滝の汗 敷布に寝ぐせ 写しけり
(たきのあせ しきふにねぐせ うつしけり)
695 【季語】 滝の汗 【季節】 三夏
〔とにかく暑い。汗びっしょり。〕
秋めくに 朝と昼の間 寝て暮らす
(あきめくに あさとひるのま ねてくらす)
696 【季語】 秋めく 【季節】 初秋
〔季語の朝寝、昼寝は、季節が違う。その中間は。〕
秋暑し ひたすら熱き 昨日今日
(あきあつし ひたすらあつき きのうきょう)
697 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋
秋暑し 日毎に募る 年の戀
(あきあつし ひごとにつのる としのこい)
698 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋
〔歳とともに、人恋しさが募る。〕
夢の中 光り続けよ 秋蛍
(ゆめのなか ひかりつづけよ あきぼたる)
699 【季語】 秋蛍 【季節】 初秋
掻き氷 カチカチ凍え 食らいけり
(かきこおり かちかちこごえ くらいけり)
700 【季語】 掻き氷 【季節】 三夏
〔今日8/19は俳句の日だそうだ。
この句で、ブログ載句700句である。〕
この句で、ブログ載句700句である。〕
涼風は 吹きそで吹かず 首を振る
(すずかぜは ふきそでふかず くびをふる)
701 【季語】 涼風 【季節】 晩夏
秋暑し 笑うしかない この熱さ
(あきあつし わらうしかない このあつさ)
702 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋
笑うまい 北をば目指す 台風を
(わらうまい きたをばめざす たいふうを)
703 【季語】 台風 【季節】 仲秋
〔冗談で、北の国を目指せばよいと言ったらそうなった。恐い、恐い。〕
台風の 歩みのろくも 雨しとど
(たいふうの あゆみのろくも あめしとど)
704 【季語】 台風 【季節】 仲秋
"〔小型の台風なのだが、速度は自転車並みで被害甚大。
はやく、消えて。どっか行って。〕"
はやく、消えて。どっか行って。〕"
しかと降る 雨よりもみじ 欲しきもの
(しかとふる あめよりもみじ ほしきもの)
705 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋
欲しきもの 色づくもみじ 妹の声
(ほしきもの いろづくもみじ いものこえ)
706 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋