1767 必ず春を迎える
さくらさくらに会えたよ
那須連山は真っ白
阿武隈川は冷え込み
そこに住む自分は寒さで躰が縮む
自然は、春夏秋冬、四季の移ろいや彩の変化を
日常生活のなかにもたらしてくれる
季節の移り変わりは
人間の心に希望をもたらしたり
癒してくれたりもする
北国は、いま厳しい冬にあるけれど
必ず春を迎える
冬は凍えるような寒さや吹雪にあっても
木々は芽をふくまらせながら
じっと春の訪れを待つと同じように
老いびともそうして春を待ち焦がれる。
生きることを諦め
希望なくした老いびとは
会えないと思っていた
さくらさくらに会えたことで
冬を乗り越え生きられてきたことに
「ありがとう」と呟く
介護というひとつ一つの積み重ねのなかで
老人の心に「春」をどうもたらしていくか
そこに老人介護の本質があるように思えてくる
さくらさくらに会えたよ
那須連山は真っ白
阿武隈川は冷え込み
そこに住む自分は寒さで躰が縮む
自然は、春夏秋冬、四季の移ろいや彩の変化を
日常生活のなかにもたらしてくれる
季節の移り変わりは
人間の心に希望をもたらしたり
癒してくれたりもする
北国は、いま厳しい冬にあるけれど
必ず春を迎える
冬は凍えるような寒さや吹雪にあっても
木々は芽をふくまらせながら
じっと春の訪れを待つと同じように
老いびともそうして春を待ち焦がれる。
生きることを諦め
希望なくした老いびとは
会えないと思っていた
さくらさくらに会えたことで
冬を乗り越え生きられてきたことに
「ありがとう」と呟く
介護というひとつ一つの積み重ねのなかで
老人の心に「春」をどうもたらしていくか
そこに老人介護の本質があるように思えてくる