俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2020年10月13日 赤とんぼ

2020年10月13日 | 俳句




赤とんぼ 今じゃ日の本 住みにくし
(あかとんぼ いまじゃひのもと すみにくし)
20918 【季語】 赤とんぼ 【季節】 三秋


赤とんぼ 止まる気なしや 右左
(あかとんぼ とまるきなしや みぎひだり)
20919 【季語】 赤とんぼ 【季節】 三秋


秋風や 迷走台風 北南
(あきかぜや めいそうたいふう きたみなみ)
20920 【季語】 秋風 【季節】 三秋


秋の夜や 隣の女房 早や寝たり
(あきのよや となりのにょうぼ はやねたり)
20921 【季語】 秋の夜 【季節】 三秋


秋立つに 混乱多き 霞ヶ関
(あきたつに こんらんおおき かすみがせき)
20922 【季語】 秋立つ 【季節】 初秋


朝顔や 一輪一輪 また一輪
(あさがおや いちりんいちりん またいちりん)
20923 【季語】 朝顔 【季節】 初秋


荒海や 迷走台風 何故かしら
(あらうみや めいそうたいふう なぜかしら)
20924 【季語】 台風 【季節】 仲秋


ひとひらの 紅葉落ち行く ひらひらと
(ひとひらの もみじおちいく ひらひらと)
20925 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋
ひとひら=一枚


天の川 都会の空じゃ 見えません
(あまのがわ とかいのそらじゃ みえません)
20926 【季語】 天の川 【季節】 初秋


秋の空 色んな雲が 泳いでる
(あきのそら いろんなくもが およいでる)
20927 【季語】 秋の空 【季節】 三秋


月の友 コロナ禍の中 中々に
(つきのとも ころなかのなか なかなかに)
20928 【季語】 月 【季節】 三秋


身に染みて 野晒し奇行 シャレじゃなし
(みにしみて のざらしきこう しゃれじゃなし)
20929 【季語】 身に沁む 【季節】 三秋
野晒し=しゃれこうべ


つれづれに 握っるマイクに 秋愁い
(つれづれに にぎっるまいくに あきうれい)
20930 【季語】 秋愁い 【季節】 三秋
つづづれに=徒然に=手持ち無沙汰の状態。
吉田兼好「徒然草」。


高層の ビル吹き抜くや 秋の風
(こうそうの びるふきぬくや あきのかぜ)
20931 【季語】 秋の風 【季節】 三秋


秋の空 白露溜めて 白さ増し
(あきのそら しらつゆためて しろさまし)
20932 【季語】 秋の空 【季節】 三秋


曼珠沙華 撮り損ないて 散りにけり
(まんじゅしゃげ とりそこないて ちりにけり)
20933 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


菊人形 枚方の灯も 消え久し
(きくにんぎょう ひらかたのひも きえひさし)
20934 【季語】 菊人形 【季節】 晩秋


昨年の 表情薄る 案山子かな
(さくねんの ひょうじょううする かかしかな)
20935 【季語】 案山子 【季節】 三秋


川面にも 風と色との 秋の影
(かわもにも かぜといろとの あきのかげ)
20936 【季語】 秋 【季節】 三秋


どうしょう 団扇長袖 残暑かよ
(どうしょう うちわながそで ざんしょかよ)
20937 【季語】 残暑 【季節】 初秋


熟柿には スプーン二つ 両腕で
(じゅくしには すぷーんふたつ りょううでで)
20938 【季語】 熟柿 【季節】 晩秋


今日からは 日本の恥よ アベマスク
(きょうからは にほんのはじよ あべますく)
20939 【季語】 マスク 【季節】 三冬


トランプに 贈ってあげたし アベマスク
(とらんぷに おくってあげたし あべますく)
20940 【季語】 マスク 【季節】 三冬


葉鶏頭 鶏頭の血の 系統か
(はげいとう けいとうのちの けいとうか)
20941 【季語】 葉鶏頭 【季節】 三秋


どの道の 専門家なの 秋政
(どのみちの せんもんかなの あきまつり)
20942 【季語】 秋 【季節】 三秋


この道は 誰でもいいや 秋政
(このみちは だれでもいいや あきまつり)
20943 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋冷や やることなすこと 乱れてる
(しゅうれいや やることなすこと みだれてる)
20944 【季語】 秋冷 【季節】 仲秋


白露を  振り払う萩の  捻りかな
(しらつゆを  ふりはらうはぎの  ひねりかな)
20945 【季語】 白露 【季節】 三秋


白露や 薔薇の棘には 寄り付かず
(しらつゆや ばらのとげには よりつかず)
20946 【季語】 白露 【季節】 三秋


秋立つや 内外政変 落ち着かず
(あきたつや ないがいせいへん おちつかず)
20947 【季語】 秋立つ 【季節】 初秋


口開けし 柘榴の甘さ 遠き味
(くちあけし ざくろのあまさ とおきあじ)
20948 【季語】 柘榴 【季節】 仲秋


銀杏を 拾って焼いて 鼻摘まみ
(ぎんなんを ひろってやいて はなつまみ)
20949 【季語】 銀杏 【季節】 晩秋


秋の雨 不安漂う 白き空
(あきのあめ ふあんただよう しろきそら)
20950 【季語】 秋 【季節】 三秋


一年半 会えぬ友との 萩芒
(いちねんはん あえぬともとの はぎすすき)
20951 【季語】 萩 【季節】 初秋


木守柿 由来を知りて 尚好きに
(きもりがき ゆらいをしりて なおすきに)
20952 【季語】 木守柿 【季節】 三冬


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月13日

2020年10月13日 | 三選俳句暦




2006年10月13日
鐘突くに 蜻蛉止まりて 散ぬを待つ
(かねつくに とんぼとまりて いぬをまつ)
1114 【季語】 蜻蛉 【季節】 三秋

2012年10月13日
いちらくや 我は天下の 自遊人
(いちらくや われはてんかの じゆうじん)
15047 【季語】 * 【季節】 *

2015年10月13日
死に頃も 生き頃もまだ 暮の秋
(しにごろも いきごろもまだ くれのあき)
17653 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋




【2007年12月9日から12月12日のブログを修正しました。】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする