茶の花
鹿児島空港の近くで、綺麗に刈りこまれた茶畑に誘われてその畦道に立った。
茶畑がないの山国育ちであるからこんなに近寄って見るのは初めてだ。
触ってみると思ったより堅い葉の蔭に、清楚に花が咲いていた。
知覧武家屋敷を巡る道筋に沿った石垣の上の植え込みはお茶であった。
静かな佇まいの中に溶け込みように茶の花が咲き、地面に丸い茶の実がいくつかこぼれて転がっていた。
新しい花が咲いて、それを見届けてから実が落ちるのだろう。
同行の誰かが茶の実を拾っていた、聞くと「お手玉」に入れると良い音が出ると、少女のような答が返ってきた。
早速数個を掌に包んで振って見た、風の音、海の音、子供達のざわめきにも似た音が聞こえた。
その人は、昔の手遊び「お手玉」が今 静かな小さなブームになっていると付け加えた。
茶畑
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