常念が見える部屋から

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小さなお客様

2013年06月29日 | 季節の便り

水辺の花模様

 

梅雨の晴れ間 友人夫妻が小さな子供達を連れてタケノコ採りに来た。

畑まで普段は車に頼るのだが、今日は山沿いの道を歩くことにした。

ちょっと急な坂道を子ども達は元気に歩いたけれど、途中の小休止のあと、父親の背負う竹かごに2歳の男の子を入れた。籠から首を出して最初びっくりした顔をして、喜びの顔に変わった、子供は本当に素直である。

私にとってそれはとても懐かしい風景であったし、友人の故郷中国新疆でも同じだったという。

昨夜の雨で背伸びしたタケノコを収穫して、途中で桑の実のなる木の下へ少し寄り道した。

新疆にも桑畑があって子供のころ桑のみを食べたと友人が言って、子ども達が食べるかどうかわからないけれど子ども達に桑の実を教えたいという。

幸いなことにいくつかの実が鳥たちに食べられずに残っていた。

背の高い友人は、いとも簡単にその枝を手繰り寄せ、ほどよく熟れた実をいくつか採取して奥さんと子供たちに与えた。

4歳の女の子は桑の実を父親が口に入れるのを見て、恐る恐る真似をした、そしてすぐ可愛く笑って「美味しい」という。

二歳の男の子も姉の真似をしてすぐ笑顔になった。

この後家に帰って簡単な昼食をして帰ったけれど、何とも楽しい客人達であった。

 

 

 

 

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