朝日を受けて 遅れ咲きの百日紅が際だって見える。
全ての光を吸いこんでしまう深い色彩の空に半月が残っていた。
敬老の日には、町内に暮らす75歳以上の高齢者を招いての慰労祝賀会がある。
以前は古希を過ぎた70歳以上が招待されていたが、平均寿命が大幅に伸びたことにより、老いを敬う年齢が75歳に引き上げられた。
その差境は昭和12年生まれである、我々12年4月以降の誕生者はその栄えある祝賀会への参加を5年間待たされることになった。
同級生達はその不運を嘆くより喝采した。
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