老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

516;上手な介護サービスの活用処方 第34話「認定調査の項目」 〔32〕 「外出すると戻れない」

2017-11-06 14:09:14 | 上手な介護サービスの活用処方
上手な介護サービスの活用処方 第34話「認定調査の項目」 〔32 
             3-9 外出すると戻れない(有無)

1.ない
2.ときどきある
3.ある

1.外出して一人で戻れないことが、過去1か月間に1度も現れたことがない場合や
ほとんど月1回以上の頻度では現れない場合をいう

・意識障害、寝たきり等の理由により、外出が起こりえない場合も含まれる
2.少なくとも1か月間に1回以上、1週間に1回未満の頻度で現れる場合をいう
3.少なくとも1週間に1回以上の頻度で現れる場合をいう

「外出すると戻れない」行動とは、外出だけでなく、居室や居住棟から出て自室や自宅に戻れなくなる行動も含む。

認定調査項目〔31〕「徘徊」とも関連する。
認定調査対象者が、外へ出だし「徘徊」中に、家に戻れなくなったことがあり、
警察官や近所の人のお世話になったことも度々あったので、
いまは家族交代で本人が出ないように見守りをしている。
このような場合、外へ出ることもなくなり、「ない」に選択されてしまい、
家族の苦労が特記事項に反映されなくなる。
家族が見守りをしている「手間」や「苦労」を認定調査員に話されることが大切です。
(見守りをしていなければ、「本人は外出し戻れない」状態になる)

勿論、自宅内でもトイレや洗面所に行っても寝室や居間に戻れないような場合も、
「ある」または「ときどきある」に該当します。


次回から 第4群 精神・行動障害 の認定調査項目になる(15項目あります)


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