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旬のサクランボが届いて、ニワウメの実りのことを考えながら口の中で器用に種を選り分けていた。
朝 ニワウメは葉の陰に隠れて目立たないけれど、いつの間にかきれいに色づいて、サクランボより豊かな色彩で並んでいた。
1センチにも満たない小粒だけれど、たっぷりと果汁を含んで重量感がある。
人より多く分け前にありつくために、より早く種を選り分け、吐き出すこつも忘れずに覚えていた。
時には種ごと飲み込むこともあった、その種が盲腸に入って盲腸炎なるという、不真面目な大人の教えを信じて不安な数日を過ごした。
それでも 子供のころニワウメの実るのが待ち遠しかった。
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