俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2月26日 梅東風

2019年02月26日 | 俳句

春めきて 時の流れも ゆっくりと
(はるめきて ときのながれも ゆっくりと)
20167 【季語】 春めく 【季節】 初春


一葉の はがき届きて 春きざす
(いちようの はがきとどきて はるきざす)
20168 【季語】 春きざす 【季節】 初春


口開けて 立ち泳ぎする 春の鯉
(くちあけて たちおよぎする はるのこい)
20169 【季語】 春 【季節】 三春


池の鯉 餌求む口に 春動く
(いけのこい えもとむくちに はるうごく)
20170 【季語】 春動く 【季節】 初春


春の昼 下弦の月の 青空に
(はるのひる かげんのつきの あおぞらに)
20171 【季語】 春 【季節】 三春


春の土 走って確かむ 柔らかさ
(はるのつち はしってたしかむ やわらかさ)
20172 【季語】 春 【季節】 三春


フェンス越し 中学生の声 木の芽風
(ふぇんすごし がくせいのこえ きのめかぜ)
20173 【季語】 木の芽 【季節】 三春
木の芽風=木の芽どきに吹く風のこと。


積ん読の 癖直らずに 二月尽
(つんどくの くせなおらずに にがつじん)
20174 【季語】 二月尽 【季節】 初春
二月尽=二月の末。


呑んべには 遅日が憎い 日に見えて
(のんべには ちじつがにくい ひにみえて)
20175 【季語】 遅日 【季節】 三春
遅日(ちじつ)=春の日が遅々として暮れかねること。
=日永(ひなが)。


梅東風や 忘れてくれるな 太宰の府
(うめごちや わすれてくれるな だざいのふ)
20176 【季語】 梅東風 【季節】 三春
梅東風(うめごち)=東風(こち)=春に吹く東の風。
〈桜東風(さくらごち)〉〈雲雀東風(ひばりごち)〉など時期に応じた名をつけて呼ぶ。



2月26日

2019年02月26日 | 三選俳句暦

2007年2月26日
行く雲も 流れる水も 春の色
(ゆくくもも ながれるみずも はるのいろ)
2548 【季語】 春の色 【季節】 三春


2015年2月26日
春雨や 差すかささずか 濡れ惑い
(はるさめや さすかささずか ぬれまどい)
17411 【季語】 春雨 【季節】 三春


2015年2月26日
春愁い 影に見出す 己が齢
(はるうれい かげにみいだす おのがとし)
17413 【季語】 春愁 【季節】 三春