久方の 秋晴に気は 上天気
(ひさかたの あきばれにきは じょうてんき)
19881 【季語】 秋晴 【季節】 三秋
足跡に 男女の差あり 露の秋
(あしあとに だんじょのさあり つゆのあき)
19882 【季語】 露の秋 【季節】 三秋
秋声や 日光へ飛びし 旅心
(しゅうせいや にっこうへとびし たびごころ)
19883 【季語】 秋声 【季節】 三秋
竹林の 嵯峨野に吹くや 秋声
(ちくりんの さがのにふくや しゅうせい)
19884 【季語】 秋声 【季節】 三秋
川沿いの 芒穂靡く 風の筋
(かわぞいの すすきほなびく かぜのすじ)
19885 【季語】 芒の穂 【季節】 晩秋
桜紅葉 咲いて二度目の 花見かな
(はなもみじ さいてにどめの はなみかな)
19886 【季語】 桜紅葉 【季節】 仲秋
午前入り 夜長の時計 狂いしまま
(ごぜんいり よながのとけい くるいしまま)
19887 【季語】 夜長 【季節】 三秋
露宿す 草を好みて 散歩する
(つゆやどす くさをこのみて さんぽする)
19888 【季語】 露 【季節】 三秋
秋寒し ズボンのファスナー 締め忘れ
(あきさむし ずぼんのふぁすなー しめわすれ)
19889 【季語】 秋寒し 【季節】 晩秋
秋の昼 鯉の尾鰭の 水飛沫
(あきのひる こいのおひれの みずしぶき)
19890 【季語】 秋 【季節】 三秋
明日には 来るぞ来るぞと 野分呼び
(あしたには くるぞくるぞと のわきよび)
19891 【季語】 野分 【季節】 仲秋