鳩の日向ぼっこ(松本城にて)
今月で農家組合長の任期が終わるので、最終会議兼慰労会が昨夜開催された。
農家組合は農業協同組合に加入している農家と、組合を結ぶ、組織の最先端である。
しかし 組合員に専業農家は希少で、定年退職後の就農者が大多数を占めている。
当地区に限って言えば、農業生産性が低く、農協の経営は極めて苦しい。
辛辣に云えば 金融・共済事業の収益を廻してもらい、辛うじて本業を続けている状況である。
時代に乗り遅れた衰退した家業を、息子や娘の仕送りで、先の見通しがないまま続けているようなものだ。
かって農協組織の中枢は、規模拡大による現状打開を目指し、合併を推進してきたが、成果ははかばかしくない。
そのような中で 現実に農協組織を支えているのは、職員の皆さんである。
難しい関門はあるだろうが株式会社に衣替えしたら、旧来のしがらみかが解き放たれて、柔軟に改革が進められるだろうと思うことがある。。
2年間の任期を終えるに当たり、農業協同組合の課題がほんの少し見えたように思った。