大寒や 三月並に 暮れてゆく
(だいかんや さんがつなみに くれてゆく)
11493 【季語】 大寒 【季節】 晩冬
大寒や 鉄橋の音 低く冴え
(だいかんや てっきょうのおと ひくくさえ)
11494 【季語】 大寒 【季節】 晩冬
正月の 過ぎてやること 何もなし
(しょうがつの すぎてやること なにもなし)
11495 【季語】 正月 【季節】 新年
目薬の 滲みて泪の 寒の水
(めぐすりの しみてなみだの かんのみず)
11496 【季語】 寒の水 【季節】 晩冬
狼の 懐恋し 冬の朝
(おおかみの ふところこいし ふゆのあさ)
11497 【季語】 冬の朝 【季節】 三冬
リモコンに コーヒー零して 冬旱
(りもこんに こーひーこぼして ふゆひでり)
11498 【季語】 冬旱 【季節】 三冬
冬ほどに 花の清けき 時はなし
(ふゆほどに はなのきよけき ときはなし)
11499 【季語】 冬 【季節】 三冬
往き帰り 姿異なる 寒椿
(いきかえり すがたことなる かんつばき)
11500 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬
寒椿 落ちて二度目の 花が咲き
(かんつばき おちてにどめの はながさき)
11501 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬
苔の庭 紅一点の 寒椿
(こけのにわ こういってんの かんつばき)
11502 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬