常念と槍 12月4日
鋲打タイヤ(スパイクタイヤ)全盛の頃、松本の春は黄沙とスパイク粉じんでいつも霞んでいた。
そしてスパイク禁止令が発令された時は少なからぬパニックが巻き起こった。
タイヤチェーンに頼る走行に戻るくらいなら冬になったら車に乗らないと宣言する人もいた。
そのころのスタッドレスタイヤの信頼感は低く、あんなもので雪道が走れるわけがないと切り捨てられた。
しかしその後スタッドレススノータイヤの性能向上は目覚ましく、今や当時のスパイクをしのぐ走行性を確保している。
穏やかな晴天に恵まれタイヤを付け替えた。