俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

秋津島

2018年09月02日 | 俳句

市に隠る 厄日過ぎての 颱風
(しにかくる やくびすぎての たいふうん)
19705 【季語】 颱風 【季節】 仲秋
市に隠る=市隠=隠居して俗世間との関わりを絶った人。


全身の 産毛に感ず 秋の息
(ぜんしんの うぶげにかんず あきのいき)
19706 【季語】 秋 【季節】 三秋


憲法を 守らぬ人が 冬の芽に
(けんぽうを まもらぬひとが ふゆのめに)
19707 【季語】 冬 【季節】 三冬


九月とて 猛暑は続く まだ続く
(くがつとて もうしょはつづく まだつづく)
19708 【季語】 九月 【季節】 仲秋


白き空 青蘆映ゆる 水辺かな
(しろきそら あおあしはゆる みずべかな)
19709 【季語】 青蘆 【季節】 三夏


記憶なき 記録無き国 秋津島
(きおくなき きろくなきこく あきつしま)
19710 【季語】 秋 【季節】 三秋


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

厄日

2018年09月02日 | 俳句

昨日は 三大厄日 大荒れに
(さくじつは さんだいやくび おおあれに)
19698 【季語】 厄日 【季節】 仲秋
三大厄日=
二百十日(9/1),二百二十日(9/11),八朔(9/13,旧暦の8/1)と
嵐の要注意日とされ荒日が続く。


パワハラで 無いパワハラや そぞろ寒
(ぱわはらで ないぱわはらや そぞろさむ)
19699 【季語】 そぞろ寒 【季節】 仲秋


道路鏡 黒雲映し 雷電も
(どうろきょう こくうんうつし らいでんも)
19700 【季語】 雷電 【季節】 三夏
雷電=稲光


見とれてる 蜻蛉の交尾 幸運あり
(みとれてる とんぼのこうび こううんあり)
19701 【季語】 蜻蛉 【季節】 三秋


夢殿は 何角形か 秋暑し
(ゆめどのは なんかくけいか あきあつし)
19702 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋


稲光 雷鳴の次 雹の降る
(いなびかり らいめいのつぎ ひょうのふる)
19703 【季語】 稲光 【季節】 初秋


呑兵衛の 邯鄲の夢 悟りあり
(のんべえの かんたんのゆめ さとりあり)
19704 【季語】 邯鄲 【季節】 初秋
邯鄲=人の世の栄枯盛衰がはかないたとえ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月2日 不眠症

2018年09月02日 | 俳句暦


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする