑発するシーンがやけに好き)。主役の桜木がかすんでしまって仕方が無い。
 焦る桜木は福田をフェイクで抜き、自ら切り込んでシュートを放つも外れ、リバウンドを自ら取ります。落ち着いてゴール下を狙うも魚住がファウルで止めます。このプレイで陵南の大黒柱・魚住は4ファウルとなり、一旦ベンチ下がります。陵南にピンチが到来。このチャンスをモノにし、湘北は三井の3ポイントで逆転します。
 ベンチの魚住は1年の頃を思い出します。そうです、ビッグ・ジュンの回想シーンです。田岡監督のあの名ゼリフです。「体力や技術は身につけさすことはできる・・・だが・・・お前をでかくすることはできない。たとえオレがどんな名コーチでもだ。」のアレです。スラムダンクに名ゼリフは数あれど、私はこれが一、二を争うぐらい好きですね。
 ですが、現実は残酷です。赤木が流川とアリウープ(パスボールを取ってそのままダンクする技)を決めて湘北のリードを決定付けます。陵南も桜木の自殺点で2点追加するも、赤木がさらにリードを戻します。仙道が味方を励ます姿がやけに哀しい・・・。湘北は得点を重ね、陵南は仙道ですらブロックされる。点差は開いていきますが、田岡監督は魚住を投入しません。我慢だと言い続けて20巻へ。


◇JC20巻:陵南戦その4
 湘北のリードはまだ続きます。大黒柱の魚住が4ファウルでベンチに引っ込んでいるので、控えのセンター菅平がコートにいますが赤木の相手は務まりません。赤木だけでなく魚住の強さも再認させられます。福田も赤木に付きますが、2人を抜いて赤木はシュートを決めます。攻撃で赤木にスポットが当たるのは珍しい? 赤木のワンマンだった湘北時代がチラッと流れますが、当時の牧の髪型が気になって仕方がありません。高1でリーゼント気味って。
 点差が13にまで開いた時、田岡監督が動きます。魚住退場のリスクを背負ってでも危機を脱する必要を感じたのでしょう。陵南自体もそうですが、何より仙道の負担が限界だったのでしょう。田岡監督の「流れはもう一度ウチにくる」の言葉を信じて魚住はコートに立ちます。が、魚住へのパスを宮城がカット。宮城、流川、桜木の湘北最高速トリオ(メガネくん命名)が仙道に襲い掛かります。仙道は桜木か流川にパスすると踏んでましたが、なんと宮城が強引に突っ込んでシュート。この対決はかなりレアです。ってゆ~かこのシーンだけじゃないかな? 魚住復帰で希望を抱く陵南の出鼻を挫きます。
 が、魚住は冷静です。ファウルギリギリの当たりをしながらも赤木と無理に勝負はせず、周りにボールを散らして反撃の機会を伺います。そのバックで1年前に湘北と陵南の対決があったことが描かれます。ってことは、一昨年の陵南決勝リーグにいけなかったのか? 魚住の動きに応えるかのように仙道と福田が連携して反撃を開始します。その後もファウルギリギリの当たりでリバウンドを取ったり、シュートをブロックしたりと魚住が目立ちまくります。仙道も負けじと得点を狙います。やはり仙道はバシバシとゴールを決める方が合いますね。
 仙道はエンジン全開。流川へのパスをカットすると桜木を抜いてダンクを決めます。しかも、このシーンは見開きのちょうど真ん中にいる桜木が全く目立ちません。陵南に流れが傾いてきました。「1分間に1ゴールずつ」というセリフがさも当然のように思えてくるのが仙道のすごいところです。ここから陵南の反撃、そして田岡監督による湘北の不安要素が語られます(このしばらく後のドラマを引き立てるだけになるんですがね)。
 湘北も流川がリードを広げるも仙道がすぐに追いつき、次第に仙道が会場全体を支配してきます。別に美形キャラでもないのに、仙道に女性ファンが多いのは「有無を言わさぬ強さ」という魅力があるからなんでしょうね。
 仙道の猛攻を抑えるべく、赤木や流川が奮闘しますがそれを物ともせず仙道は得点を重ねます。最高にカッコいいですね。赤木は4つめのファウルを取られ、ピンチに立たされます。その上、三井がスタミナ切れで倒れると言う最悪の状況を迎えたところで21巻へ。もう息つく暇がありません。


◇JC21巻:陵南戦決着
 貴重な3ポイントシューター・三井がスタミナ切れで倒れてしまいます。残り2分、1点差での三井の離脱は思った以上にダメージがあります。会場全体が陵南の応援に周り、湘北の切り込み隊長・宮城も厳しいマークでボールを運べません。逆転も時間の問題かと思われたその時、場内に神奈川県予選の優勝旗を持った湘北高校柔道部主将・青田(赤木のライバルらしい)の声が響き渡ります(知らない人は1巻あたりを読んでください)。
 これに鼓舞されて木暮(メガネくん)にパスが渡りますが、魚住に難なく弾かれます(キングコングのようだ)。仙道にルーズボールを拾われ、福田へのパス。もうダメかと思ったその時、桜木が立ちはだかります。なんか主役らしい動きです。福田は味方の越野へとパスし、越野がシュートを打ちますが赤木がブロック。三井もベンチに戻り、最終局面へと向かいます。いっぱい揃ってなんかカッコいいぞ。
 リバウンドボールを仙道が取り、またもや流川を抜き去ったところでなんと桜木がドリブルのボールを弾きます。おぉ、主役っぽい! 田岡監督の「何故桜木がいるー!?」の言葉と相まった盛り上げ方も最高です。ヘルドボール(要するにジャンプボール)のあと、ボールを保持した仙道はこの試合最高らしいパスを魚住へ通します。赤木の一瞬の虚を突いた魚住がシュートを決めようとしたところへまたもや桜木がブロックします。田岡監督も思わず「何故桜木がそこにいるんだぁ!?」と叫ばずにはいられません。ここに来て、桜木に恐怖します。両チームとも「勝ちたい」という気迫は十二分にあるのでどちらがそれを上回るかです。読んでる私もテンションが上がってきます。流川がボールを弾かれ、陵南の速攻と思われたその時、またもや桜木が現れてパスカットします。
 近くには流川と木暮。焦った陵南は流川に2人のマークが付きます。普通に考えれば、「木暮は補欠で流川はエース。ゆえに流川をマーク」となりますが、桜木が流川にパスを出すはずがありません。フリーになった木暮が試合を決定付ける3ポイントシュートを決めます。この翌週の#183は木暮が主役のお話。赤木との出会いからこれまでの回想が流れます。日は当たらなかったけれど3年間頑張ってきた男が最後の最後でヒーローになる。ベタですが、これほど燃える展開が他にあるでしょうか? 読者のテンションも最高潮のはずです。これで燃えなきゃ男じゃありません。
 残り58秒、ここから13ページに渡ってセリフが全くありません。流川と赤木、そして桜木を抜いた仙道が反撃の狼煙を上げたのが38秒前。赤木が魚住をかわしてシュートを狙うも福田に阻まれて外れる。リバウンドを桜木がキャッチし、両手でダンクを決める。練習試合の時のような油断はありません。残り1秒までしっかりとガードして70-66。湘北がIHへの切符を手に入れます。思わず赤木は涙しています。そこへ桜木が駆け寄り「さぁ、整列だ」と声をかけます。この構図、海南戦終了時とちょうど逆になるんですね。両チームとも泣き崩れています。その後の記者インタビューで陵南の田岡監督が「敗因はこの私!! 陵南の選手たちは最高のプレイをした!!」と応えて綺麗に締めくくりました。茂一、おいしいな~。
 表彰式を終え、安西先生の入院する病院へと湘北の選手達は押しかけます。そして病室で胴上げという荒技を披露。最後までやってくれます。これにてひとまず試合は終了。次は全国です。



 足掛け5冊にも渡った陵南戦。海南戦でも十分にアツイのですが、これも負けないぐらいのテンションで描かれています(個人的には海南戦のが好きなんですが)。バスケマンガでは間違いなく一番、スポーツマンガでも屈指の名勝負ではないでしょうか? スラムダンクが遺したものは、かなり大きいです。さて、次は豊玉戦をやろうかやるまいか・・・

車が欲しい

2005年11月21日 18時43分20秒 | Weblog
 最近、無性に車が欲しくなります。いえね、二輪も欲しいんですけど、そのためにはまず免許を取らないといけないんで。現在我が家には二台の車があります。マツダのデミオとホンダのセイバーが常駐しています。ほとんど製造責任者1が使うのですが、私も免許を持っています。私の自由にできる足、つまりはマイカーが欲しいなと。


 大概のモノに対してはあまりこだわりはないのですが、車だけはちょいと話が違います。具体的なラインナップとしてはオペルのアストラ、アウディのA3、マツダのアクセラあたりでしょうか。これは

①ハッチバック及びクーペタイプ
②全長は4.5mぐらいまで
③乗車定員5人以上で4ドア
④でもナンバーが黄色いの(要するに軽)はイヤ

 この条件に個人的な外見の好みを加味して選んだ結果ですね。ドイツ車とマツダしかないのは気のせいでしょう。男なら、外車に憧れます。まぁ、これは留学していた時に自動車大国ドイツでアウディやオペルに感化されたからなんですがね。そういえば、住んでいたアパートの前にはポルシェが止まってましたし、走っているランボルギーニを見たこともありました。日本車としてはトヨタ、マツダ、日産の順に多かったですね。さすが世界のトヨタです。その次にマツダってのは完全にデザインでしょうね。もっとも、数だけならマーチとデミオですが。BMWとかベンツとかワーゲンは、デザインに癖があり過ぎてあまり好きじゃないですね。トヨタは車はいいんですが、会社が嫌い。
 上記条件なら最近良く見かけるアルファロメオはドンピシャなんですが、イタリア車というのに少し抵抗が・・・。さすがにアウディのTTとかオペルのスピードスターにもグッときますが、足にするにはちょいと・・・。


 誰か買ってくれんかな~?

年上の魅力?

2005年11月21日 09時51分04秒 | Weblog
 昨日はわずかな合間を縫ってブログを更新できました。連続更新記録が106日で止まるかとも思ったのですが、何とかつなげました(これを含めると108日間連続になります)。昨日は週間アクセス数を1200弱としましたが、土曜日の分が含まれてなかったらしく、正しくは1500弱でした。お越しいただいた皆様、ありがとうございます

 あの後、打ち上げとして土間土間に行きましたが久々に面白かったなと。笑いが絶えなかったなと。私は内の団では若手の部類に入ります。男性団員では最年少です。U-23が少ないんですね。ゆえに、飲み会などでは年長者の方々に囲まれます。20代半ば~30代半ばで主に構成されています。私はサックス吹きなのですが、サックスパートは総勢8名。一番近いところで3つ上、一番離れたところでは8つ上。惜しむらくは私以外は全員女性ということでしょうか。時折話が通じなくなることがあります。「いえ、生まれてないんで分からないです」とでも言おうものなら、すぐさま非難の的にされます。まぁここで年上との付き合い方を教えてもらったんですけどね(色っぽい意味ではなくて)。それと共に女という生物の恐ろしさも身に染みてるんですが(笑)。

 まぁそんな中、宴は進んでいったのですが、こういう席では毎回労いの気持ちを込めてビールを注いで回る人が現れます。上記の通り男の中では一番下なんで、「No」という選択肢は皆無です。昨日のお店はクラシックラガーだったので正直ちとキツイ・・・(スーパードライぐらいなら飲めますが)。しかし、注がれたら飲まなければなりません。

 それだけならいいのですが、中にはいじめかとばかりに注がれまくる方もおられます。かく言う私も、5月にやった定期演奏会では初めてこの団で棒を振ったので、「殺す気か!」というぐらい飲まされました(スーパードライだったのが救い)。中には、観念してジョッキを差し出して注がれるという潔い方もおられます(当然一気ですが)。まぁアルハラと言う言葉は一部の大学生ぐらいにしか浸透してませんし、こういう場でやらなきゃね、一気にクールダウンしちゃいますし。

 年長者と飲むと、やはり色々とお話を聞けていいものです。自分よりも長い時間を生きておられるのでその分人生経験は豊富。タメニなる話があったり、普段は見れないような子どもっぽい一面が見れたり。大学生には到底不可能な大人の付き合い方が出来ます。こういう時に「年上って素敵だな~」とか思いますね。

 そんなこんなで2時間はあっという間に終わってしまいました。今月は飲み会が比較的多かったので一次会で帰りましたが、中には二次会三次会をこなした方もおられるそうです。「零次会から」という話を耳にするのは気のせいでしょう。

実は体力勝負

2005年11月20日 17時37分31秒 | Weblog
 さて、本日は私が所属する吹奏楽団の秋コンサートをこなしてまいりました。いかん・・・疲労でまともにタイプできん・・・。

 朝も早よからホールへと出向きまして、ゲネプロ(本番前の通し練習)。正指揮者のおっさんが午前中は来れないというので、副指揮者を担当している私が全ての曲を通します。こういうことをするのは高校時代以来なので、勝手が分かりません。ちょいちょいミスりはしましたが、何とか通します。
 
 今回は、アンサンブルが主体のプログラムなので、私もいくつかの団体にエントリーしています。サックス吹きなのでサックスアンサンブル、そして木管楽器全部のアンサンブル、それからフュージョン(T-SQUAREみたいなの)の真似事なんぞも。その上二部の全体合奏では2曲ほど棒を振るのでかなりのハードワーキング(だと思う)。ですが何とかこなします。

 そして昼になり本番開始。プログラム的には2番目から最後まで満遍なく出番があります。ですが、アンサンブルでは団体ごとに衣装を変えるなど、舞台上以外では走ってばかりです。しかも舞台は2F、控え室は3Fと階段を上ったり下りたりの繰り返しです。昔から思ってるんですが、つくづく吹奏楽って体力勝負だなと。大きな楽器は普通に数十キロあるし、管楽器だから肺活量と腹筋いるし。

 演奏としては、アンサンブルで新撰組のテーマあり、ディズニーの曲あり(私も吹いた曲)、フュージョンあり(参加しました)、クラシックあり、サザンあり(TSUNAMIをサックスアンサンブルでやりました。サビをアルトサックスと共にデュエットできたのは最高)。合奏は映画音楽でまとめました。「燃えよドラゴン」は振ってて気持ちよかったな~。お客さんの反応もそれなりに良く、事なきを得たかなと。ただ、奏者としては結構ミスがあったり、思ったとおりの音が出なかったりということもあったので、そこは次に活かしたいと思います。満足いく演奏って難しいやね。
 ちなみに、上の画像は終了後、撤収作業が済んだ状態で皆が語り合っているところを盗撮したものです。この空気がかなり好きなんですよ。皆思いはそれぞれだけど、一つのものを作ったっていう感覚が。


 さて、この後間もなく打ち上げです。会場と自宅が駅一つしか離れてないので、合間を縫ってブログを更新してます。穴を開けるわけにはいかぬ。






 そうそう、今週は最終的にアクセス数が1200弱まで到達しました。来ていただいてる皆様、ありがとうございます(でもIP数は低いんだよな~)。

店主を呼べ!

2005年11月19日 12時53分39秒 | Weblog
 いえ、タイトルに特に意味はありません。そういえば、今週はやたらとアクセス数が多く、1日平均190~200ぐらいお越しいただいております。本当にありがとうございます


 昨日は先週に続きまして、またもや後輩の下宿(前回とは別の)に押し掛けて飲み会が開かれました。私はさすがに途中で帰りましたが、朝日を拝んだ輩もいたでしょう。
 先週はちゃんこを作りましたが今回はおでん。ゆえに仕込みに時間がかかります。本当なら関与せずともまったく問題なかったんですが、そうしてしまうと一回生の後輩♂2が調理を一手に引き受けることになります。それはあまりにもあまりなんで、調理開始予定時刻を聞き出して救援に向かうことにしました。いかんな~、この中途半端なヒロイズムは。いやね、後輩たちで捌ければ私が出張るまでもないんですが、「やらない」連中なんで(決して「できない」わけではないはずですが)。本当は戸籍上だけでも(検閲削除)。

 「11時ぐらいから開始予定」の書き込みどおり、11時過ぎに2回生の後輩♂1(新編集長)の下宿を急襲。私が行ったらすでに始まってると思っていたんですが・・・。そこには新編集長しかおらず買出し&仕込み要員の一回生の後輩♂2の姿はなし。「買出しに行ってから来るって言ってました」との言葉を信じて待つことに。しかし、1時間経っても来る気配はなし・・・。「まさか買ってから『財布が無い!』とか言ってるんちゃうやろうな~?」とか冗談で言ってましたが、まさかね。待ちかねた我々は携帯を手に取りました・・・時刻は正午前、今起きたらしい。仕方が無いので「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を見て時間を潰します。今回のおでんは一回生の後輩♂2に全権を委譲しているので、ヤツがいないと始まりません。3限から出ようと思っていた授業もキャンセル。しゃーねー、ここで私が抜けると更にピンチになる。

 時刻は13:40、再び新編集長の携帯が鳴りました。話しながら苦笑い。

♪買い物しようと町まで 出かけたら
 財布を~ 忘れて~

 全然愉快じゃないわ。冗談が本当になってしまいました。仕方ないので北大路のビブレまでバスに乗って向かいます。そういや昼飯食ってなかった。そこで合流。買い物を済ませて新編集長の下宿へ。ちょいと遅めの昼飯を済ませてから早速調理開始。ここから90分一本勝負が始まります(意味不明)。

 丸々と太った大根が3本も。大根を切ると桂剥きがしたくなるのはなぜでしょう? いえね、料理が好きというよりも切ったり捌いたりってのが好きなんですよ。こう言うとアレですが、実はおでんを作るのは初めて。いや、和食自体が筑前煮ぐらいしか作ったことがないんですが。まぁ出汁の調合などは一回生の後輩♂2に任せます。新編集長も人手が足りないのでジャガイモの皮剥きを手伝ってくれました(アク抜きは私がします)。3人いると2人よりも断然ラク。惜しむらくは、新編集長の下宿にあるキッチンは狭く、入り口の天井が低い。何度か頭をぶつけました。

 大根を切り終わり、下ゆでにかかります。一回生の後輩♂2は卵を30個一気ゆでにかかります。しかもカセットコンロで。ワイルドと言うか無謀と言うか。でも何とか出来上がったのは素晴らしい。大根も煮立ってきて、ジャガイモもアクが抜けました(調理時間短縮のために切込みを入れておく)。と、同時にこんにゃくも三角に切り、切込みを入れておきます(なんぼか手綱にしておきたかった)。16:40ごろ、最近よく手伝ってくれる一回生の後輩♂4が到着。ゆで卵の皮むきにかかります。ヤバイ、茹ですぎた。その後、やっとこ煮込みにかかります。

 煮込みにかかると、どこから匂いを嗅ぎつけたのかハイエナのように他の連中が集まります。来るわ来るわ、本当にハイエナだ。早速テレビやマンガを読み始めます。・・・・・・まぁいいや、想定内だし(中にはちゃんと台所に詰めてくれる人間もいました)。
 
 大根やこんにゃく、ジャガイモ(実はジャガイモ入りのおでんは初)を煮込んだ後、揚げ物の類を投入。おでんらしくなってきた(ナンボか崩れてるけど私が食うわけではないからいいや)。その合間に一回生の後輩♂2は酒やつまみを買いに行きます。本当によく働くヤツだ(こういう時こそ他の連中が動くべきなのに)。おでんも佳境に入ります。途中で帰る輩にいくばくか食べさせ、こちらもようやくありつけます。が、もう作りつかれて食べる気力ナッシング。帰ろうかとも思ったのですが、みすみす食わすのも癪なので一口だけ食って空気を破壊してから帰ろうかと。一回生の後輩♂2はここでも取り分け役を買って出ます。ほんまによく動くな~。ってゆ~か動かんヤツが多いだけか(ったく、働いてないヤツほど餅巾などのレアアイテム食いやがって)。特に感想などは聞けませんでした。聞いても多分参考にせん(ムカつくだけ)だろうからまぁいいか(共に戦った人間の意見はウェルカム どうせ私は料理上手くないし)。

 いくつかの種を食った後、早々に退散。途中まで前編集長(三回生)が見送りに来たのが救い。別にそこまでせんでもいいのに。家に帰るとこちらも食事の準備はされておらず・・・なんでやねん!



 

あきらめたら、そこで試合終了だよ 3

2005年11月18日 09時54分52秒 | Comics
 本当は昨日書くつもりだったんですが、諸事情により出来ませんでした。とりあえず、今日はジャンプコミックスで言えば16~17巻、IH決勝の陵南vs海南戦の感想をば。


◇16巻:陵南vs海南戦前半~後半途中
 この巻は、海南戦で露になった桜木花道の弱さを確認するところから始まります。練習中に自分よりパワーも体格も劣る三井にいいように翻弄されます。さすが中学MVP。それでゴール下という武器を得るために特訓へと移行するわけです。3日間で1500本のシュート(しかも練習時間外)って鬼ですね。ただ、桜木だけでなく海南の神もこれぐらいの練習はしてるらしいです(海南戦時にそういう記述があった)。
 
 そんなこんなで湘北は武里戦に突入。この時、武里の監督が「ウチの狙いは2位出場だ!!」と公言しているあたりに小物さがうかがい知れます(ですが、この人は陵南が湘北に負けると予想している数少ない人物の一人)。まぁ結果は見るも無残んですがね。桜木は寝坊、赤木は怪我で大事をとってすぐにベンチに引っ込む。この布陣に120点も取られてました(80点以上取られたけど)。ってことは誰がセンターをやってたんや? まぁ今回の湘北はあくまで前座。メインの陵南vs海南戦が始まります。

 「次が事実上の決勝戦かも」と言わせるぐらいの両チーム。なんたってどちらも主役に■■■ますからね(バレバレだが検閲削除)。早くも緊張感が漂っています。試合前練習の最後で海南の清田が1人アリウープを決めようとしますが、バウンドさせた球がそのままゴール。逆に陵南は仙道のパスボールをニューフェースの福田が見事にアリウープを決めます。「海南負けるかも」と思わせるには十分な説得力ですね。

 試合開始直前、両チームともミーティングをしている最中、陵南の田岡監督が海南の高頭監督との因縁を語ります。「オレが高2の時、ヤツは『恐怖の新入生』といわれ、1年にしてすでにスターだった」と始まり、「そう、今で言えばオレが仙道、高頭が流川みたいなもんだ」と綺麗に締めくくるのですが、陵南の選手たちは「ウソだ!」と非難します。多分、仙道も流川も二枚目だからじゃないでしょうか? その後、今年の陵南は例年に無く練習したということが語られます。もう陵南が勝たなきゃいけない雰囲気になってます。

 試合が始まっても勢いは止まりません。「神奈川No.1の看板は今日限り、おろしてもらう」と陵南のキャプテン・魚住が海南のキャプテン・牧に啖呵を切ります。
牧は「お前にゃ無理だ魚住」と切り返す。魚住は「オレじゃない。ウチの仙道がやる」と言い切ります。このやり取り、結構日常でも使えます。いや、本人の与り知らないところで勝手に丸投げするのはどうかと思いますが。
 そして試合開始、普段はフォワードの仙道がこの試合はポイントガードとして帝王・牧とマッチアップします。これ、誰がなんと言おうと神奈川No.1対決でしょう。「馴れないポイントガードをやらせることは仙道の力を殺すことになる」と高頭監督は予測します。案の定魚住へのパスが高すぎて通り過ぎてしまう・・・と思いきや実は福田へのパス(しかもアリウープ)。早くも先制点をたたき出します。その後も、仙道は自ら攻撃には出ずに周りにパスを回して得点を重ねます。仙道の攻撃力が発揮できない代わりに、攻撃力に非凡なものを持つ福田がその分をカバーすると(ディフェンスはザルだけど)。福田のバックグラウンドも語られますが省略。

 陵南は前半を10点リードで終わり、後半に突入。未だ勢いは止まらず。終には15点も差を開けるのですが、そこで海南が爆発。清田が魚住をかわしてダンクを決めると猛追が始まります。16巻も終わり。
 

◇17巻:陵南vs海南戦後半途中
 前巻の最後で海南の追い上げが始まります。一時は15点もあった差が5点まで縮まります。牧は仙道と魚住をごぼう抜きにしてゴールを決め、さらにはワンスローももらいます。試合序盤であれだけの見せ場を設けたのが、ここで逆効果になってきます。魚住は焦るあまり、ファウルが込んできます。そこに追い討ちをかけるように神の3ポイントが火を噴きます。そして最悪の状況が。後半残り7分、なんと大黒柱の魚住が5ファウルで退場となってしまいます。しかも海南が逆転。もうこの時点で海南の勝ちは確約されました。

 が、天才・仙道が奮起して何とか喰らいつきます。このマンガ、仙道が出れば必ずカッコいいシーンが出ますね。が、いくら仙道といえど1人で王者・海南を相手にするのは無謀というもので、次第に疲れが見えてきます。陵南は福田を投入して攻勢に出ます。1ゴール差まで詰め寄り、終了間際、味方がスティールしたボールを仙道が奪取、攻めあがります。が、すぐに牧が追いつきます。ここでの駆け引きは秀逸。ブロックすることも可能だったのですが、なんと牧はスルーします。まぁここで手を出してたら負けてましたからね。延長戦にまでもつれ込みますが、終に陵南は負けてしまいます。海南の津世sが改めて浮き彫りにされましたね。


 思ったより長くなってしまいました。次は湘北vs陵南戦をお送りします。

ぼくらのヒーロー

2005年11月17日 09時20分56秒 | Soccer
 さてさて、昨晩はアンゴラ戦でした。かのナイジェリアを下してW杯出場権を勝ち取ったアンゴラ、その実力は如何ほどかとも思いましたが、

「大したことないやん。」

 と思ってたんですよ最初は。開始早々からチャンスはあったのですが、どれも得点に結びつかないというジレンマ。今回の解説は松木さんでもなく、セルジオさんでもなく水沼さん。試合中はそうでもないのですが、ハーフタイムから結構厳しい意見が飛びました。ってゆ~か厳しいツッコミと言ったほうがいいかもしれないですが。

 確かにね、前半12分ぐらいまではいつ決まってもおかしくないようなシュートシーンが多かったと思います。でもネットは揺らせず・・・。「その内決めてくれるやろう」とタカを括っていたのですが、次第にシュートシーンが減っていきます。ってゆ~か、アンゴラDFがいい弾き方をしてたと思います。そして前半終了。

「おいおい、後半はしっかりやってくれよ(ってゆ~かジーコ、早く松井大輔を出せ)。」

 って思ってました。そんなこんなで後半開始。
後半1分:「駒野(早く松井大輔を出せ)~!!」
後半10分:「中澤(バンテリン)~!!」
後半21分:「やっと投入か遅いわ、ジーコ!! 頼むよ松井君。」
後半23分:「俊輔(FK曲がりすぎや)~!!」
後半32分:「高原(もうちょい高ければ・・・)~!!」
 という感じで心の中で叫んでいました。個人的には、最近上向き加減の稲本の活躍が見たかったかなと。アンゴラサイドはほとんどスタミナ切れを見せず、むしろ日本の集中力切れを狙ってきているようにさえ思いました。高地の人間はシャレにならんな~。もうダメかもと思ったその時、あの男がやってくれました。

 後半45分、我らが松井大輔が[スローイン→俊輔→柳沢]と経由してきたボールを頭で押し込んでゴール。やはり松井大輔は日本に無くてはならない、ル・マンにも無くてはならないプレーヤーになってくれました。北朝鮮戦の大黒と少々フィードバックする節がありました。[阿部-松井-大黒]というラインが出来上がれば結構面白くなると思うのですが・・・。まぁ何にせよ勝って良かったです。