老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

946 死に方は、生き方より難しい

2018-11-05 21:02:00 | 老いの光影 第3章

死に方は、生き方より難しい

11月1日で93歳を迎えた大沼滋治さんが
今日の未明 この世を去った。

ご冥福をお祈りします。

滋治さんにとり無念の死であったのかな、と
感じられてならず
景色が滲んで映った。
目は見開いていた。
瞼を閉じようと手で塞ぐも元に戻ってしまった、と妻は話す。

喉が渇き 唇が裂けるど
水を欲していたのに
末期の水を飲むことも叶わなかった。

養子の息子は二階で寝ていて
最期を看取ることができず
死後硬直の状態になってから
息をしていないことに気づいた。

産まれるときは
赤ん坊を取り上げてくれる人がいて
ひとりではなかった。

死するときは
必ずしも誰かが傍らに居るとは限らない。

死に方は、生き方より難しい。
そのことを滋治さんは教えてくれた。


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2 コメント

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こんばんは☆ (Ray)
2018-11-05 23:33:45
こんばんは☆
そして、おかえりなさい☆

そして、……

ご冥福をお祈り申し上げます。


そして、……

星光輝さまの、奥様。
素晴らしいと、感じました。

なんでもないことのようであり、
でも、だけど、なかなか、出来ることではない、と、
こころから、おもいました。

*****

このかたは、先般に、記事のなかで、お話をしてくださったかたのこと……ですね。

遠くへいってしまわれましたけれど、
きっと、もう、苦しくなくて。

そして、きっと、きっと、星光輝さまご夫婦に、
「ありがとう」
の、お気持ちだろうと、感じました。


寒くなりました。
どうか、星光輝さまも、お身体、お大切に・・☆

Ray
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きっと楽になられたと^^ (はな)
2018-11-09 06:15:07
広く大きな天に昇って下界を見下ろす

それも面白いような気がします。

母は 45度傾斜の体位変換で 「えらいよぉ~」と言っていましたが
今日は静かでした。

病院は24時間体制ですので 看護士さんがウロウロしています。
可愛いエプロン掛けだったり 真っ白のズボンだったり

頼もしい限りです
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